《改行表示》18.ちょっと・・、ノレなかったんですよ。何人かの方も言ってるけど、私もヒロインの造作が難ありだった。素朴が勝ちすぎて、色恋沙汰を濃い目にこなすのは厳しい顔立ち。劇団仲間の、もう一人の彼女、あっちの方がヒロインに良かったんじゃないですかね。私個人の好みか。 「想い」を描くのに定評のある監督の手腕はいかんなく発揮されているとは思うんですよ。トニー・レオンのラストシーンでの脱兎ぶりも涙目顔も良かったし。ああだから別の女優だったらなあ、この話もっと気持ち入ったのにな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-02-13 01:03:17) |
《改行表示》17.枢軸国の占領地域を舞台とした潜入スパイものであり、過激な性描写をハイライトとし、さらには敵・味方を越えた男女の情念が交錯する物語。ポール・バーホーベン監督の『ブラックブック』と非常に酷似した概要を持ちながら、なぜこうも違うのかという程にまったく別の作品となっています。これが作家性というものなのでしょうか。。。 二転三転するストーリーを畳み掛けるような勢いで繰り出した『ブラックブック』に対して、本作は一直線に進む物語をじっくりと、ひたすらにじっくりと描きます。バーホーベンのやり方と明確に違うのが刺激的な描写を極力抑えているという点で、トニー・レオン演じるイーの日常の姿をまったく映さないということに、アン・リーの個性を感じました。イーは中国人でありながら日本の傀儡政権の重鎮を務め、同胞の拷問や処刑を主な職務とする人物。極端な言い方をすると、人殺しが彼の仕事なのです。イーは職務から相当なプレッシャーを受けているらしく、人格の維持すら困難な状態となっています。普段はクールに振舞って個性を消しているものの、チアチーとの密会の折に素顔を覗かせる場面では、同一人物とは思えないほどの感情の振れ幅を見せるのです。もしバーホーベンであればイーの人物像に関心を持ち、彼の残酷な日常を克明に描写しようとしたはずですが、アン・リーはあえてこれを隠しました。彼はあくまでチアチーの見たもののみを描写することに拘り、視点を分散させなかったのです。このバランス感覚こそがアン・リーの良さなのですが、同時に面白みのないところでもあります。彼の映画は良くも悪くも官僚的で、破綻なく丁寧にまとめられてはいるものの、全体のバランスを崩してでも描きたいものがないので面白みに欠けます。もう少し遊びがあればグッと面白くなったはずなんですけどね。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-01-26 22:04:02) |
《改行表示》16.主人公のタン・ウェイが魅力的。 ベッドシーンもエロい。 ただの学生が貴婦人になりすますという設定に、どうしても無理を感じるが、それを補うだけの面白さはあった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-12-05 15:08:07) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-10 16:40:33) |
14.長い映画なのに飽きることがない。いくつかの美しいシーンが印象に残り、音楽も耳に残る。ただ、映画好きな人意外には「良かったから是非見てみて」とは薦められません……。特に、知り合いの女性など。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-01 21:21:39) |
《改行表示》13. こういう映画を見ると、映画を鑑賞するものとしての自分の低レベルを痛感させられてしまう。駄目だなあ、つくづく。 ヒロインが好みじゃないという時点で、完全に気持ちがソッポむいてしまうのは本当にどうにかならないものかと。 何か化粧したほうが野暮ったくなるという点だけが非常に珍しい女優さんでした。 あと、自分自身が少数派に属する人間だからこそ、決して他人の嗜好を非難すまいと固く誓ってるんですが、暴力による「愛」をロマンチックに描写するのって何だかなあ。もちろん、そういう形があることと、この映画のように受け入れる女性がいることを否定するつもりは無いんです。 ただ、今この瞬間も勘違いした男の「愛」のためにDVにさらされている女性たちの事を考えると………………………… 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-23 11:36:27) |
12.誰も信用できないという特異な環境、特異な立場にある男が、唯一人間らしくいられるのがある女との肉欲にまみれたひと時。演劇からスパイ活動へ派生し、常に偽りの自分でいなければならない女が最も正体を知られてはいけない男との肉欲の世界の中で本当の自分を見出してゆく。嘘が蔓延する世界の中でお互いを求め合うという唯一の真実。だからセックスはこの映画の中で最重要。当然そのシーンは「最重要」であることを訴えるようにセンセーショナルさを伴うことになる。それはわかる。でもセンセーショナルさそのものを得るためのセックスシーンになってはいまいか。規制の厳しい中国の監督が前作ではゲイの世界を描いて見せた。今回もタブーに挑戦するのだということが目的の一部になってはいまいか。見せ方がそう感じさせる。もうひとつ。男と女のあれこれはうまく描かれているのだろうけど、その時代その場所の恐怖と緊張が乏しすぎる。この設定ならばもっとドキドキしたものにならないと。それにしてもタン・ウェイはたいしたもんだ。処女の顔も娼婦の顔もできちゃうんだもんな。それとも女は化粧と衣装でなんにでもなれるのか。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-15 15:53:07) (良:1票) |
11.アン・リーの作品はそれほど多くは見てませんが、面白いと思ったのはこの映画だけです。大人の映画です、久々に良く出来た見ごたえある力作でした。主役の男女トニー・レオンとタン・ウェイですか、初めて見ましたがどちらもいい感じで大熱演!! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-21 22:49:04) |
10.タン・ウェイはとてもよかった。品があって美しい。しかし、脱ぐ必要はなかった。この映画において、あんなにSEXシーンをAVのように見せる意味があったのだろうか?女優としてこんなことまでさせられて大丈夫?という方に頭がいってしまい、ストーリーに全く関係ないことを考えてしまった。残念。 【如月CUBE】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-20 16:55:23) |
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9.エロい。だが美しく切ない。トニー・レオンが標準語をがんばっているところもかわいい。タン・ウェイが大胆できれいで、少女からの変身、気持ちのゆれもきっちり描いてあって、長いが飽きない。わすれられない一品。 【HRM36】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-07-20 09:05:51) |
【mimi】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-22 10:12:53) |
7.「ケツまくって逃げる」とは?という問いに対し、好例を供するシーンがある映画。最終的にはベッドシーンよりもそっちが印象に残った。不純な動機で観る映画の場合、主演の役者が自分の好みに合致するかどうか事前に良く確認するべきだと悟った。私にとっては残念。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-16 14:43:42) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-09 00:03:51) |
《改行表示》5.とても完成度が高くて満足した。 セックスシーンばかりが話題になってしまってなんだかなぁという感じ 【からいもの】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-12-14 11:56:40) |
4.なんだか、とっても切ない。。主役のふたりから気持ちが外れることなく、2時間半。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-20 01:37:19) |
3.とにかく情熱的なシーンが話題だが、それは案外残らない。むしろ時代を違和感なく表現するセット、ロケーション、衣装が未だに残る。そしてラストのシーン然り。それは『ブロークバックマウンテン』の素晴らしいロケーションとラストシーンが残るのと一緒。この監督の作品はそんな部分が好き。 【おっちょ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-10 13:52:49) |
【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-10 13:40:47) |
1.握りしめていたハンドタオルを落としたことすら気付かず、食い入るようにして見ました。胸つぶれる思いがするドラマでした。センセーショナルな映像表現だけが売りの映画ではないですね。時代背景を少し知っておけば鑑賞には十分で、余計な情報を耳に入れず、自分の目で見て確かめるべき作品と思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-08 21:30:44) |