《改行表示》142.15年ぶりぐらいに二度目の鑑賞。 アナーキストな雰囲気が好きな人には良いかもしれません。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-16 19:53:31) |
《改行表示》141.「プラトーン」「7月4日に生まれて」「JFK」など社会派の名作を生んだオリヴァー・ストーン監督が撮った映画とは思えない内容に唖然としましたが、コミカルでキレッキレの作風は妙に心地よく、最初のダイナーから画面に釘付けです。(よく確認すると原作タラちゃんで何となく納得) 作風からおそらくコメディ寄りにしたかったものと思いますが、要所要所で差し込まれる連続殺人を擁護するような説明くさいシーンが妙にテンポを落としてしまっています。ミッキー(ウディ・ハレルソン)の児童虐待シーンやマロリー(ジュリエット・ルイス)パパからの性的なシーンなどは不要だったかもしれません。また、刑事(トム・サイズモア)やTVリポーター(ロバート・ダウニー・Jr)のパートもまとまりが悪く散漫で、刑務所でのインタビューでやっとメディア批判に焦点が絞られてきますが、今更感も強く、全体的に編集の甘さばかりが目立ってしまったように感じました。 結局のところ、説明的(言い訳的?)に悪魔のノックス夫妻(ミッキー&マロリー)を擁護しつつ、メディア批判、刑務所の体制批判の体で価値観の押し付けまでやろうとした結果、方向性がよく見えなくなってしまったものと思われます。アメコミやモノクロを織り交ぜた凝った編集や、序盤のダイナーの一件、橋での結婚シーン、原住民の一件など雰囲気が素晴らしかっただけに非常に惜しい作品です。 ただ、ノックス夫婦(ミッキー&マロリー)の突き抜けた愛は素晴らしく、偽善感を感じつつもトータル的には結構面白い作品だったと思います。無駄にトミー・リー・ジョーンズまで使っておきながら、作り手側が悪(悪魔)に徹し切れなかったのが評価を二分させた原因かもしれませんね。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-25 16:17:23) |
140.タランティーノ激怒も納得の内容。MTVやコメディドラマを思わせるくどすぎる演出の数々が、作品のテーマ及び純粋で無軌道な暴力を薄っぺらい物にさせてしまった。狙ってやっているとは思うが、インテリぶって拗らせるとこうなる、という一例。タランティーノとストーンでは水と油みたいにベクトルが違いすぎたのだろう。元の脚本がどうかは知らないが、もう一つのエンディングの方を採用してくれたらまだ救われたか。 |
《改行表示》139.本作の脚本を巡ってストーンとタランティーノが激しく対立したことは有名な話ですが、主な改変部分とは、ミッキーとマロリーの生い立ちをストーンが書き加えたという点だそうです。そもそもミッキーとマロリーとは、『トゥルー・ロマンス』の脚本執筆中に、その主人公・クラレンスに影響を与えた人物としてタランティーノが創作したキャラクターでした。クラレンスは、クールな殺人鬼カップルを以前にテレビで見ており、その模倣をする形で自分もアウトローの道に突っ込んだという話にするつもりだったとか。その後、ミッキーとマロリーのエピソードが大きくなったので『トゥルー・ロマンス』からは完全に切り離され、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』として一本の脚本にまとめられました。以上の成立過程に起因してか、本派生企画において、タランティーノはミッキーとマロリーの実像ではなく、メディアを通しての虚像を描くということを作品の骨子としており、基本的にはメディアによって取り上げられる姿のみでミッキーとマロリーの物語を構成しようとしていました。しかし、ストーンは彼らの生い立ちまでを描くことで、根本的な作品のあり方を変更したのです。タランティーノは怒って当然ですね。。。 以上の改変は是か非かというと、私は非だったと思います。タランティーノの脚本は、殺人者がメディアによってロックスターのように持ち上げられる様の異常性を訴えたものでしたが、ストーンの改変によって暴力の連鎖という主張が追加されたため、全体として何を言いたいのかが分からない映画になってしまったからです。カマキリが獲物を食べる様から原爆投下まで、実に多くのイメージが作品全体に散りばめられており、本作においてストーンは暴力に関する普遍的な考察をしようとしています。しかし、タランティーノが作り上げた脚本には異常者しか登場しないため、そのドラマから普遍性を見てとることはできません。このことが、作品全体を意味不明なものにしています。。。 ただし、既存のどの映画にも似ていない本作の斬新な手法の数々には、大いに評価の価値があります。当時、世界最高の映画監督だったストーンの発想力はタダゴトではなく、本作を忌み嫌っているタランティーノ自身が『キル・ビル』において本作の手法を取り入れたという事実が、その影響力の強さを物語っています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-01-06 01:47:55) |
138.良く分からなかった。DVD特典の「監督による解説」も見たけど、やっぱりよく分かんなかった。というか解説といっても、O・ストーンが滑らかに語るのはフィルムの種類だのやれ光源がどうだのといった技術的なことが多くて、肝心の殺人者二人の心理にはあまり触れてない。あのさ、O・ストーン自身がタランティーノの原案を咀嚼し切れてないんじゃないのかな。この映画はストーン曰く「私のこの二年間の幻滅だ」らしい。暴力が止まずそれを称賛すらする一部の社会、そんな90年代を指すらしい。タランティーノの世界は暴力を前面に展開しながら、核のところは暴力行為を超えた向こう側を描く。暴力の持つ凶悪性にパワー負けしない作家性が特徴なわけで、とすれば暴力社会に倦んでいたストーンが彼の脚本に強く魅かれたのは無理も無いのかなあと思う。でもやはりタランティーノの脚本は彼の感性で映像化しないと。結局のところは“暴力ビビリ”のストーンが変な手を加えて、挙句タランティーノが袂を分かってしまってこんな意味不明な作品に。出演者の熱演といい、熱心に割って割りまくるチカチカカットといい、なんかすごく残念な映画。タランティーノがメガホンをとってたら、どんなのになっていただろう。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-10-11 01:27:35) |
137.はじけっぷりとジュリエット・ルイスの可愛さに。 【noji】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-06-20 00:46:43) |
136.発想はいかにもタランティーノなのだが、メガホンをとったオリヴァー・ストーンが理性的すぎるのか、やや出来上がりが綺麗すぎる感がある。全体的に丸いというか、ハジケようとしてハジケている感じ。でも良く言えば見易い。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-29 07:36:34) |
135.オリヴァー・ストーンよりもタランティーノ色が濃い。結局コメディなのが「ワイルド・アット・ハート」を彷彿させる。映画としては十分楽しめた。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-11-11 03:33:35) |
134.逃避行なら古典の「俺たちに~」の方が面白かった。ちゃかちゃか切り替わる映像もしつこ過ぎて飽きてくる。そして予定調和的に発生する暴動。もういいって。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-08-30 23:17:42) |
133.70年代ふうニューシネマのパロディとも見られる。あの新しさとテレビの退屈さとが同じものであった、っていうか。二人の出会いの場が「ルーシー・ショー」ふうのコメディにされて出てくるあたりは実にワクワクした。あとアニメあり、ニュースふう事件再現あり、とごちゃまぜの文体で「テレビの国のユリシーズ」といった面白さ。二人は社会に対して特別に恨みつらみがあったわけじゃない、あったのは家族に対してだけ。この世はゲームの場となり、イノセントに殺人を続けていく。そこにリアルな感じがあった。マスコミ批判は戯画的になりすぎて、それほど印象に残らず。インディアンの場は、これだけ「裁き手」になってしまうのでつまらない。ナチの悪もアニメの悪も、ブラウン管の中では同質になってしまうって視点が大事なんだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-03 11:45:03) (良:1票) |
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《改行表示》132.凄まじい実験映画ですね。様々なテクニックを詰め込んでいて、映像自体は最早カオス。しかし、そのカオスな映像にこそ、この映画の描きたかったエッセンスがギッシリ入っていたのは素晴らしかったです。話自体は良くある「何故に人殺しをしてはいけないか?」という物ですが、いやはや此処まで徹底してると、一種の洗脳映画みたいでしたが、ある意味清々しい。 哲学的な内容が嫌いな人には受けないと思います。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 16:21:20) |
《改行表示》131.殺人者を主題にしたものに、ストレートにすがすがしいという表現は不謹慎かもしれないが、実際そうだと感じたのだから仕方がない。主人公たちの純粋さ丸出しの生き様はかっこよく見えた。 主要人物が全員曲者で、みんないいキャラしている。もう誰が悪者なのかわからない(笑 懸命に主人公を応援してしまった。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-19 17:30:38) |
《改行表示》130.映像がちょっと狙いすぎていて、ドラッグムービー的にトリップさせたいのでしょうが、逆に我に返っちゃいますね。 オイシイ題材、いい演者たち(個人的にトミー・リー・ジョーンズ良かった)だっただけに、なんだか凄くもったいない。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-05-30 06:44:20) |
129.な ん だ こ れ 。つまんねえ。タランティーノ馬鹿にしてんの?ふざけんじゃないよ。『原作・タランティーノ』この意味に観終わった後気付きました。ああ、そうかタランティーノは実際には全く関与してないわけか。タランティーノが大分この映画に不満をもったそうですがどうやら本当の話のようですね。スタッフ・クレジットからタランティーノの名を消して一切タランティーノとの関係を断ち切った後、また別の形でこの映画と出会ってればもう少し良い評価を持てたかもしれません。多分それでも好きな映画とはならなかったでしょうが・・・個人的に嫌いなソウ2や3と同じ匂いがするんですよね。少しでもタランティーノっぽさを出そうとしてるのが鼻につきます・・あの死ぬほどくどい演出とか。タランティーノ信者の俺とは最高に相性の悪い映画でした。タランティーノっぽさを期待して観た俺が悪かったのですかね。音楽と「捨てろ」と言われてドーナツを捨てるシーンともう1つのエンディングだけは良かったです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-04-21 06:02:19) |
128.おかしな映画ですから、頭を空にしたい時にお勧めします。アホ写りそう!? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-03-06 23:30:53) |
127.どう考えたってオリバー・ストーンじゃねーだろ。10年後のリメイクに期待。 【Junker】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-02-19 00:05:29) |
126.主人公カップルのイカれ具合はわかりましたが・・・。狙いすぎで気分が悪くなりました。主人公カップルが好きになれないんですよね。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-07-29 00:01:46) |
125.なかなか洒落た映画というか、それを狙いすぎな感もあって見ててつかれる。後半からの刑務所の暴動シーンは凄まじかったです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-03 17:50:36) |
124.面白くもなんとも無い。狙いすぎてて微妙に外れてる。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-02-29 10:46:01) |
《改行表示》123.「暴力」の象徴となる二人の成り行きを見守るしかない内容(それ自体もなんか中途半端ですし)。 どうせなら、下手な人間性なんて付け加えずにもっと暴力の塊にしたほうがいいと思う。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2007-12-05 06:13:33) |