1.実話ものを観るのに悩ましいのは事前に情報を仕入れるか否か。
私はこの事件について全く知らなかったので、そのまま知らずに鑑賞。
とは言っても、この映画では下手に勿体付けずに真実のみを次々に映し出して行くので、別にネタバレとか関係のない作りになっている。
いつものイーストウッド監督らしい無駄のない語り口でどんどん引き込まれて行った。
また、主人公のキャラクターが絶妙だった。凄い正義感に溢れるいい奴なのに、その裏の顔として色々と怪しい部分もあったりして…。
とにかく言えるのは、この手のジャンルの映画にありがちなマスコミの報道の在り方と、警察の不当な捜査。この2点について考えさせるのがテーマなのかなと感じた。