4. この映画を観た人のほとんどが「水曜ロードショー」と言っているように思いますが、私もその内の一人です。
ビデオが普及されていなかったあの時代はテレビというものが大きな役割を担っていたように思います。
情報量が飽和状態の今の時代なら、こうしたシンプルな映画には巡り合えなかったかもしれません。
時代とともに色褪せていく映画が沢山ある中で、今回久しぶりに観た本作は、あの時と同じ感動を与えてくれました。
シンプルな展開の中に散りばめられたセリフのやりとりが、たまらなく素敵です。
少ない登場人物がそれぞれの役割をちゃんと果たしていて、無駄なシーンが全くありません。
その中でもマット・ディロンは功績は大きい。私の周りにいる、ほとんどの人が、この作品を「ああ、マット・ディロンのデビュー作ね」というのが興味深いところです。(実際はデビュー作じゃないのに…)