3.厳しいなあ。
ごくごく個人的な意見なのだが、主人公にどうしても好感も共感も持てず、故にその他の出演者の演技も全部鼻についてダメだった。
なぜかを考えてみると、この主人公に人間らしい愛嬌がないからじゃないだろうか。
自分大好きで、それ以外の感情との鬩ぎあいみたいなものが見れない。究極の自己完結型。
演技のひとつひとつにそれが出てて、不快になる。
それが脚本通りの役だとしたら脚本が微妙だとは思うんだけど、
まあなんだ、アダム・サンドラーも人気コメディアンなのは重々承知だけど、
コメディアンとして受け入れられやすいポイントをひとつ外してるのかな、と思った。
例えばベン・スティラーやジム・キャリーは、どんなにおバカで自分勝手な役をやったって、
人間らしい愛嬌が滲み出しているような気がするんだよなあ。