80.原作を読んでいない私にはさっぱり意味不明な映画でした。それも話が複雑すぎて未読者では把握が困難というのならまだしも、伏線も張らずに「この人、実は○○でした」なんてことを平然とやるなど論理的に話がつながっていないという、映画単体として成立させることを完全放棄したかのような姿勢はさすがに問題です。ジョンヒなどは背景説明の描写すら一切なく、何者かよくわからないまま登場して死んでいくという、だったら出さなきゃいいじゃないかという人物までいます。原作に仁義切ってなるべく要素を詰め込もうとした結果なのかもしれませんが、そのために映画文法なんてものもかなぐり捨ててどれだけ丁寧に見てもわからない映画にしてしまうのなら、映画化の価値を製作サイド自身が否定する態度だとも言えます。また、話だけでなく画面作りもまずく、あんなにスピード感や緊迫感に欠けるアクションは久しぶりに見ました。いそかぜ艦内を知り尽くしている仙石と、防衛庁情報局エージェントの如月を組ませたのなら、それぞれの長所を活かしながらアクションに差別化を図るのが普通なのに、どいつもこいつもダラダラと撃ち合っては走り回ってるだけ。仙石とヨンファの対決などはもっとも盛り上がるべきところなのに、ごろごろ転がりながら延々殴り合ってるだけという、いつの時代のアクションやってんだと呆れてしまいました。カットが変わるといきなり撃ち合いが終わってる、「こんなアクションもありました」みたいな感じでスローモーションでアクションを締めくくるなど、むちゃくちゃな編集にも脱力。編集の人ってわざわざハリウッドから雇ってきたのに、なんでこんなすごい仕事をしてるのか理解に苦しみました。お雇い外国人にやっつけ仕事されたか、監督の撮ってきた素材があまりにひどいんでこうせざるをえなかったのか。そんな感じで何をとってもここまでダメなのはすごいことです。沈黙の戦艦が大変な傑作に思えてきます。一流キャストをずらっと揃えたり、見せ場にもそれなりにお金をかけるなど相当気合入れて作った映画がこれでは、日本映画もお先真っ暗だなと。そのうち泣ける映画しか作られなくなるんでしょうね。シベ超や北京原人のように笑う価値すらないという、これぞ本当のダメ映画だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 0点(2006-11-05 17:37:21) (良:2票) |
79.この映画は、まず何よりも原作と監督の「闘争」の記録として見るべきだと思う。 「今のニッポンとニッポン人は腐りきっている! こんな国は一度ブッ潰して、つくり直さねばいかん!」と叫ぶ「憂国の士」たる軍人・自衛隊員がいて、彼らの仕掛けるクーデターを、「国家」と「国民」に忠実な軍人・自衛隊員がからくも阻止する…という、おなじみの福井晴敏イズム。彼の原作になる映画には、そういった「国家や歴史など、ゲームのように“リセット”すればいい」というきわめて安直かつキナ臭い主張が主調音(ドミナント)として繰り返されている…。 だが阪本順治監督は、そういった危機管理をめぐるシミュレーションゲームめいた物語なんぞ、実のところまるで意に介さない。フラッシュバックで描かれる登場人物たちの背景も、故意に曖昧なままか、暗示する程度(映画の冒頭、妻子に見送られて家を出た真田広之の主人公。しかし、次のシーンでは何の説明もなく「何年も前に離婚した」ことになっている…)。さらにイージス艦内での銃撃戦にしても、激しい撃ち合いの途中で別の場面になったり、窮地に陥った主人公たちが、カットが変わると何事もなかったかのように逃げおおせていたりと、原作を念頭においた観客を明らかにはぐらかし続けるんである。 そうして映画は、次第に、艦艇内と官邸内の男たちによる「闘争劇」としての姿を鮮明化するだろう。特にクライマックス、真田と中井貴一は、もはや「国家」も「民族」も「理想」も「家族」すらも無縁な、「たった独り」となって目前の「敵」であるお互いと闘う、そのカラカラに乾ききった、透明で、純粋(!)な「闘争」それ自体の現前化…。そこに至る時、ぼくたち観客は、戦争も知らないくせに「本物の戦争を教えてやる!」とのたまう原作のオメデタサとはまったく別の「映画」を見せられていることに、否応無しに気づかされることになる。ああ、これは、阪本監督のあの恐るべき『トカレフ』そのものじゃないか! …と。 そう、これは紛れもなく「阪本順治の映画」だ。この世界は、勝者も敗者もない個と個の「闘争」としてある。そんな阪本作品の文字通り集大成として、この大作は屹立しているのだ。つくづく、恐るべし。 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-02 22:05:43) (良:1票)(笑:1票) |
78.結局、ハリウッド映画に模したものを作りたいって事なんだろうけど、いい加減、日本映画としての独自の進化を模索した方が良いではないかと痛切に感じた作品でした。ハリウッドの真似をするのが必ずしも良い映画を作るという訳でないというのがこれ見てると、良くわかるんだよね。役者は結構マトモなだけに本と演出の出来の悪さを思い切り感じるんだよね。 【奥州亭三景】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-10-30 00:02:09) (良:1票) |
77.冒頭からしばらくは緊張感あったのに、終盤に向かっていくにしたがって物語がグズグズになってくる。説明不足にしり切れトンボが重なってエンディング。 どうにかなりませんかね!!! 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-05 15:49:35) (良:1票) |
76.「沈黙の戦艦」をベースに、「KT」を混ぜ込んだみたいな感じです。しかしどちらの要素も中途半端な感じになってしまっています。艦長の行動を起こすに至った動機が「息子を死に追いやった国家への復讐」、工作員は「祖国に革命をもたらすため」、そして艦長と工作員に対して専任伍長が立ち上がるわけですが、彼の動機が「俺の船を守る」となっています。まず艦長と工作員の動機がかみ合っていないため協力し合う「同志」とは思えず、その上対決する専任伍長は双方に対応する動機を持ちえておらず、対立構造が成り立っていません。そして最後のほうに専任伍長が「とにかく生きろ」というと、更に噛み合わなくなってしまいます。この作品が「軽く」なってしまっているのはこうした基本構造の問題が大きいと思います。あの「KT」で「1970年代、三島由紀夫に共鳴する幹部自衛官」を素材に国家のあり方を問うた阪本監督だけに残念です。 【パンツァー・フォー】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-05-24 10:00:18) (良:1票) |
75.「ローレライ」や「戦国自衛隊1549」と比べれば圧倒的に「品質」が高く、本物のイージス艦はもちろんのこと、艦内以外も含めた各所のセットも重厚に作られていて違和感は覚えなかった。ハープーンの発射シーンから着弾の遠景等も邦画とは思えない程カッコ良い。その代わり脚本の整理が悪く、状況が判り辛い上に異様にモタモタしてる。そして予算の関係からか、この手の映画に絶対必要な数の「カット」を撮れなかったと思われるのが残念(これは編集で「カット」されたからではない筈)。もし5年以上前にこれが製作されていたら素直に驚いたと思いますけど、今となっては多少不満の残る仕上がりでした。あと、話の中身は確かに「沈黙の戦艦」+「ザ・ロック」なんですけど、作りは凄く韓国映画っぽく感じました、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-03-17 00:04:58) (良:1票) |
74.原作未読であるという事がある意味苦痛に感じられる程、 状況説明・人物説明を限りなく省いた展開には少々戸惑いを覚えるだろう。 【ザ・ロック】【ダイ・ハード】【沈黙の戦艦】【ホワイトアウト】 【機動警察パトレイバー2】等々、テーマとしての既出作品を挙げれば キリがないがアクション作品としてはわりと卆なく纏めている。 あくまでアクション作品としてはだが・・。 では何がこの作品の短所として挙げられるのか。 やはり決定的なのが動機が不純であるという事に尽きる。 国の現状を憂えた防大生の論文を弾き金として これだけのクーデターを画策し実行に至るものか? まぁクーデターを起こす事自体は黙して已まんが、 其れを起こす真の理由というのが語られた時に (私怨に駆られ前後不覚に陥った親があらん事か 某国の工作員と手を組み練り上げた謀略)ハッキリ言って興醒めした。 クーデターという右傾化したプロットを用いるのであれば 個人の感情など徹底的に排し完全なる悪を創造すべきだ。 そうした観点を基に見直してみるとやはり粗が目立つ。 豪華俳優陣の一人々々のキャラは立っているのに 脚本の拙さ故にスポイルされてしまったのには残念。 道化役(世俗的国民代表)である梶本総理のボヤキ発言(独り言)が面白い。 「長く掛かりそうか!?」 「今日中に選挙区に帰らなきゃならんのに・・ったく・・。」 「なんで俺ん時に・・・。」 国家の危機なんかまるで蚊帳の外。 つくづく平和な国で愚鈍な国家であると感じてしまうが、 泥沼の戦争よりは100倍いや1000倍マシだ。 たとえそれが平和を金で買う行為だとしても・・・。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 00:25:02) (良:1票) |
73.光の乏しい艦内や夜のシーンは暗くて当たり前なのだが、重要と思われる人物がこれだけたくさんいると、この暗さは相当ネックになってくる。しかもこの暗さがリアルな演出として機能していない。中途半端な灯りが中途半端な方向から照らされるから。有名どころオールキャストだから人物が把握できるだけで、外国では通用しないのではなかろうか。それともやっぱり日本向けの商品として作ったのか?大作感を煽るたいそうなBGMも鬱陶しい。 日本人の性分を真っ向から否定する展開は今の世相を反映しているのだろう。その中で任務と人間性の選択で後者を堂々と選ぶ主人公の行動と発言は甘くもありセンチメンタルでもあるのに、それでも一貫して「人間は人間らしくあるべき」とこの期に及んで大いに謳いあげる姿は感動的ですらある。この熱さこそが坂本監督ならではとも思えたが、一方でエンターテイメント志向へと突き進む坂本監督は独自の個性を自ら手放そうとしているとしか思えない。そろそろどっちかに決めたほうが良いと思う。暗闇から発射されるミサイルの閃光の画を見る限り、エンターテイメント志向でもいけるんじゃないかとも思うが、個人的にはふろしきを小さくして初期作品のような独自性を見せてほしい。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-12-09 17:47:57) (良:1票) |
72.ガンダム世代によるガンダム的戦争小説。これが僕の原作評価である。戦争がテクノロジーとメカニックにより支えられたシミュレーションゲーム(ウォーゲーム)であるのと同時に、そこで一瞬にして消え去る生命に対して、その大量死を否定し、生のリアリティを確かめずにはいられない、ある意味で非戦場的な感情劇こそが現代の戦争小説なのである。それがある種のヒューマニティとテロルの論理との葛藤によって支えられる安直な思想劇であること。イデオロギーや理想に支えられる世界という観念、革命という精神の観念劇は物語の浮間に露ほども顔を見せず、行動は私怨により支えられる復讐劇であって、全ては各個人の生きる意味と意志に還元される。これは良くも悪くも我々の世代の戦争観であり、現実である。つまり戦争が絶対的外圧として描ききれない、平和な時代の無精神な戦争観こそがこの戦争冒険ノベルズの核なのである。「これが戦争だ」という台詞に漂う不可思議で不明瞭な違和感、それはマンガ的な非現実感であると同時に湾岸戦争から9.11に至る現代の戦争で僕らが感じた現実感そのものでもあるのだ。 とはいえ、僕が原作をなかなか面白く読了したのは、自身もガンダム世代だからだろうか。原作者がガンダムから戦争を学んだという言説を僕らはリアリティをもって受け止めることができるのだ。 さて、映画であるが、まずこの映画化に際して注目すべきは、監督が阪本順治であることだろう。阪本順治と言えばやはり『トカレフ』である。あの奇妙な人間闘争劇、剥き出しの個人が放つ乾ききった殺意や愛憎は、この監督ならではの現代感覚であった。この妙にウェットな戦争大作を阪本がどう料理し、映像化するか、興味はその一点に尽きるとも言えたのである。 結果から言えば、この監督の味わいは完全に原作に飲み込まれてしまったというのが僕の感想である。この映画の中に『トカレフ』の「あの」主人公たちはいない。原作への忠実さにダイハード的な冒険色を前面にうち出した映像はなかなか見ごたえがあり、そういう意味では、原作の冗長さを的確に纏めた上手い映画だと思う。役者達の演技も素晴らしかった。それだけに、もっと乾いた視線で登場人物たちの人間性を抉り取り、僕らに切実なる違和を投げつけてもらいたかったというのが正直なところでもある。それだけの力量を持つ監督だけに少し残念であった。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-27 08:23:41) (良:1票) |
71.戦後60年を経た今、諸外国の地域紛争やテロの恐怖など、世界情勢は相変わらずキナ臭い状況が続いている。そんな中、“平和ボケ”と揶揄されながらも、自ら戦争を行使することなく、とりあえず平和を堅持している日本に突如、クーデターが生じたら・・・というのがこのドラマの発想である。アメリカのような、伝統的に育んでいく為の土壌というものが無く、本来こう言ったポリティカル・サスペンスは日本映画が最も苦手とするジャンルである。確かに上映時間の都合もあり、原作をダイジェスト版のように端折って描いた事で、未読の者には意味不明な部分も少なくない。その為か人物描写の中途半端さが感情移入することを遮ってしまっている。しかしその一方では無駄なシーンも多く、バランスの悪さばかりが目立つ作品である。これがハリウッドで将来リメイクでもされたら、もっと上手く料理して、さぞかし面白い作品になるだろうに・・・と、つい考えてしまう。この作品の問題点の一つには、やはり監督の力量にあるように思う。もちろんこれだけのスケール感をともなった人間ドラマを演出できる監督など、そうザラにはいない。骨太の男っぽい作品という意味では、いかにも阪本順治らしさが出ているが、どちらかと言えばローバジェット作品を主体に活躍してきた事もあり初の大作映画に気負い過ぎたのか、ドラマもアクションもどこかぎこちない印象を受ける。過去の映画の良いとこどりをしている割に、アレンジが巧くいっていないのだ。庶民の日常生活という狭い範囲でのドラマに冴えを見せてきた人だけに、作品の資質に見合っていたかが疑問である。さらに著名な俳優が多く出演している事が作品の格でもあるまいが、顔ぶれそのものには新味は無く、むしろ何の為に出ているのかすらも分からない人が多い。佐藤浩市と吉田栄作の役や女性工作員ジョンヒなどがその最たるものだが、「原作にあるから・・・」という程度の理由なら、余りにも主体性が無さ過ぎる。彼らの存在は一見意味ありげだが、思わせ振りなだけで、ドラマの中でほとんど機能していないではないか。登場人物をどうせ生かせないなら、むしろそう言うところこそ割愛するべきなのではないだろうか。自衛隊の協力もあり実物の船が航行するシーンなどの撮影は素晴らしいが、船内の暗さと船外の明るさのコントラストをもっと明確にする事で映像にメリハリが生じ緊迫感もより高まったように思う。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-19 01:08:26) (良:1票) |
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70.時間に制約があるのはわかるが,人物の設定をはしょり過ぎ。ヨンファについては,どこぞの工作員ってことで良いかも知れないけど,肝心要の副艦長・宮津とその部下達がが何故,工作員と結託してクーデターのような行為を決意したのか,さっぱりわからない。しかも宮津に呼応した幹部(候補生?)達の言動がクーデターを起こしている奴等としては余りにも情けない。吉田栄作の死に様なんて「なにやってんだコイツ?」って感じ。銃を突きつけてる相手が自由に動いているのに緊縛しようともしないで,背後に回させるなんてありえないだろ。自衛隊が協力して映像的には日本映画も頑張っているなと思わせるものがあっただけに,ストーリー及び人物描写の低レベルさにがっかり。原作は未読だけど,人物描写とかしっかりしてるのかな?今度機会を見つけて原作を読んでみるか。 【北狐】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-08-05 11:10:31) (良:1票) |
69.原作未読なのだが、この映画の決定的な弱点はヨンファ、そして宮津と部下達の反乱の動機が不明瞭かつ弱いことであることだと思う。原作を読めばそのあたりは明確にされているのだろうが、ヨンファのその行動に至る背景や心理が今ひとつ伝わってこない。また宮津の動機もあまりに個人的過ぎはしないだろうか。それが日本全体を敵に回すようなテロ行為に走らせる原因とは、どうにも安っぽい。そして何かあると匂わせながらも結局本筋に何ら影響を与えずに死んでしまう工作員ジョンヒの存在も疑問。きっとこれは原作からの未練を断ち切れないまま残したキャラクターなのだろうが、未読の僕には彼女に何の意味があるのかさっぱりであった。結局脚本が原作をうまく再構成出来ていないと思われ、仙石や渥美が深く含蓄のあるセリフを言った所でいまひとつ上滑りしていて現実感がない。 精鋭の工作員であるヨンファの部下が仙石が艦内に侵入して計画を阻止しようとしているのになんとも危機感の薄いこと。しかも特殊工作員ともあろうものが一介の海上自衛官と白兵戦を戦ってあんなに苦戦するものだろうか。 もっと重箱の隅を突かせていただくと、如月が腹を打たれて瀕死の中で言うセリフが思い切り腹から声を出していること。腹を撃たれていれば声に力など入らないのだから、もっとか細い声になると思うのだが。 そしてとどめが劇場でもため息が出ていたのだが、いそかぜが撃沈する特殊効果があまりにしょぼいこと。 唯一息を呑んだのはイージス艦同士の戦いだろうか。現代戦がどのように戦われるのかということの一端が見えて緊迫感もあった。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-02 19:51:29) (良:1票) |
68.原作は評判にもなったし実際まぁまぁ面白いんですよ、原作は。 それが映画にした途端にここまでつまらなくなるっていうのは一種の才能なのかもしれません まぁ同種の現象は他の多くの邦画でも見かける現象ですし、アニメ漫画の実写化ではほぼ100%味わえる感覚なので、皆様よくご存じかと思います。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-05-11 01:50:51) |
67.物語の基本骨格は『ザ・ロック』的な単純なオハナシなんですが(というか、この映画、ブラッカイマーに見つかったら、ちょっとヤバいんじゃないの?)、その単純なオハナシの中に、「いや、実は背景にはいろいろあるんだよ」と言いたげな、よくわからない断片の描写があちこちにあって、何ともモヤモヤしてます。 まさか、これって、原作を読めってことですかね? 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-17 11:40:28) |
66.原作は読んでませんが、かわぐちかいじのジパングで「みらい」が乗っ取られたあたりの実写版に近い印象。 真田広之がどうもジパングの角松船務長と同じ役割で同じ働きだし同じような性格だし、宮津(寺尾聡)の名前が ジパングの梅津に似てたり、他にも特命で行動してる如月がジパングでも同姓の如月という特務中尉がいたり あと田所・溝口は沈黙の艦隊の登場人物にもいるので両作のファンである私は気になって気になって・・・ 【ぷらむ少佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-11-21 22:25:17) |
65.この手の話は誰もが何度も観てるので評価が厳しくなるのは当然の事。 話は解りやすいし、有名所が大挙して出演してるし、ラストもあんな感じだし、観終わっての感想は普通!、これが普通の映画なんだなぁ~と変な実感がある、映画館まで行ってあまり出会いたくない映画。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-09-23 16:52:45) |
64.なんかマンガの「沈黙の戦艦」みたいな話ですね。大筋は悪くはないですが、全体的にあまり緊張感が感じられなかったです。主要人物の背景も見えなかったので、入れませんでした。原作はおもしろいんだろうなと匂う映画です。 【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2012-01-09 22:53:57) |
63.意外によかった。邦画にしては豪華に描いていたし、爆破シーンとかも迫力があった。テロリストが意外に冷酷ではなく、人間味があったのも洋画を見慣れている私にとっては新鮮味があった。真田広之の迫真の演技と真っ直ぐな存在にぐぐっときた。まさに男の鏡。あんな熱い人最近見ないな。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-12-29 19:48:57) |
62.製作者も収拾つかなくて途方にくれてしまったんじゃないでしょうか。それとも本気で立派なスペクタクル映画が撮れていると思っていたんでしょうか。「ここまでお金かけたんだからもうなんとか完成させちゃえよ」という声がきこえます。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 1点(2010-08-09 09:53:57) |
61.一度観れば十分ですよ。時間がもったいない人は、観なくても十分ですよ。 【ダルコダヒルコ】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-05-14 01:06:52) |