39.今は亡き監督と声を担当された、声質にも味のある方々に支えられた作品で、きっと携わった方々も幸せだったのではないかと察します。ジブリの特性か、プニョに出てくる海の女神と同じような呆気にとられた月の菩薩様の登場。物語がそこに収斂されるのを理解できるのはまだまだ時間がかかりそうです。女童の声と絵と声優さんのイメージが合いすぎて、どちらが先に決まったのかさえ気になるほどでした。細かいところにまだまだ細工がたくさんありそうなので、もう一度ゆっくり味わいたいと思います。 【HRM36】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-05-21 09:44:56) |
《改行表示》38.金曜ロードSHOW!冒頭の監督インタビューで 「竹取物語をこのようにやったら分かるんじゃないか・・という方向でずっと作ってきた・・・」と言っていましたが、 エンドロール終わって納得です。 特徴的な絵が素敵ですね〜。非常に美しく、色彩豊か!! 物語は、私のなんとなく知っている、”竹取物語“とおんなじ展開で、興味が惹かれる展開はありませんでした。 しかし、エンドロールで、かぐやの成長と別れまでの映像が流れ、久石譲のピアノ、主題歌を聴いていると、涙がでてきました。 約2時間15分。長かったと感じていましたが、エンドロールでその長尺が活きてきたかと思います。 誕生の喜びの後には、別れという悲しみが必ず待っている・・・・。そんな事を考えてました・・・。 エンドロールの余韻と、美しいピアノ、曲に+2点です。 【へまち】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-05-19 20:55:43) |
37.美しい映像は完璧で、姫は可愛らしくって、それでも、、点数が伸びないのは、なんでだろう。この理由を私は今回も分析することができなかった。前見たとき、途中で挫折して、今回もう一回のチャレンジ。やっぱりだめだったなー。話の展開を知ってしまっていること、かつハッピーエンドではないことが原因なのかな。。幸せな気持ちになれる作品でないと、私はだめみたいです。 【うらわっこ】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-05-19 11:51:47) (良:1票) |
36.まずは脇を固める声優陣の演技が素晴らしいと思う。唐突で分かりにくいところがある古典が、現代人の我々にも感情移入できるように表現できているのは、声優陣の力が大きいのかなと。ただ脚本がちょっと理屈っぽいかなあと。屋敷から走り出るところとか、月に帰るところとか、アニメーションとして息を呑むような美しいシーンもいくつかあり見応えがあった。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 7点(2017-08-05 14:24:05) (良:1票) |
35.日本最古の物語を現代のアニメーションでここまで昇華できたという記念碑的名作! 【レッドデヴィル】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2017-02-18 01:41:11) |
34.セクハラ顎ボーイとは、天皇批判がすごいなぁ。 【アキラ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-01-06 01:53:21) |
33.捨丸兄ちゃん、もうちょっとでゲスを極めるとこやった。危ない危ない。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-01-02 00:23:10) (笑:1票) |
《改行表示》32.日本画は「描かない」余白に大きな意味を込めて、空間の「遠さ」や「広がり」などを表現し、それが日本画独特の美しさや詩情を生み出す事がある。という言葉を聞いたことがある。 この映画における余白の使い方を観て、ふとその言葉が浮かんだ。余白を使うことにより、物語の寓話性もより高まっている。 そして、色彩表現の豊かさ、濃淡の綿密さ、曖昧な色の表現がそのままこの物語が言わんとする、人間が持つ一つの言葉では言い表せない心の機微の尊さ、良い事も悪い事も含めて美しい人生というのを表現していると思った。 そして日本人に根付いている、四季に寄り添い生活を共にするという美徳も、美しいアニメーションを通して改めて感じることが出来た。 この映画における色彩による映像表現は、CGアニメや実写では、現時点では到達していない域に達していると思う。そして、これこそが世界に誇れる日本のアニメーションの凄さであると思った。 宮崎駿、高畑勲という二人の監督の違ったベクトルの集大成、生き様を「風立ちぬ」そしてこの「かぐや姫の物語」で見せてもらうことができた事が幸せだと思った。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-03-01 23:14:17) |
《改行表示》31.教育テレビのアニメみたいな作りと雰囲気の作品。 ああ、確かこんなお話だったなと、懐かしみながら鑑賞しました。 水彩画のような絵と背景で、とても観やすいのだが、アニメの二時間超えって、やっぱりキツい。 子供向け作品として、もはや定番となってしまったテーマは、わかりやすいほど伝わりました。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-07-30 07:00:56) |
《改行表示》30.映像が綺麗で革新的なのかもしれないが、30年はセンスが古い気がする。まぁ昔話なのでその辺はしょうがないのかもしれないが。 しかし長くて退屈な時間が多い中、なぜか引きこまれる部分もあるのは何故だろうか? 【miso】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-07-15 23:42:24) |
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29.感動はあまりない。話がわかりにくいから。ただ翁の痛さが際立っている。子ども時代を描いたからこそのせつなさは、独特の絵(映像)とともに伝わってくる。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-06-15 23:19:37) |
《改行表示》28.翁が欲深いという意見がけっこうあるのにおどろいた。 翁はただただ姫に幸せになってほしかっただけで、やり方を間違えたんだと思う。 最後のシーン、号泣してしまった。子供がいる人ならわかるんじゃないかな。 妹が何が言いたいかわからんと言っていたが、そんな難しいことじゃなく、 幸せは金ではない、というただそれだけでは?と思った。 風立ちぬよりはこっち。 |
27. 誰でも知っている話をアニメ作品としてよく表現しています。特に後半、引き込まれました。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-26 22:59:57) |
26.普通でした。映像がきれいかもしれないけど、別に映画で見なくてもいいです。 【チョコレクター】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-03-25 17:22:14) |
《改行表示》25. ストーリーの骨格は、たしかに僕らの知っている、あの「竹取物語」。でも、そこで描かれているのは、全く新しい物語です。ここに登場する数多くのテーマは、どれもが大変深遠で、誰しもの人生にあてはまることでありながら、「現代の日本」における僕たちのテーマをビビッドに表現するものです。 僕がこの映画を見たのは2015年ですが、僕自身は、公開当時の2013年に観ていたら、この映画のメッセージを半分も受け取れなかったかもしれないと思います。高畑監督の、時代の本質をとらえる「敏感さ」に、頭が下がります。 常識や虚飾をひっぺがす手法として、いにしえの物語を使ったのが、成功しているんじゃないでしょうか。「西洋の物語」が僕たちの思考のデフォルトになってしまう前の時代を舞台とすることで、「今」の僕たちが直面している、根源的なテーマがはっきりと見えてきます。それは、東洋的なものに回帰するということではまったくなくて、フラットに人間を見つめるということ。常識に曇らされた目を、しっかりと開くということ。 いろいろなテーマがうまく盛り込まれていますが、人間ドラマとしてもとてもよくできていて、今まで「得体のしれない宇宙人」のイメージしかなかったかぐや姫の生き様がとてもリアルに伝わってきて、感動しました。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 9点(2015-03-23 15:01:43) |
24.とにかく映像が素晴らしかった。着物や自然の色彩の美しさ。動物たちの可愛さ。かぐや姫の可憐さ。物語はともかくとして、日本のアニメとしての奥ゆかしい映像の素晴らしさを感じることのできる作品でした。 【ギニュー隊長★】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-03-20 23:46:32) |
23.子どもの頃見た絵本とお話の世界が映像によって再現されるすばらしい映画だ。竹から生まれ月へ旅立っていくストーリーはもちろんのこと、求婚者たちに無理難題を課して結婚を断るのも原作通り、それどころか捨丸という架空の人物を作り出しいっそう物語を発展させている。また翁と媼や子供たちを周囲に置くことによって、幼いかぐや姫の成長が見られるのだが、この辺では昔テレビで見た高畑監督のアルプスの少女ハイジを思い出す。後半のかぐや姫の苦悩も胸に迫るものがあり、童話やアニメの世界以上のものとなっている。ただ月からの迎え一行がマッチしていないように感じられたのが残念。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-19 08:27:23) |
22.人物の描画、映像美がすばらしい。ストーリーも夢があってよかった。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2015-03-17 06:28:24) |
《改行表示》21.「かぐや姫の物語」は、「ここではないどこか」の人が、自分のいるべき場所を探す物語である。 ■都の生活に適応できなかった彼女は、地獄のミサワ天皇に抱きしめられたとき、耐えられなくなり、「自分の元いた場所に帰りたい」と願ったことだろう。だがそれは人として育った里ではなく、本来の世界である月だった。 ■月の世界には悲しみはないはずなのに、地球を見て涙を流す人がいた。記憶を消されているはずなのに、なぜか地球が恋しくてたまらないという設定は、「時をかける少女」で主人公が記憶を消されたはずなのに、深町とすれ違ったとき思わず振り返ってしまうというのとよく似ている。 ■私は、実在の作家グレイ・アウルの伝記を書いた(http://bluejays.web.fc2.com/grey_owl.htm)。彼もまた育った家に適応できず、虚飾の生活を捨て、自分の本来いるべき場所を探してさまよい、最後に己の全てを捨てて異世界の住人になった。彼は自分らしく生きるため、自分を偽って生きる道を自ら選んだ。それは、自分の意志ではなく運命として、泣きながら自分が生まれた世界に戻って行くかぐや姫の人生とは、似ているようだが正反対であろう。 ■捨丸はどこかで再登場するだろうと思っていたら、案の定だった。かぐや姫は月に帰る前に、最後の心残りである里に帰り、捨丸との再会を果たす。どこまでも飛んで行く二人は幻想の世界にいるようで、夢オチのようにも見えるが、私は「時をかける少女」と同様に記憶を操作されたと解したい。つまり、二人は実際に再会したのだと。 ■自然の営みに比べたら、人の一生は一睡の夢のようなものかもしれない。かぐや姫は、地球はそんなにいいところなのかと憧れたため、罰として死も悲しみもある地球に送られた。だが彼女は、この世には死も悲しみもあるからこそ、生も喜びも感じることができるのだと知った。我々の心が欠乏を覚えるのは、そのありがたみを知っているからだ。限りある人生だからこそ、かげかえのないものなのだ。 【高橋幸二】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-16 07:52:24) |
20.鑑賞いたしました。いや、長いですね(汗。映像美は分かるんですが、正直私は【日本昔話】で見れれば十分です。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-03-15 18:19:19) |