1.「ショーシャンクの空に」レヴュー数540(2003年7月30日現在)・・・にもかかわらずティム・ロビンス初監督作である本品がいまだ未登録とは・・・。「ブルワース」なんかもそうだけど、日本だとこういう政治風刺モノはウケないのでしょうか(とはいえ、僕もつい最近観たばっかしなんでエラそうなことは言えないんですけど)。架空人物ボブ・ロバーツ(35歳の人気フォーク歌手にして大富豪)が下院選挙に挑む様子をドキュメンタリータッチで描いている作品です。風刺モノにしては誇張が少なく(歌手でもあるボブ・ロバーツの歌う歌の歌詞があまりにプロパガンダなのは除いて。ちなみに時々出てくるミュージッククリップはボブ・ディランのパロディと思われるが、僕はそれほど熱心なディランファンでないので細かいことはよく分かりません)、アメリカの選挙についてよく知らないとついていけない部分もあるんですけどね。とりあえずティム・ロビンス演じるボブ・ロバーツの「欺瞞的さわやかさ」がいかにもな感じで(多分演じてて楽しかっただろうなー)、かなりリアルな感触。 「ボウリング・フォー・コロンバイン」が好きな人なんかにはお勧めです。