41.1973年での着想に感嘆します。冒頭で「見たことあるけど誰だったか?」気になって一旦停止して確認した「シーラ号の謎」でジェームズ・メイソンと渡り合っていたリチャード・ベンジャミンは可も無く不可も無く。そのまんまクリスのユル・ブリンナーの彼ありきで作られたかのような圧倒的な存在感に尽きます。少し腹が出てはいますが騎乗姿はビシッ!と決まっていて、猛禽類の眼差しは相変わらず強烈。「ターミネーター」の元ネタ(に違いない)姿で何処までも迫り来る様は忘れられない恐ろしさ。テクノロジーの暴走を考えさせられた秀作です。 |
《改行表示》40.これは傑作。私にとってマイケル・クライトンといえば「ER」。あのリアリズムの塊のようなドラマを作る一方で「ジュラシック・パーク」のようなSF映画も作るわけで、ずいぶん守備範囲が広いなと思っていたのですが、この作品でストンと腑に落ちました。マイケル・クライトンは妄想を膨らませたのではなく、こういう未来の現実がリアルに見えていたのかなと。 実際、世の中はこの作品が描いたような世界を目指している気がします。快楽とスリルへの欲望を、科学技術の力で満たそうとしているように思います。それがユートピアかディストピアか、この作品の結末が暗示しているように、誰にもわかりませんが。そのあたりも含めて、やはりリアリズムの塊のような作品でした。 余談ながら、〝主役〟のわりに出番が後半に集中したユル・ブリンナーですが、キャリアの中ではかなり晩年の出演作なんですね。アンドロイドのわりに腹もけっこう出ているし。その思うと、恐ろしさとともにせつなさも感じます。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-10 22:50:21) (良:1票) |
《改行表示》39.設定が良い。終盤は思ったよりも、となるが当時としてはなかなかだったと思う。 現代においてリメイクされても不思議では無いが、どうなんだろう。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-06 20:43:20) |
38.典型的な「当時としては頑張っていたんだろう」作品。ただ、そういった部分を甘目補正しても、やっぱり面白くない。逆に古くてもいい作品は、「最近こういうの中々無いよなぁ~」と思わせてくれる何かを持っていると思う。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-06-20 11:33:30) |
37.人間の本能のままやりたいことが出来る世界、これは一日1000ドルでも高くないのかもしれません。ただ、「本能のまま行動する」ことは人間としての見たくない一面も多いでしょうけれど。。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-22 13:01:18) |
36.ロボット反乱モノの原点?日本は「ロボット大国」を目指すようだが、介護・医療で誤作動起こす事のリスクも考えとかないとね。 |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-01-12 01:24:33) |
34.昔観てとても怖い印象を持った。ロボットが襲ってくるって不気味ですね。 【noji】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-03-14 00:33:20) |
《改行表示》33.アイデアが抜群にイケてる近未来SF映画。 「ジュラシックパーク」と「ターミネーター」を合わせたような作品だけど、 もちろん本作のほうが製作年度は先。機械文明に対する警鐘を裏テーマにしており、 ロボット役のユル・ブリンナーはまさにハマり役。この人は元々無表情ぎみで、素で顔が恐い。 アイデアはA級、ストーリーも決して悪くはないが、演出のほうは今一つで、 全体的にはB級感たっぷりのテレビ映画のような雰囲気。でも面白い。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-07-28 04:13:08) |
32.ユル・ブリンナーは荒野の七人そのままの扮装で、体格もいいし、カッコよすぎ!あと、皆さんのコメントを読んでから再見したら、確かにまばたきしてないんですね。すごい。 人が死に、機能が停止したテーマパーク内を武装したカウボーイにどこまでも追い回される。いや~怖い。この怖さが好きで年に1回くらい見直します。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-28 01:14:43) |
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31.なんとクライトンの監督作品。緊張感は希薄だし展開遅いし、コンピューター社会への警鐘へのアプローチも普通過ぎるしで、かなり厳しいレベルだと言わざるをえない。ゆるゆる。ただし、当時の斬新性や技術を考えて観ると何だか愛着を持ってしまう、出来の悪い我が子のような不思議な作品。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-20 14:52:26) |
30. ターミネーターの前であることが非常に重要である作品だと思います。観ててなんか不思議な気持ちになる映画でした。 【ファンオブ吹石】さん [地上波(字幕)] 7点(2008-12-28 18:45:41) |
29.擬似世界と現実が交錯した世界はCGが無いからこそ楽しめたと思えた。無表情に追ってくるシーンは何度見ても恐ろしい。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-17 08:23:13) |
28.確かに「ターミネーター」の元ネタという感じですね。ユルブリンナーの演技はシュワルツネッガーとはまた違った怖さがあってイイです。 さすがに今見るとしょぼく見えるのは否めませんが、逆に70年代SFサスペンス特有の「気怠い緊迫感」が、何ともいえない味になっていて個人的に好きです。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-03 11:13:14) |
27.これはかなり外しているかと…。物語が大きく動きはじめるまでに一時間も掛かるのがきついですし、中世世界やローマ世界まで描写する必要があったのかどうか甚だ疑問です。(「ターミネーター」+「ジュラシックパーク」)÷4=「ウェストワールド」、といった感じでしょうか。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-02 10:00:43) |
26.小学生の頃見たんですが、これは名作と言っても良いんじゃないでしょうか。今、見ると違う感想かもしれませんがね。アンドロイドの悪役が良いと映画がぐっと面白くなる例の一つでしょう。 |
25.初めて観たのは2.3年前やったと思う。観たときの感想は、なるほど「ターミネーター」の元ネタがあったんだと思った。なんかテイストほとんど一緒やから。でも「ジュラシックパーク」の方は、俺はあんまり似てるような気にはならんかったけど(テーマパーク→崩壊の構成は同じやけどね)。映画は、今の目で観れば特撮とかしょぼいかもしれん。ただ↓のエスねこさんもおっしゃる通り、セットのショボさはテーマパークっぽくてなんかいい感じやと思った。前半はテーマパークの楽しさにワクワク、後半はユル・ブリンナーにドキドキそんな映画。こーゆう本格的なテーマパーク行ってみたいな~。 【なにわ君】さん 7点(2004-06-28 15:26:55) |
24.ユル・ブリンナー何回死んどるねんとつっこみたくなったwクライトン版ターミネーターかな、なかなか・・・でした。ブリンナーの初めて聴いた図太い声にちょっと驚きましたけど主演がブリンナーじゃなくてもいい気がするが。ってか、入場者ってみんな死んじゃった?? |
《改行表示》23.ジュラシック・パークとターミネーターを足して割ったような作品。 元々、マイケル・クライトンのテーマパーク物パニック映画の元祖のような作品であって、自身で監督、脚本も兼ねている。アイデアなどを取っても高いオリジナリティを持った作品だ。 倒しても倒しても立ち上がってくる「ターミネーター」のサイボーグが、ユル・ブリンナー扮する暴走ロボットの影響を受けているのは疑う余地がない。 【あむ】さん 7点(2004-05-07 02:04:12) |
22.セットがチープなのに、かえってテーマパークらしいリアルさが沸いて不思議。下手な解釈を持ち込まず、観客に判断を丸投げしてるようなエンディングがカッコいい。皆さん仰る通り、ユル・ブリンナーは少年時代のトラウマになりました。『ターミネーター』は公開時、その視覚表現と執拗さであからさまに「パクリ」と呼ばれてました。それ以外にも、クライマックスを山ひとつで終わらせないストーリー構成(再びキャメロンが『エイリアン2』でやってる (^^;)とか、ハイテクを駆使しておいて気付かせないさり気なさとか、けっこう後世に与えた影響は大きいですね。ただ、それだけ持ち上げておいても、でもやっぱりクライトンは監督の才能ないと思うなあ(苦笑)。 【エスねこ】さん 8点(2004-03-15 14:18:04) (良:1票) |