《改行表示》19.香りよりも街並みやグルヌイユ自身の汚臭に吐き気を堪えながらの鑑賞でした。 ただの一度も愛情を受けず、育児放棄されたライオンのような彼が行く畜生道はなかなかのものでしたが、あの結末はワケワカメで唖然とするところでした。ダスティン・ホフマン、アラン・リックマンの確かな存在感に+2点。 |
18.家でたまたまかかっていて、別に最後まで観る気はなく、なんとなしに画面を見ていたのですが、いつの間にか引き込まれ、気づけば最後まで観ちゃいました。が、別に特別面白かったかと言えば、そうでもなかったです。ちゃんとお金をかけて作りこんでいて、テンポもだるくはないので面白くないことはないんだけど・・・。主人公の鼻の利く描写や、予想外のとんだラストシーンは良いんだけど、主人公以外のキャラクターの描き方が中途半端。中でもローラとその親父のやりとりは作品の流れに大して関係なかったような気がします。もうちょっとローラに対する主人公の感情を描いてくれたら、綺麗にまとまったと思うんだけど。ま、悪くはなかったけど、別に面白くもなかった。って印象です。 【モンチョ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-14 02:10:29) |
《改行表示》17.まずびっくりしたのがダスティン・ホフマンが登場したということです。神出鬼没とはこのことです。 濃厚な動物性の香りのする香水を好む欧米人、あの香水がどんな匂いなのかわからないけどたぶん日本人の私が嗅いだらオエー、げーっとなると思われました。 ひねりも面白みもないブラックなファンタジーでしょうか。あれだけ一心不乱に女の体臭を集めまくったわりにはかなり期待はずれなオチ、ラストでした。 犯人像を語るアラン・リックマンには期待できそうだったのにそれも裏切られたし。 結局何のために鋭すぎる嗅覚を持って生まれてきたのか、そこんとこがあやふやなままだったように感じます。 毎日お風呂に入る習慣がなく、その体臭を香水で誤魔化すという文化を持つフランス人への皮肉みたいな話でした。 夜中にコソっと観るタイプの映画だと思うし、実際その環境で観ましたが夜更かししないで寝たほうがよかったです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-02-27 13:16:40) |
《改行表示》16.クライマックスのあのシーンに説得力を感じるかどうかが評価の分かれ目となるんでしょうね。 あのシーンは表現自体はとても面白かったのだが、一方で、ああしてこうして作った香水がどうして人々をこういうふうにしてしまうんだ?という疑問を冷めた頭の中から消すことが出来ず、結局そのまま終わってしまった。そこに至るまでの語り口がぞくぞくするほどよかっただけに、あんなふうにファンタジーにして終わらしてしまったのは非常に残念。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-21 15:39:45) |
15.処刑台からのシーンは確かにぶっ飛びすぎているとは思いますが、それまでのストーリーや映像はすばらしくとても引き込まれます。評価するのが非情に難しいです。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 23:20:52) |
《改行表示》14.これほど予想の付かないストーリーは久しぶり。フツーに裁かれて終わると思いきや… 尺は長いですがそれを感じさせないのは凄いですね。ただグロ表現が序盤大目なのは参った。 日本ではこの話を企画した時点でボツになるでしょうね。 この映画を作った監督も脚本家もスポンサーも皆、主人公の香水で頭がやられてたのでは?、と思わせる逸品。 【ふくちゃん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-03 01:39:33) |
《改行表示》13.映画の予告をみてみたいと思った映画だ。 しかし、実際見てみるととても後味の悪い映画だった。 題材はとてもよかったと思う。 でも何かが足りない。 ジャン=バティスト・グルヌイユみたいにひとつのことに 固執する人が実際にもいるけど方向性を間違えると怖いなと 思った。 きっとその答えを見つけるのに人を殺しても罪悪感を感じるのは きっと始めに殺した一人だけど後は何人殺しても罪悪感を感じることは なんだろうなぁって思った。 そして答えをみつけると後はどうでもよくなるのかな。 私にはあまり理解ができない。 【momo】さん [レーザーディスク(字幕)] 3点(2008-02-23 11:19:20) |
12.脚本が良い意味でぶっ飛んでる。ラストは全く予想出来なかった。難しい「匂い」の表現を上手く作り出していたと思う。こんなに映っている物の匂いを嗅いでみたいと思った作品は他に無いや。美術も素晴らしくリアリティがあったな~。僕はいいものを観たという印象があるが、人には勧めることが出来ない強烈な偏愛映画。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-16 16:05:16) (良:1票) |
11.どんなストーリーになるんだろうかと想像も出来ずに観賞しましたが、こうきたかという感じ。映像から香りを想像させるというのは大変なんだろうなとそればかり気になってしまった。大衆を乱すほどの香りというのはどんなものなんだろうか。それに比べて自分が翌日つけたお気に入りの香水が、なんだか陳腐に思えてしまった。それでもつけますけど。 【おっちょ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-12-11 22:01:14) |
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10.やっぱり殺して香を閉じ込めるっつー設定には無理があると思うんです。人間って死んだ瞬間から、もう腐敗が始まってしまうから、その人本来の香っつーのに腐敗臭が混じると思うんですよん。つまり、あの完璧主義の主人公にはソコが堪えられないのではないかと・・・。それに殴ったりして殺したら血の匂いも混じりますし・・・。とか言う正論はどーでもいいくら芸術的ではありました。一番良いなって思ったのは、登場してくる人達があまりダラダラと話さないこと。主人公でさえ殆ど話さない。だからこそ、余裕をもって音響や映像とか他のコトがちゃんと観ることができました。 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-04 10:42:53) |
9.ラストシーン、CMで見た時は「なんじゃこりゃ!?」って思ったけど、映画本編を見たら案外理解。何よりこの映画は映像と音楽の映画だったね。色とかかなり好みの映画でした。人には勧めないけど、個人的には大満足。 【ネフェルタリ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-11-22 22:29:28) |
《改行表示》8.久々にトンデモ映画に当たってしまった。 カリギュラを思い出したけど、こっちの方が見たことを後悔できる。 とにかくラストのストーリーのブッ飛びかたがすごい。 最初は18世紀の香水の有難味がわからなくて、戦国時代の茶器みたいなもんか? とすると、千利休みたいな人の話か?なんて思って見てたんだけどなあ。 とにかく、見た後に見てしまった自分を嫌悪できる、稀有な作品。 いやあ、まいった。 【まかだ】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-10-06 03:31:28) |
7.匂いをテーマにしたファンタジー映画に思えました。想像してたのはリアルな殺人鬼のサスペンス映画でしたが、全然違ってて、不思議で邪悪なファンタジー映画みたいな感じです。こんな映画は観たことありそーで今までになかったかも。映画を観終わった後も、色々な匂いに興味を持たせてくれて、匂いって普段全然意識してないから、色々匂ってみたい、匂いを脳で理解したいって気持ちにさせてくれて、思わずポップコーンをクンクン、でも、やっぱりポップコーンの匂いでした。あ、映画の方は最初から最後までずっと集中できるほど楽しめましたが、後で冷静におもしろさを判断すると、おもしろいんだけど後一歩ってなりました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-07 03:28:59) |
《改行表示》6.ありえねえ。でもあの乱交シーンが、その説得力を醸し出している。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-24 01:24:07) (良:1票) |
《改行表示》5.こりゃオイラにゃ書きようがないよ(泣)! まいりました。 一応、原作持ってます。出版された時は大評判でしたからねー。途中でやめちゃった(まだ、なめし皮職人にもなってない時点でやめた)のが悔やまれます。家に帰ったら探して読もうっと! 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-03-27 22:09:55) |
4.わたしには理解できない映画でした。濃い!らしいという感想を聞いただけで、情報不足の中、話題作だからと何気なく見てしまったためなのか、この主人公の行動が異常で怖いわ~、という感想しか出てこなかったです。怖くて思わず早送りしてしまいました。 【jiji】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-03-18 18:51:02) |
3.延々と主人公の心情を読み上げるナレーションにはちょっと中だるみしなくもないが、全体としてはよくまとまり、上映時間の長さを感じさせない。主人公ジャン=バティスト演じるベン・ウィショーのギスギスとした演技はなかなかのものだったと思う。……映画にすることの出来る視覚でも聴覚でもなく、嗅覚をいかに表現しているかと期待したが、その部分に関してはちょっと期待はずれ。冒頭のグロい映像や花畑だけでなく、もう少し新しい表現をしているかと思ったのだが。全体としてはドキュメンタリータッチな物語だけで、個人的には「香り」というテーマには今一歩及んでいないように思う。……香りの追求と道徳の狭間で苦悩した主人公と、その結果の人殺しの選択、という筋書きを思い描いていたが、最初からいきなり人殺しに走り、我が目的の材料のためだけに躊躇なくエゴをむき出すバティストには、さっぱり共感できなかった。それでも映像のクオリティには見応えがあったし、まず満足。オリバー・ツイストにもあったけれど、昔のヨーロッパって、あんなに不潔で汚かったのかな。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-12 01:34:29) |
2.いや久しぶりです、新作映画にこんなトンデモな(い)絵を見せられたのは。★正直言えば、予想もしなかった結末というわけでもなかったけど、とにかくあの力技のクライマックスには参りました。まあそもそも「香水とはなんぞや」と考えればあれもなるほどアリなんでしょうが、まさかほんとにねえ(笑)。引いちゃうヒト、腹立てるヒトそりゃいるでしょう。僕は『やったあ♪』スイマセン、内心爆笑してました。★前半は抜群に面白いです。ドン底の出生、数奇な運命で今は衰えた調合士に弟子入り、たちまち頭角を現す。でも「匂い」に取り憑かれた彼は既存の香水には飽き足らず、トラブルを起こした挙句師匠の元を飛び出す。寡黙な主人公を御伽噺の語り部のようなナレーションが補い、物語をぐいぐい引っ張る。正直グロいだけでアクションも何もないこんな話にこれほど引き込まれるとは思いませんでした。★後半は少しだれたかな。パワーは落ちてないんだけど、何しろ長尺な上同じようなテンションが続くので、どうしても飽きます。しかしそこへ出現するあのクライマックス(笑)!!みんなエキストラさんですか?CGなしですか?でしたらお疲れ様です。ついでに殺された女性達の死体も、人形じゃなくて演技ですか?だったらますますお疲れ様です。★点数はベースとしては7点、前半の面白さと後半のダレでプラマイ0。クライマックスに+1、ラストに-1、サイモン・ラトル×ベルリンフィルという無駄にゴージャスなBGM(迫力違うわ・・・)に+1、よって8点です。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-12 00:14:29) |
《改行表示》1.全世界1500万部の売り上げを記録した名作の映画化です。 公開される前から楽しみで楽しみで、 やっと公開されたものの誰も一緒に見に行ってくれなかったので、 仕方なく一人で見てきました。 はじめに注意点として、 こういう異常者を取り扱った作品は人を選びます。 特に「死体見ただけで気持ち悪くなる」という人は見に行かない方が良いと思います。 序盤から中盤の流れは「羊たちの沈黙」シリーズが好きな人ならはまるはず。 終盤というか、ラストがいまいちだったのがちょっと。 でも全体として期待を裏切らずに面白かったので7点。 分析とか考察については世界中のプロフェッショナルが行ってるのでここでは述べません。 グロテスクさにとらわれない人には一見の価値があると思います。 【らべ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-05 17:52:17) |