11.死刑制度廃止を訴えるメロドラマ仕立ての薄っぺらい啓蒙映画。これを観て死刑廃止論者に思想転換する人はまずいないでしょう。マダム・ラの信条や思想背景が良く判らない上、これまで幾度も男に狂い、幾人もの男を狂わせてきたジュリエット・ビノシュがその役では、性的匂いがきつ過ぎる(かと言って、そうじゃないフランス人女優も思い浮かびませんが…)。パトリス・ルコント流の夫の愛も今回ばかりは良く判らない。本作で描かれるべきはマダム・ラの人生そのものか、若しくは無理矢理死刑執行人にさせられた男の苦悩の方。これは題材の採り方を間違えてます、4点献上。 【sayzin】さん 4点(2004-10-13 23:17:23) |
《改行表示》10.妻を想う夫が切なかったです。 ダニエル・オートゥイユをはじめて見たのは「メルシィ!人生」だったので、こんな切ない演技もできるんだ~と感動しました。 【ジョナサン★】さん 7点(2004-09-12 15:00:12) |
《改行表示》9.印象に残る味わい深い作品だった。【木戸萬】さんが言われるように「情けが仇」状態なのが切ない。死刑囚に肩入れすることは夫にとっては不利な状況なのにJ・ビノシュは彼をかばい続ける。妻を愛する夫はそんな妻の全てを許し結果的にわが身を犠牲にすることになる。ここまで深い男の情愛を静かなトーン、雪原が印象的で美しい ロケーションで見せる。何本か見た印象で思ったのは、この監督は一貫して男の女性への深い愛(無私の)をテーマに描いてるということ。夫婦を演じた二人がとてもよかった。 【キリコ】さん 7点(2004-09-11 23:33:06) |
8.3ヶ月前にレビューを書いて、そのときには8点をつけました。でも、鑑賞後3ヶ月経っても強く印象に残っている映画です。どんどん好きになってしまいました。画面の美しさはもちろん、飽きないストーリー展開。どうにもならない、なんとかしたい葛藤、と言えばよくある話のようですが、もっと人の心をゆさぶる話なのです。マダム・ラの人間性も好き。10点です。 【どろ】さん 10点(2004-09-05 03:27:59) |
7.彼女の囚人に対する慈愛が結果的に自分の夫までも罪人としてしまい、2人の未亡人を生んだ。余分な悲しみや憎しみまでも生んでしまう結果となる。慈愛のパラドックス、国家、法、宗教、などを痛烈に風刺しているルコントの傑作。Veuveって未亡人のほかに俗語でギロチンの意味があるそうです。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-11-22 20:16:06) |
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6.ジュリエット・ビノシュやっぱり苦手です。脇役なら許せるんですが、主役となると地味すぎます。パトリス・ルコントの作品をもっと観ないと良さが分からないかも。 |
5.ジュリエット・ビノシュってどういう訳か女性の受けが良くない。知り合いの女性にそのことを話したら「男に媚びるからじゃない?」と言っていたが僕に言わせれば媚びというよりも色気だと思う。何かこの人に魅かれるんだよなあ。 |
4.何故、ジュリエット・ビノシュがこうまでも囚人に思い入れするのかが不明なんですよね。好きになったと単純に思っていればそれもわかるんですが。ルコント監督の作品って大きく分けてテンポ良いドラマ(タンゴ)とじとっと重~いドラマ(仕立て屋の恋)に分かれると思うんですが、この作品は後者ですね。ジュリエット・ビノシュが囚人を逃がそうとするシーンは涙があふれました。 【さかQ】さん 7点(2002-01-06 06:47:57) |
3.いい映画だと思います。全体がブルーグレーにまとめられているが、ビノシュが育てている花の色とかがとても綺麗だと思いました。オートゥイユがビノシュの下着に顔をうずめるシーンはルコントらしくて笑えました。 【フレディ】さん 8点(2001-06-11 00:56:27) |
2.今年のベスト3に入る作品かも?愛を描かせたらこの監督の右に出る人はいないかも。 【ヒデアーレ】さん 9点(2001-02-13 16:22:41) |
1.まさにフランス映画&パトリス・ルコント作品そのもの。でも私は好きです。 【ひよこ】さん 8点(2000-10-03 09:23:11) |