9.2014.01/01 2回目?鑑賞。「芸術か記録か」という大論争があったように記憶している。私には記録も一部あるが、ベースは肉体の美しさと感動をあらゆる角度から発信しているように感じた。素晴らしい映像に今回も感動した。 2016.08/26 3回目鑑賞。肉体の美しさ、強靭さ、しなやかさを通して人間・人間性が垣間見える感動作品。記録がもう少し映写としてあれば時代の流れ、変化が興味深く見れるのにちょっと残念。 【ご自由さん】さん [地上波(邦画)] 8点(2014-01-30 18:23:48) |
8.これはいろんなカメラマンが撮影したものを編集したそうだから、画づらに監督のタッチを見てもあんまり意味はないかもしれないが、聖火リレーのときの屋根瓦の構図はあれはどう見ても崑タッチだよね。800mをずっと回しながらワンカットで捉えたのもいい。とにかくスポーツ競技の結果への「興味のなさ」がよく、試合前の選手の表情や敗者の表情など、スポーツをする人間そのものへの興味に絞られているのが潔い。自転車競技の八王子あたりの牧歌的な風景、マラソンの甲州街道沿道も貴重な記録だろう。開会式はこのころはまだ簡素なものだった。これ以後テレビの時代になって記録映画というものも次第に意味をなさなくなり作られなくなったかわりに、式は次第にテレビ向きのウルサイものになっていってしまった。まだオリンピックが「スポーツの祭典」でしかなかった良き時代の記録にもなっているだろう。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-12 09:21:59) (良:1票) |
7.昨今のダイジェスト番組(北京大会後にも必ず登場することでしょう)とは大きく異なる人間ドキュメンタリー映画。競技の名場面の寄せ集めというよりは、この祭典に挑む各選手の人間模様、さらにはアジア初の祭典に沸きあがる日本の「空気」そのものをフィルムに焼き付けたかのような構成になっております。個人的にはやはりラストのマラソン(給水地点の模様とアベベ独走のシーン)がベスト。ちなみに映画本編から話はそれますが、興味深かったのが隣でこの映画を観ていた両親の反応。44年も前のオリンピックなのに、画面に登場する殆どの選手の名前や種目や順位、ちょっとしたエピソードや癖などを信じられないぐらい正確に記憶しており、選手が登場するたびにその蘊蓄を語り合ってはしゃぎまくり。いかにあのオリンピックが当時の日本国民に多大な影響を与えたのかが少し分かったような気がしました。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-08-20 21:07:49) |
6.農村を走る自転車とか孤独な孤独な大松監督とか自分のコースを箒で掃くハードル選手とか見どころ満載。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-26 00:44:36) |
【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 8点(2004-11-01 13:48:48) |
4.「民族の祭典」を越えていますよ。カラーになっているのもあるけど、美しさが際だつし、何と言ってもマラソンのアベベが黙々と走るシーンはゾクゾクします。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-02 08:47:31) (良:1票) |
3.名前観て駄作と思いましたが観たらけっこう良かったです。躍動感がある映像美にやられてしまいました。 【たましろ】さん 8点(2003-11-26 23:56:33) |
2. 本作の「記録よりも映像美を優先」した作りは誰がどう見たって1936年ベルリン・オリンピックのドキュメンタリー「オリンピア」(「民族の祭典」/「美の祭典」 監督:レニ・リーフェンシュタール)の模倣でしかないと思うだろう。リーフェンシュタールを凌駕せんと意気込む志の高さは買うにせよ、如何に天才・市川崑と言えどソレはいくら何でも無謀というモノ。残念ながら二番煎じの域を出ていない。それでも現在の邦画界を思えばレベルは相当高いので、そう悪い点は付けたくない。まぁ、8点…かな。黛敏郎の音楽、三國一朗の語りも良し。 【へちょちょ】さん 8点(2003-03-11 02:59:04) |
1.企画した側は記録映画を,市川昆監督はドキュメンタリーを撮りたかったそうだ。そんな思惑が交錯するドラマティックな映像美は,30数年を経た今も決して色褪せない。まだ就学前に父親に連れられて見た封切りの際の印象が,断片的なか゛ら鮮やかに甦ってきた(年バレ・・・)。いずれ「民族の祭典」なるベルリン・オリンピックの記録映画も見たいものだ。(危ないかな・・・?) 【koshi】さん 8点(2002-01-23 20:55:18) |