21.なんともエネルギッシュな時代劇だった。印象的なシーンと言えばラストの「夢でござる」を真っ先に挙げねばならないが、別木庄左衛門の最期と忠長の絶叫も特筆すべき。東映が総力が挙げて揃えたキャストも超豪華で楽しいが、どうしても気になったのは史実とかけ離れすぎていること。全然気にならない人、むしろ笑いのポイントと捉える人…このあたりは人それぞれだろうけど、自分はついついツッコミを入れてしまい、いまいち物語に入っていけなかった。いっそ架空の幕府の物語として、家光と忠長の確執を想起させる程度に留めれば…てなことも思った。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-01-05 15:44:01) |
《改行表示》20.二代将軍秀忠亡き後、三代将軍として徳川幕府を継ぐのは、兄・家光か、弟・忠長か。という、将軍家の跡目争いが描かれるのですが、それにしても「柳生一族の陰謀」、いやあ、カッコいいタイトルですね。内容は、どのあたりが「柳生一族」の「陰謀」なのか、正直よくわかりませんが、とりあえずタイトルの響きがいいので、OKかな、と。 しいて言うと、陰謀を担当するのは但馬守、演じる錦之介の歌舞伎っぽいセリフ回しが、怪しいのなんの。もちろん千葉ちゃん演じる十兵衛は、ムズカシイ話はわからないのでアクション担当。そこに、さまざまなライバル的キャラが登場して、はたまた一応それなりに陰謀劇みたいなのもあったりして、なかなかの楽しさ。ラストの意外性もバッチリ。 ここまできたらもう、時代劇の枠も超えちゃって、SF的にもっとハメを外してもよかったんでは、という気もしますが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-12 23:05:45) (良:1票) |
19.随分史実とかけ離れたフィクションだけど、そうそうたるメンツで迫力十分。歴史は勝者によって作られるといわれるけど、とてもリアルな「本能寺の変431年目の真実」も早く映画化してもらいたいものです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-20 20:56:44) |
18.このパワーすごいなぁ。主なキャラクターはもちろん、脇役・チョイ役にいたるまで、この“キャラクターの立ちまくり感”は何なんだろう。説明できない。これこそオールスター映画なんですな。成田烏丸少将以下公家の面々も良かったが、個人的には夏八木別木庄左衛門の熱さにグッときた。集団のチャンバラが多く、“一対一”の殺陣が淡白であったのが非常に残念。 【いわぞー】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-04-29 14:17:51) |
17.やっぱり柳生十兵衛は千葉真一に限るなぁ。「十兵衛ってどんな人だったんだろ・・・」って考えると、迷わず千葉真一を思い浮かべてしまいますもの。とにかくどんなシーンでも気合が入っているというか、熱いというか。刀の構えなんかカッコ良すぎてうそ臭いや。深作作品らしく、重いタイトルに似合わぬほど殺陣やアクションシーンもふんだん。とにかく話からキャスティング、演出などなど、どれをとっても分厚い感じ。見ごたえのある作品とは、こういう作品の事を言うんだなぁ、と改めて思います。 【カズゥー柔術】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-02-01 11:03:02) |
16.萬屋錦之介の演技は、あまりに大げさすぎる。彼だけが映画から浮いていて、静止衛星も遥か下方といったかんじだ。それに対して、大音声で寄せ手に口上を述べる夏八木勲にはシビレまくった。よどみなく流れる侍言葉には、この人が本当にこの時代に生きていたという錯覚する覚える。ところで、陰謀をめぐらせたのは一族ではなく宗矩一人だよなー。正しい本題は、「柳生宗矩の陰謀」。そんで副題は「徳川継承杯」。 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-18 12:44:55) |
15.深作欣二監督が最も脂の乗り切っていた頃に手がけた時代劇大作。時代劇でありながらテイストは完全にヤクザ映画である。(ってよく考えたら自分あまりヤクザ映画見てないけど・・・・。)出ている役者がみな若い。とくに真田広之が一瞬誰だか分からなかったほどだった。そしてやはり柳生十兵衛といえば千葉真一だろう。まさしくハマリ役。公家の成田三樹夫もすごい印象に残った。でもこの映画の見所はやはりラストシーンだろう。「夢じゃあ、これは夢でござある。」と生首を持って叫ぶ錦之介の姿が脳裏に焼きつく。アクション映画の傑作。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2005-03-28 22:57:57) (良:1票) |
14.時代の流れの中で度々生まれる悪意に満ちた陰謀、将軍家継承における柳生但馬守のそれを壮大に描く。素晴らしいのは、明らかな悪意をメインに描きつけた潔さである。劇中、陥れられた西郷輝彦演じる家光の実弟忠長の「善か悪か誰が決められよう」という台詞が印象深い。そう、善と悪が入り乱れ、あらゆる思惑と陰謀が渦巻く時代の流れの中で、どちらが善悪かなど認識することは不可能であり、無意味だったのだと思う。生き残った者が、そして綴られる歴史がすべてだったのだ。存在感溢れる俳優が揃い、深作欣二が大いなるパワーをもってまとめあげた大河に圧倒された。 【鉄腕麗人】さん 10点(2004-03-24 15:55:56) |
《改行表示》13.最後の錦之介はよいですね。ただし、同時期同系統の作品として「真田幸村の謀略」の方が好きです。 <追記> あらためて見ると、結構滅茶苦茶な内容なんだけど、400年前のこの時代の権力闘争ってどんなんだったんだろ?と想像は膨らむかな。 |
12.ヤクザ映画と時代劇ってのは近いのかもしれない、と思った。忠義とか仁義とか、この映画はドロドロしすぎだけど。これを時代劇と呼ぶのには抵抗を感じる。 【紅蓮天国】さん 4点(2003-12-21 13:13:08) |
|
11.豪華キャストテンコ盛りでしたね。見てるだけでお腹いっぱいでしたが、皆さんそれぞれがいい仕事してた感じでありました。深作色が濃い中にJACが混ぜ込まれて、もう五目ごはん状態でした。やっぱり千葉真一の柳生十兵衛は最高でしたし、真田さんも志穂美悦ちゃんも、もろJACでした。梅津栄の白塗り顔でのあたふたぶりには笑ってしまいました。 【fujico】さん 7点(2003-12-11 15:56:40) |
10.この辺りの歴史ものが好きだったのもあり初見時はかなり好きだった作品。十兵衛といえば千葉真一である。「柳生十兵衛、推参!」かっちょいい!しかし大分経ってから見るとどうもJACのオーバーアクトが気になる。十兵衛がニヤリと笑い「元気な子を産むんだぞ」とはっきりと解かりやすく大きな声で言うのもなあ..。ハヤテの恋心だとか、茜の死だとか..そんな描写もちょっとあざとい(JAC期待のホープ真田広之とエース級ヒロイン志穂美悦子の為に用意されたような)。まあ、でも筋は面白いのは間違いないと思います。特にラストはしてやられました。 【R&A】さん 6点(2003-12-09 11:19:23) |
9.やってもうた!柳生一族と服部半蔵と間違えてレビューを書いてた事に今気づいた。千葉ちゃん繋がりってことでご勘弁、紛らわしいねん! 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-08-24 20:11:12) |
8.今回も千葉真一が十兵衛ですが、ラスト近くまでこれじゃ柳生一族(というか但馬守)の陰謀に利用されたピエロだよ、と失望しかけていたところ、あの首の一件で改めて自分的ヒーローに位置付けられました。但馬守の狂乱もカタストロフというに相応しい。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 10点(2003-06-30 01:30:00) |
7.プチバレあります。最後の錦之介のセリフと演技が観たくて、また観てしまいました。中だるみもあるけど、好きな役者さんが、はまっていて、楽しめますね。公家言葉の成田さんが好きです。ちょっとあっけなく、やられちゃうんで、ガッカリですが…。現実にも早くにお亡くなりになってしまって…。日本映画の再観は少ないんですが、この作品はまた観たくなる予感がしてます。 【すぎさ】さん 8点(2003-06-16 22:29:50) |
6.予告編で錦之助さんが「味方につくも敵に回るも心して決めいっ!」と大見得を切るシーンがありましたが、本編では見当たりませんでした。何と申しましても故成田三樹夫さんの烏丸少将にしびれます。なよなよした公家が実は剣の達人…格好良いっス。錦之助さんの冷徹な但馬守が将軍家指南役の印綬を押し頂いて満足そうな顔をするところも好きです。松方さんの家光公も良い味を出しておられます。どの映画を見ても(特に邦画)不満なのは、戦いのとき倒れた味方に駆け寄り「しっかりしろ」と声をかけ、言葉を交わした後死んでしまうと死体をかき抱いて泣くところなどです。本作でも千葉さんや真田君がしっかり愁嘆場をやってくれていました。戦いや剣の達人なんだからもっとクールにきめていただきたいものであります。プロならプロらしく味方や敵の死体を楯にするくらいでなければ。志穂美悦子さんの死に方も何だかなぁでしたね。それでも大変楽しめる時代劇です。夏八木勲さんの「不承知でござぁる!」には男泣き。 【ぶくぶく】さん 9点(2003-05-18 12:32:33) |
【風教】さん 10点(2003-02-08 23:18:22) |
4.何回見てもおもしろい!私はこれを見てから徳川家光の時代が一番好きになりました。もう、あのような時代劇は見られないのではないでしょうか。 【柳生一族の娘】さん 10点(2003-01-28 23:24:15) |
3.私が小さい頃テレビで夢中になっていた千葉真一の柳生十兵衛シリーズの原点。千葉真一の実弟(仮面ライダーの滝)が弟役というのも感慨深い。キャスト的にも後年の千葉・真田ラインの映画の出発点といえる。 【TAZZ】さん 8点(2003-01-08 00:58:45) |
2.千葉真一は柳生十兵衛がよく似合う。それはともかく終盤の展開は引きこまれる。但馬守と十兵衛のラストは迫力あり。 【あずーり】さん 8点(2003-01-03 14:03:22) |