8.傑作であった前作の続編ながら、こうもテンションさがる作品とは珍しい。なんか唐突そしてチグハグなんですね。役者陣が魅力的なだけに惜しいです。 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-11-15 18:07:45) |
7.緊迫の場では音楽を鳴らさない、という当たり前のことが邦画では嬉しい。漠然とした印象で言ってしまうが、邦画ではすぐに音楽がうるさく鳴っていた気がする。仁侠映画の健さんは黙って仕事をしていたが、いくつかのアクション映画ではやたら金管楽器が吹き鳴らされて迷惑した。音楽を伴わないと迫力が出ないアクションは、アクションの敗北であろう。アクションは本来身体で聞かせる音楽として映画のカナメだったはずだ。この続編のシリーズ二作目までが白黒で、湖畔の場など美しい。もうしばらくモノクロでいけたんじゃないか。城健三朗時代の若山富三郎。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-27 10:18:49) |
6.市のキャラクターとしての面白さのおかげでそれなりに見られるが、ストーリーとしてはイマイチ。売りは若山富三郎出演により実現した兄弟対決だが、これも熱い戦いになってないし、美しさも足りないように感じる。いくら殺陣が上手い役者同士でも、作り手がやっつけ仕事ならこの程度になってしまう…って事かな。ちょっと残念。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-06 12:00:28) |
5.1作めと続けて観た。さすがに同年に作られただけあって物語も登場人物も驚くほど前作と繋がっている。なのに受ける印象がぜんぜん違う。ださい。前作にあった映像の風格、ライバルの格好良さ、各登場人物の深み、殺陣までのタメ、対決のカタルシス、市の背中に漂う悲しみ等々がみごとに抜け落ちてぺらぺらのスーパーマン譚に堕している。若山のキャラもなんだかぼやけていて、いったい何をしたいんだかよく分からない(女を取った取られたの遺恨でいいのか?)。「あギャー!」と騒いで唐突に終わるラストはまるでタランティーノの「デスプルーフ」のバカエンディングみたいでおもわず笑ってしまった。 【皮マン】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-11-02 21:03:58) |
4.シリーズ第2作。前作の後日談ということで1作目を見てからかなり間があいているので今さら見るのもどうかと思ったが、まあ思ったよりは面白かったかな。しかし、前作のヒットで急遽作られた感があるのは否めず、市と兄のドラマなどもう少し踏み込んで描いてほしかった部分が多いし、いちばんの見どころである実の兄弟が演じる兄弟の対決もイマイチ盛り上がらない。若山富三郎はこの作品が大映初出演だそうだが、初出演が弟である勝新との共演作というのは明らかに話題性を狙ったキャスティングだったのだろう。(おそらくこれが兄弟の初共演作ではないか。)でも、この間、「新仁義なき戦い」や「緋牡丹博徒」シリーズを見たばかりだからかもしれないが、本作の若山富三郎はそれらと比べると存在感があまり感じられず、勝新に食われ気味で、日ごろから勝新より演技ができる俳優だと思っているのだが、その演技もどちらかと言えばあまりうまくないように思えて少々残念。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-06 17:47:43) |
3.兄との確執が見所でしょうが、兄のキャラクターが善人でもなし、悪人といっても悪の凄味も魅力も漂っていない中途半端さで、対決と最期を看取るシーンにも迫ってくるものがありませんでした。脚本が練れていないので、平手造酒の供養や軽薄さ溢れる飯岡の親分のシーンも空回りしているように感じました。何より、市が狙われる理由があんまりだと思いました。 |
《改行表示》2.映画の中でも兄弟っていうのはなかなか洒落てるね。 前作より殺陣の見せ場は多かったけど、作品の質は前作の方が上かな。 【夏目】さん 5点(2004-07-08 19:44:41) |
1.どっちかっていうと続編というより“続き”もしくは“補足”って感じがしました。前作がヒットして急遽作られた作品だから、脚本を練る時間がなかったのかな(あくまで推測ですが)?兄弟対決は当時としては話題だったのでしょうが、思い入れがない人間にとっては・・・。でも座頭市ってだけで魅せられちゃうんですけどね、結局。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-12-29 19:31:46) |