4.これねえ、バカつまんないんだけど私はけっこう好きでしたね。耽美主義と言い張るには美しさに欠けるし、ミステリーとしては破綻しまくり、あるのはもうただひたすらノスタルジーのみ、という内容なんですけど。たぶん内田裕也の背中に弱いんだナ。内田裕也ってある種の女性にはどうしようもなく魅力的だったりするのですが残念ながら不特定多数にウケるタイプではないと思うので、裕也さん好きっ!っていうアホ以外はこれ見ても苦痛以外の何物でもないと思います。私は裕也さん好きっ!派なのでこの映画は嫌いなんだけど妙に好きです。つまんなさが芸になってるし。映像的にも日本映画にありがちな一人よがりの思い込み系、大物がやったら「スタイリッシュ」と言われかねないアレです。でもこういう突き抜けたこだわりを感じる映像って最近ではなかなか観られないので私はけっこう好きです。