《改行表示》38. 若い男女の出会いとその後の交際経過をリアルに描き、恋した男の心情を巧みに織り込んだ青春映画。時系列をバラバラにしてランダムの進行だが、大きな起伏がないストーリーのため混乱なく日記を読むような感覚で観られた。 平凡な若者と少々尖った感じの女性、等身大の青春のやりとりが軽快な演出で好感が持てる。低俗なセリフもあるが主演2人の親しみやすさに救われ嫌味が残らない。 多くの映画や音楽等をオマージュしたシーンが散りばめられており、ちょっとしたお楽しみになっている。主演の男優が、わが「テキサス」の監督M・ゴードンの孫だったとは思わぬサプライズだった。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-10-20 16:54:43) |
《改行表示》37.ヒロインがちょっと不思議ちゃんでしたが、特に奇をてらったようなところもなく、誰もが若いころに経験しそうな話なので、共感(同情?)しつつ見ることができます。時系列をグチャグチャにするのはよくある手法ですが、それによって混乱を招かないために、わざわざ「500日」と銘打って場面が変わるごとにテロップを出したのかなと。本当のところは知りませんが。 しかしこれ、もし男女の立場が逆なら、そのへんのフェミ界隈の方々が黙っちゃいないでしょう。「男女平等」の理想郷はまだまだ遠いようで。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-09-29 01:51:49) |
36.男女一組の出会いから別れまでの500日を描いた作品。特別な事件が起きるわけではありません。男性から見てちょっとエキセントリックな女性との関係が、出会って、気持ちが近づいて、でもすれ違って、溝は埋まらず、別れに至るまでの何気ない日常が描かれています。ややもすると2人の間の些細なことの連続を、そのまま流しても退屈になるであろうところを、時系列をシャッフルすることで、2人の間の空気感の落差が強調され、気持ちがそれることなく見続けることができました。こういう時系列シャッフルの使い方もあるのだなと。こういう繊細な作品は、役者が作品をどう解釈するか、どう演じるかによって全く違った作品になるような気がします。なかなかつくり上げるのが難しいだろうなと。男女の関係は相性やタイミングもあるし、こんなもんだと思うので、特別イイ女ともイヤな女とも思わないけど、どうなんだろう。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-02-14 19:23:16) |
35.時系列が入れ替わりながら、でもごく普通に過ぎていく映画。終盤に納得感はあまり無いが、最後が効いている。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-11 15:37:01) |
《改行表示》34.どこがいいのか全く感情移入できない。 「そろそろ終わりなのかな」と思ったら、まだ始まって30分くらいしか経っていなかった。 ホール&オーツの曲に合わせてダンスしてる時点で自分には完全にアウト。 結局、この作者は自分の本を出版して成功したからハッピーエンドなんだろうけど、 この映画見て「自分も恋愛体験を小説にしたら売れるかな」なんて思う人がいたら、 一言「やめておけ」と言ってやりたい。 このハズレ映画を誰かに訴えたいために最後まで見た。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2019-12-01 22:00:06) |
《改行表示》33.サマーほどにはトムはモテない。仕事に誇りも持てない。かといってあきらめきれない夢に向かって日々努力しているわけでもない。だからトムは結婚でこの関係を固定し、仕事の不遇をサマーと結婚することで忘れ、サマーとの家庭を築くことで、仕事の夢をあきらめたかった。 恋愛をそれぞれの価値の自由市場取引と考えるなら、この結婚でトムは得をし、サマーは損をする。サマーならもっといい男との結婚が期待できるであろう。サマーにしたらどんなに愛されても自分を出汁にして夢をあきらめようとするトムには、生涯あきたらないものを感じるだろう。 サマーとしたらまだ自分に本当に気に入った男が見つからないので、手近にいて自分に熱を上げる暇つぶしの相手として、トムを選んだ。これは恋ではない。それをサマーは最初からトムに告げている。だからトムとしては勘違いしていいけなかった。たとえ肉体関係があろうと、最初から恋ではなく、彼女にとって暇つぶしの相手でしかない。 サマーをあきらめて、もっと魅力的でないけれども自分に恋してくれる女性を探すべきだったか?それで満足できたか?たぶんNOだろう。たとえ暇つぶしの相手であろうと、彼女と過ごす日々は彼に大きな良い影響を与えるはずだし、結婚に結びつかないとしてもその日々の価値は変わらない。トムが夢に向かってチャレンジする気になったのはサマーと過ごした500日があったからである。自分には本当にふさわしい相手が必ずいる、と信じて疑わず揺るがなかったサマーと過ごした日々があったから、トムも本当にふさわしい仕事にチャレンジする気になったのである。そしてそうなったからこそオータムと関係を結べるまで成長できた。 恋愛の目的は結婚などではない。お互いに愛することで影響しあう、目的などないただただ愛することそれだけが目的の行為が恋愛である。だからトムはそのような日々を持つことができたすごく幸運な男なのである。 【マンフロント】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-08-09 15:25:10) (良:1票) |
《改行表示》32.無自覚に人を傷つけるビッチのどつぼに自ら突っ込む男の話 日付のカラクリは使わず、フラグを温めたほうが良かったのではないか 最後は取ってつけたような終わり方 IKEAのシーンだけ思い出に残しておきたい 【Ren】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-25 00:18:13) |
31.映画サイトでの好評価が気になり、観ることに..本作は、珍しく 男目線のラブストーリー..キュートでモテモテ、でも永遠の愛なんて信じない 少し変わり者の彼女と、ダサくはないが微妙にさえない、永遠の愛を夢見る 男(主人公)の、恋愛の軌跡をたどる 物語..う~ん、思ってた以上に、面白かったです..物事の心理、根幹、を意外とするどく突いた、秀作ですね..人間関係が長く続くには、必ず何か理由がある..男女なら、なおさら..目に見えない(フィーリング) 奥深く とても大切なもの..作中では、「運命」 として、語られていますが..この微妙で分かりにくいニュアンスを、100分足らずの中に、上手く盛り込み 描ききっていると思います..答えとなる、ラストシーンが秀逸ですね..監督と脚本の、センスの良さが光ます... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-03-01 14:30:15) |
30.何よりズーイー・デシャネルが可愛くてハマリ役でした。少しエキセントリックでオシャレなサマーは、ここ数年でもとりわけ可愛い!と思ったヒロインです♪両親が離婚しているせいかちょっと屈折しているのはしょうがない…かもよ。まあ、私がトムだったら同じくビッチ!と冒頭で言ってしまう位のひどさでしたけどね。最後に希望を残して締めくくる爽快な映画でした 【SAEKO】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-06 23:24:10) |
《改行表示》29.「これでよかったんだよ、トム」と言いたい映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-28 17:29:56) |
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《改行表示》27.評判が良かったので鑑賞しました、まず第一にゾーイ・デシャネルが可愛すぎる。ホントに人形のような可愛さ、コレに尽きます。この子に振り回されたら男はみんな壊れますよ。。そしてラストが酷すぎる。ある意味コレしか落とし所はありませんが、コレではあまりにも残酷だ。モテる女に振り回された普通の男の悲劇です。立場が逆だと非難轟々でしょうおそらく。 ただし、もう少し内容を深読みすればサマーは最初から付き合う気はないと公言しているし、そもそもトムのことを好きですらなかったかもしれません。要するに彼女は最初から恋愛なんかしておらず、そういった意味では「これはラブストーリーではない」は正しい。トムの勝手な思い込みや勘違いから男が自爆したにすぎません。トムのような、こういう男は意外と少なくない。ある程度経験豊富な大人の男性でしたらこの映画のトムの痛々しさや稚拙さは容易に理解できると思います。若い時の男って多分みんなこんなもん。男でしたらおそらく皆さん思い当たる節があるはず。 そういった観点でこの映画を見ると途端に逆転現象が起きてきます。サマーのほうがずっと大人で、そして実は心の内に傷つきたくないから愛を信じないフリをしている可哀そうな女性像が見えてきます。もし仮にトムが百戦錬磨の大人の男性であれば彼女の強がりを理解し包み込んだでしょう。そうなれば結果は違う形になったかもしれません。そう考えるとなかなか奥深い映画だったと思います。 で、お互いに得るものがあったのか?彼は彼女のおかげで仕事や人生に真剣に取り組む意味を理解したし、彼女は彼のおかげで真実の愛を見つけることができた。真理にたどりつくのがなぜ自分の時じゃなかったのか?それは男が幼かったから。残酷すぎますがこれが人生だし、、運命とはこういうものでしょう。意外と深い。 考察すれば確かに深く考えることができるのですが、でもまあ・・ あんまり面白い映画ではなかったと思います(笑) 特別悪い箇所も見当たりませんが、ライブラリーしたいほどの魅力も感じませんでした。ある意味一番微妙な(どうでもいい?)5点といったところです。サマーの可愛さに免じてオマケの点数です。最後に一言いえるのは「モテない男はこの映画で女心を勉強すべき」ということ。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-25 15:20:42) |
26.この映画を観て『女性は上書き保存、男性は名前を付けて保存』という恋愛の格言(?)を思い出しました。オチはすごく好きなタイプです。 【thiari】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-08-06 12:53:44) |
25.平凡なストーリーを、様々な手法と工夫で楽しく見せてくれました。ただ、主人公の男にはイライラさせられっぱなし!いくら恋愛ベタなオトコという設定とはいえ、精神年齢がガキ過ぎてウンザリ。10代くらいの時に観れば多少共感できる部分もあったかもしれませんが・・・。 【ramo】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-05-17 23:41:47) |
24.2014.04/27 鑑賞。いろんな雰囲気を感じさせる。クロエ・グレース・モレッツが可愛い。鑑賞後、すぐTVで聞きビックリ!!日本のランドセルをファッションとして利用したのがゾーイ・デシャネルとは・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-05 21:03:07) |
23.物語内の時間が前後して一回目はちょっと混乱したので(200~300日あたりの前後関係がごっちゃになった)二回見た。完全にトム目線のストーリーなので、後半のサマーの行動はちょっと理解できないものだけど、でもある意味「恋愛」とはそういうもの。自分目線でしか見えない世界で、相手が何を考えているのか、すくない材料から推測して一喜一憂しまくるもの。そういう姿を、あれこれの映像技法で楽しめます。恋愛があれば、人生はミュージカルにだってなるし、都合のいい妄想と現実とのギャップに引き裂かれるときだってある。それを本当に映像にするというアイデアの勝利(まあ、『アニー・ホール』という偉大な先達があるわけですが)。十分おっさんになった今ではやや達観しながら楽しめましたが、たぶんイケてなかった10代~20代の頃にみたら悶絶して即10点付けそうな、愛すべき作品です。 【ころりさん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2014-02-08 02:38:39) (良:1票) |
22.テーマやシナリオ、セリフなど、どれもありきたりなものだけど、一作品として爽やかなまとまりを見せている。サマーが離れていく過程をもう少しみせてほしかった。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-01 02:11:06) |
《改行表示》21.仕事そっちのけで女の尻を追っかけてるやさ男の、とてもぬるいラブストーリー。 近年では珍しい男性視点の恋愛物で、草食系男子と言えば聞こえはいいけど、 要は去勢された牡牛。ヒロイン側の、愛を信じない女という陳腐な設定がまた笑える。 彼女がなぜそれほど頑な態度を取るのか、心情描写はあえて描かれていないので、 当然感情移入はできないのだが、まあ単なる我が儘な子供というだけ。 そんな女に熱をあげた主人公の姿がホントに情けない。ラストはまたていよくまとめていて、 二人とも人間的成長があった、意義のある交際でした、ということなんだろうけど、 高校生や大学生じゃあるまいし、まともな恋愛をしていないんだから、 そんなことは万に一つもあり得ない。どうせならボロ雑巾みたいにされりゃいいのに。 映画「卒業」を小ネタにしたり、時系列の演出など工夫も見られるが、 テーマとキャラ設定がアンバランスすぎて、とても退屈な90分だった。 主人公が恋愛経験ゼロ、醜男の童貞という設定だったら、まだ納得できたのに、 結局は男が主人公でも、現代の我が儘な女性たちに媚びを売っている映画だということ。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-12-20 03:14:26) |
《改行表示》20.あんまなかったリアルな男子の失恋映画で、いまだに恋に恋しとるような青年の目から見た女子の不可解さと魅力をじつにリアルに描き出しとったし、彼女に振り回されることによって実体験としての恋愛、失恋を経て成長する男子の通過儀礼ドラマともいえる。そして直線ではなく断片的な構成、スプリットスクリーン、ミュージカルとアニメーションの挿入など、演出的にもポップなセンスが光っとってんけど、基本的にはあんま趣味やないかな。 【幻の『モンスター』】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-18 17:19:24) |
《改行表示》19.その昔、ある友人の恋模様のエピソードを聞いていると、度々「コーヒーに誘った」という内容が出てきた。 それを聞いた僕は、「コーヒーなんて誘ってどうするんだ?」とまるっきりピンと来なかった。 自分が関心を持っている相手とコーヒーを飲みながら話をするという選択肢自体が、当時の自分の中はなかった。 最近になって殊更に目につくのだが、欧米の映画では男女の会話の中で、「コーヒーでもどう?」という台詞というか“駆け引き”がしょっちゅう出てくる。 ああそうか、男女の駆け引きの中では、“コーヒーに誘う”という行為はものすごく一般的な常套手段なんだな。ということに今更ながら気付いた。 まあそんなことはこの映画には関係ないので、どうでもいい。 「運命」は「偶然」だと思うし、「偶然」は「運命」だと僕は思う。 だから、「すべての出来事は偶然だ」ということと、「すべての出来事は運命だ」ということは、まったくの同意だと思う。 “500日”という時間の中で、出会い、別れた男女の様を美しくユニークな映像世界の中で、切なくポップに描き出したとても良い映画だと思えた。 たとえ“1日”でも恋を経験した人であるならば、男女問わずに、どこかしらに共感できるポイントがあって、その可愛らしくも辛辣なシーンを目の当たりにして、胸がきゅう~っとなる映画だったと思う。 500日目の後に新たな“1日目”が始まる偶然。 500日目の後に“501日目”が始まる運命。 両者は平等に可能性を秘めており、それらを繰り返しながら、すべての人たちは“1日”を生きている。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-12-10 14:09:29) |