8.ナチスによるユダヤ迫害の暗雲立ち込める不気味さが漂っていました。ナチスの本質を感じ取っていたハヌッセンのキャラが際立っていたのに対して同じく感じ取っていたジシェは何とも中途半端な存在でいけません。思わせぶりなだけの弟もいけません。盛り上がりのない退屈な作品でした。 |
7.並外れて力持ちの男と預言者が出会うっていう話なんですが、全然面白くありません。二人とも全然無敵じゃないし、ストーリーに盛り上がりがないため飽きます。しかも長い。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-03-25 13:41:21) |
6.とりあえず、ヘルツォークの新しい作品が観られる、という事に関してだけでも感謝しちゃう(何となくだけど)。どうせ、いわゆる「出来のいい」映画なんて期待してないし、もうお好きにしてチョーダイ、お好きに観ますから、ってな感じ。しかしヘルツォーク作品という事を意識し過ぎると、やや肩すかしかも。本作では「人間と自然の対立」という構図は希薄ですからね。確かに、主人公の筋肉ムキムキ男(実にエエ体しとるのう)の朴訥とした姿からは、何か「続 カスパー・ハウザーの謎」と呼びたくなる雰囲気も無くは無いんですけどね。如何せん、ユダヤ人という背景を持った彼、もはや、カスパーのごとき完全な自然児ではあり得ない。そうであるにはあまりにも背負うものが大き過ぎるから。冒頭、主人公と弟は村人にからかわれ、排斥される。が、カスパーとの違いは、彼の持つ怪力によって人々の中に溶け込んでいく点(ところで、この朴訥とした兄と理知的な弟の関係、これはバカボンとハジメちゃんの関係をも彷佛とさせます。赤塚不二夫の影響がこんなところにまで及んでいるとは。笑)。しかし結局はナチスとユダヤ、という壁が立ちはだかり、これを彼は超えることができない。両者の間に彷徨うハヌッセンの不思議な存在感。そして皆、歴史の狭間にひっそりと消えていく。この映画のラストはスゴイ。当時の政情の不気味な雲行きを暗示するような、いたたまれぬ程の不安。見事なラストに、ゾクッとしました。ところで本作で聴くベートーベンのピアノ協奏曲第三番、実際よりイイ曲に聴こえますなあ(←コラコラ、何ちゅうことを)。 【鱗歌】さん 8点(2004-11-06 00:59:25) |
5.題名とティムロスに引かれて大失敗!大嫌いなユダヤ物、ヤマが無いよヤマが。裁判シーンくらい盛り上げてよ。カニは何だよ、カニは、P・T・Aかっつーの。で彼はなんかしたの? 【亜流派 十五郎】さん 2点(2004-05-13 23:20:31) |
《改行表示》4.うーん。実話の着色らしいけど、何故ユダヤ人の中で伝説となるのかがこの作品で描かれているとはとても思えない。ティムロスはとても好きな俳優なのではあるが、この作品ではいまいち重みがない。ストーリー?キャストの問題だろうか?ヒロイン・サブとその世界のプロを抜擢したみたいなのだが、それが私には今市だったというか。 あらすじを見て気になり見てみたが、外したという感がちょっとあります。うーん。。。 【風太郎】さん 4点(2004-05-13 15:38:24) |
3.随分前に新作登録を依頼していたが、何故反映されなかったのだろうか…?まぁ、良いや。で、あーぁ、やっちまったよ、ヘルツォーク。彼のリアリズムを生み出す(と言うか、追求する)手法が見事に破綻した格好。実は撮影途中で、ヤバイ!、と感じていたのでは無いだろうか?全編に渡り「諦め」が蔓延しているようにも感じる。ヘルツォーク史上最悪、と言ってしまって良いだろう。 【ぽろぽろ】さん 2点(2003-10-03 09:29:29) |
2.かなり地味な作品のわりには混んでました。ティム・ロスのいかにもなうさん臭さや、プロのヘラクレスとピアニストを起用したキャストは良かったんじゃないでしょうか。ユダヤの救世主となるべく神が選んだ男は結局ごく普通の人生で夭逝しちゃうのね。ラストがはぁーって感じでしたが意外と面白かったな。 【mimi】さん 8点(2003-07-14 11:51:57) |
1.空気の読めないバカの話。「ティム・ロス最新作」にだまされた。ていうか主人公から端役に至るまで、扱いがぞんざい過ぎる。こいつは何で出てくるの、あの思わせぶりな態度は結局何だったの・・・説明してくれ!あとな、シーンをそれぞれポンと置くんじゃなくて、繋げてくれ。ドイツ映画でドイツの監督がティム・ロス以外は東欧系の俳優を使ってるのに、英語を喋るのも訳が分からない。また英語圏の人間じゃないからヘタなんだ・・・6月現在2003年度ワースト1。 【C-14219】さん 2点(2003-06-08 23:46:05) |