3.画はがんばっている。ショットを工夫したり、邸宅の隠美な雰囲気や湿度は気持ちが乗ります。
だけども演出が平板なせいか、だらっと展開するうちぼやーっと事件が起きてもやっと真相が明かされて、見ててつまんない。
台詞でネタばらすのやめてくれないかなあ。
杖が必要なんだか不要なんだか、声が出るのか出ないのか一定しない表情2パターンのヒロイン。この作品がぺらぺらで安っぽい印象なのは彼女の責任も大きい。ぎりぎりアイドル映画に落ちずにすんでいるのは、役者が本業でないピアノ教師役の清塚信也のお陰であるというのも困った現象ではないかね。