24.主人公も、その家族も幸せに生きるには何重にも問題を抱えていて、閉塞感が半端ではありません。特に愛する息子と再び離れ離れになってしまう母親の悲しみが強く印象に残りました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-01-18 13:26:53) |
《改行表示》23.特別に面白くもなければ、つまらなくもない。 ヘンリー・フォンダは特に魅力的でもない。 あのボロトラックで旅をするのは面白いが、全体的に長く感じた。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-09-03 21:27:44) |
《改行表示》22.貧乏、子沢山、大家族、失業。 私の嫌いな要素が全て詰まった皮肉めいた作品でした。 終始、欝になるような展開で、全く起伏がない。 結局、ゴキブリみたいな人間たちが生き残っていくという結末は納得できました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-02-19 20:00:58) |
21.土地を失い、住む場所も失い、職までも失いとこんなにも残酷な話はない。それなのに単なる残酷なだけの話でない活き活きとした描写、登場人物が笑ってる場面の多さに救われる。この辺りがジョン・フォード監督の人間味、温かさを感じることができる。大人以上に本来なら切ない筈の子供達が見せる楽しそうな表情、一家を支える強き母親の存在が大きい。希望を感じさせてくれるラストにジョン・フォード監督の人間的な魅力が詰まっている。モノクロの画面、リアルな描写、今の時代でも通用する映画だ。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-06-11 11:22:10) |
20.新天地カリフォルニアを目指し、ポンコツトラックに乗り込む一家の姿。その苦難の姿をただ卑屈に描くのではなく、むしろ一家をはじめとする登場人物たち各々が、活き活きと描かれ、また数々の印象的なエピソードが積み重ねられていくことによって、多層的なドラマが展開されます。見事と言う他ありません。舞台は大恐慌の時代、むかしむかしのオハナシな訳ですが、活き活きとした描写が古さを感じさせない・・・のみならず、むしろ今この時代に繋がる点が多々ありそうなのが、コワかったりもします。ある人たちは言う、太平洋戦争が勃発したのは、日本が戦争を起こすように仕向けられたからだ、と。この映画で描かれているアメリカの姿を見ていると、「そりゃそうだろ、そうせざるを得んだろ」という気がしてきます。どの国も苦しく、どの国も外へと活路を見出すしかなかった時代。国が矛盾を抱え、国民が飢え、国内に危機が巻き起こったならば、もはや「外敵」を設定するしかない。・・・で、現代、今。まさに、そういう時代、ですよね??? この映画のヒューマニズムこそ、今もっとも必要とされているものではないか、と。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-11-17 00:13:29) |
《改行表示》19.あくまで社会派ドラマとして鑑賞すべき映画。 原作自体がそうなんだけど、それだけじゃストーリーに厚みが出ない、地味だと思ったのか、 家族の描写も入れてきて、そちらは残念ながら中途半端だったなという感は否めない。 それにしても、アメリカにもこんな時代があったんだね。勉強になりました。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-26 14:46:34) |
18.アメリカ映画っぽくないほど暗い。ラストはなんだかあっさり。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-09 17:54:18) |
17.この時代に生きる民衆の苦しみ、やるせなさがよく伝わってきます。 【akila】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-21 17:37:43) |
《改行表示》16. とても胸が締め付けられる映画でした。 特に主人公の母親が良かった。 基本、音楽が明るい曲調のものだったので、鑑賞中も結構くつろいで観れたかな。 話の落ちどころが読めてしまってちょっと残念だった気がしないでも無い。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-15 01:50:20) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-12-06 19:43:41) |
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14.ジョン・フォードらしい波乱万丈な展開と家族を中心とした当時のアメリカを象徴したストーリーは流石。彼の作風に合ったスタインベックの原作が見事なぐらいにハマってました。家族を養わなきゃいけねえのに1ドル稼ぐのに何時間働かなきゃいけないんだ!!という絶望なんですが何故か希望を感じるのは脚本の上手さなんでしょうねぇ、セリフ回しが秀逸すぎて演技・ストーリー・脚本全てが素晴らしい具合に絡み合ってました。うん、久しぶりにいい映画を見たもんだ。 |
13.時代背景は違えど現代社会にも通ずる(万人に当てはまるわけではないが)人間の苦悩。重苦しい流れでストーリーは進んで行く、ラストの母親との会話シーンにかすかな希望を見出し、ジンワリと尾を引くかのよう余韻を味わえる。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-19 23:06:20) |
12.今見ることによって感じるものがあったかと思いますが、人生経験の浅い私にはさっぱり。社会派ドラマって共感できるほうが少ない気がします。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 4点(2010-04-04 18:34:03) |
11.ジョンフォード作品初見でしたが、確かに映像美を感じたし力強さもよかった。ラストが制作側の意向なのかちょっと力強さを感じなかった。当時のアメリカの苦しい生活が心を痛める。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-25 12:49:28) |
10.虚飾を廃したドキュメンタリー・タッチで淡々と描かれている作品。主演のヘンリー・フォンダの演技も控えめといおうか、特筆するようなものもなく、本来こういった作品は7点どまりなのに9点を奮発するのはやはり、今の経済情勢がこの映画の時代の大恐慌の再現だと言われているからです。今の世界では誰もが共産主義の末路を知っていて、共産主義に活路を見出すことはないので、どうすればいいのか考えさせられます。過去の先輩から私たちへのメッセージとして鑑賞すべき作品。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-08 03:00:12) |
9.この作品の登場人物が体験しているドラマはかなりのものがあると思うのだが、画面上の表現としては何とも地味な感じで、与えられたシーンをそれぞれが順々に喋っているようにしか受け取れない。この理不尽な環境からいえば、もっと絶望や激情、そしてそこからの再生があるはずでは?見ていてあまり気持ちが盛り上がりませんでした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-27 03:00:36) |
8.むかしデート映画として見ました。これ、娯楽作品ではありません。うう、貧乏っていやです。一生懸命働いて、慎ましく、幸せな家庭を築きたいと思いました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-10 08:51:13) |
7.この映画の持つメッセージ性は評価しつつも、最近の映画を見慣れた私には、全編にわたる重苦しさがたまらなくつらかったです。何か救いが欲しかった。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-02 17:08:39) |
【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-18 13:37:58) |
5.お母さんって、とっても偉大だ。この映画でも、くちではトムに「お前がいなくなったらどうなる」と心配するお母さんですが、むしろお母さんがいなくなったらとっくにこの家庭は崩壊している。男は働き、女は家を守る。現代だったら、女性の社会進出やらで田嶋先生あたりがフンッとか言いそうですけど、当時のアメリカは、というかどの国でも男女の役割はこの点にあると思います。住み慣れた土地を追われ、行く先々で合う明日の見えない絶望。貧しくても富める者たちよりも自分たちは強く生きていく。決して簡単には崩れない。強いメッセージを感じました。僕は幸い仕事に就いていますけど、いざとなったら仕事の好き嫌いは選んではいられませんね。 |