165.実はこれ、頭脳戦がメインですよね。ユーモアで包んでいるので難しい感じはまったくしないんですが、非常にゲーム的な作りで、なんとモンスターが知性を持ち、戦略的な攻撃を仕掛けてくる。モンスターの生態として上手にゲームのルールを設定している。 ①地中のみを移動し、姿を見せるのは攻撃時のみ。 ②ただし、コンクリートなどの堅い物質は通過できない。 ③視覚が退化しているため、音に反応して襲ってくる。 この三つの基本ルールの枠内で、およそ考え付く限りの騙しあいが行なわれる。ダイナマイトでぶっ飛ばすなどのありがちな始末の付け方もほぼ不可能。頭脳戦を極限まで突き詰めたコミック、『ジョジョの奇妙な冒険』でも似たような設定の敵が登場するけど、やっぱりこういう特殊な設定はバトルを新鮮にする。 おまけに一緒に闘ってくれるのは愛すべき連中ばかり。これでは楽しめないはずがない。軽いノリで時間も短く、舞台のスケールの小ささでなめられているけど、普通に秀作です。 【no one】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-02-09 07:41:02) (良:3票) |
164.小学生の時、新作ビデオで初めて見たんですが、その後クラスで「トレマーズ遊び」を流行らせたことがあります♪机の上に何人かで上がり、下には怪物がいるので落ちると負け。無事教室から出れるか、みたいな感じですね~懐かしいなぁ。その頃は本当に怪物がいるような想像が出来たんで、かなり真剣に遊んでましたね。 内容ですが、やっぱりバルとアールの掛け合いがいいですよね~♪ジャンケンシーン(日本と少し振り方が違う?)とか、ロンダに対して何かあると必ず目を合わせるとことか♪あと、ロンダの「We run like goddamn bastards」(足がちぎれるほどかっ飛ばすのよ!)もイカしてました! 日曜洋画劇場でやってるのを再度録画したんですが、もう何十回見たかなぁ~。何回見ても飽きないし、本当に楽しい映画です♪結果、ケビンベーコンのとりこになりました♪ 【akoako】さん 9点(2004-03-16 23:47:21) (良:1票)(笑:2票) |
163.フットルース以降、今ひとつパッとしなかったケヴィン・ベーコンが、ああとうとうこんな激安映画に出るようになっちゃったのね、と当時は誰もが思って、いざ観てみるとこれが滅法面白く、彼にとっての裏・代表作とでもいう位置づけかとも思える、そんな作品ですね。BSで放送されるってんで、これは子供が喜ぶだろうと思い、私も久しぶりに観たのですが、いやホント、鉄板です。 地中に何やら巨大なニョロニョロがいて、突然そいつらが人間を襲い出す。そのニョロニョロたちが一体何なのか、サッパリわからないし、登場人物たちもあまり関心なさそうなのが、いさぎよいです。一匹見かけたら百匹はいると思え、ってな所ですが、勝手に「4匹いる」ということにしちゃって、実に明快。ジョーズの地上版、というワケで、「ジョーズなら海から出れば大丈夫だけどコチラは陸に逃げても追いかけてくる」・・・と日曜洋画で淀川さんがおっしゃってたのは本作についてではなくアリゲーターか何かだったと思いますが、それはともかく、本作。ニョロニョロがいるのは地中なんだから高いところに逃げればOKだろう、という、むしろジョーズよりもわかりやすい、トホホな設定があって、こういうのが映画では生きてくるんですね。地面を怖がる、という画ヅラのバカバカしさと、その路線で一本、筋を通してみせることからくる、ワクワク感。 ニョロニョロの造形、手作り感はありますが、悪くありません。それにおそらくは予算が無いんだろう、ってコトを逆手にとったような、直接その姿を描かずにその存在を演出してみせる工夫の数々も、笑いを呼びつつスリルを盛り上げます。 バカバカしいことを大真面目にやっていて、でもやっぱり、ご近所さん同士でワイワイ言い合ったり、つまらない口喧嘩したり、という日常的なバカバカしさがあって。 何より、主人公2人の息のあったところ、さらにはヒロイン役も加えた3人の凸凹トリオぶりが魅力的で、いやはや、実に楽しい映画です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-06 08:49:02) (良:2票) |
162.テレビのを録画して、何度見たかわからない。地中に潜む巨大な蛇のような化け物三匹との荒野での死闘!若き日のケビンベーコンと、むさいおっさんが大活躍。愛すべき登場人物たちの緻密な頭脳戦のバカバカしさに笑いながらも、一匹倒すごとに歓声をあげてしまうほど熱狂してしまいます。 これぞB級モンスター娯楽映画の最高峰!このテのが好きな人には是が非でもオススメしたいですね。字幕でも見ましたが、この映画に限っては吹替をすすめたい(ノリがよりいっそう軽くなります)。みんなでワイワイ楽しむのが吉。 【すべから】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2008-01-29 17:27:45) (良:2票) |
161.みなさんが映画にはまったキッカケはなんだっただろうか?忘れもしない小学4年生の時の話です。日曜洋画劇場で放映されたこの映画を父が見ていたので、何気なく一緒に見ていました。別に映画を見るのは初めてじゃないし、こういう類の映画なら「エイリアン」とかも見たことがありました、にもかかわらず映画を見てあんなに興奮したのは後にも先にもこの作品だけです。冗談抜きにションベンちびりそうになったし、全身の毛穴がカッ!と開き、見終わった後は汗びっしょりでした。世間一般で見たら別段印象に残る映画でないことは自分自身でも認めています。恐らくこの映画がキッカケで映画の世界に目覚めた人は世界広しと言えどもそうはいないことでしょう。「何故この映画なのか?」と聞かれても未だに上手く答えられません。だけどこの翌週の映画が「デイライト」で翌々週が「ザ・ロック」だったなんて覚えてるあたりから、よほど自分にとってこの映画の印象が強かったかということが分かってもらえると思います。あの日テレビでこの映画を見ていなかったら今の自分はなかったかもしれないし、このサイトにもこうしてレビューしている自分がいなかったかもしれません。もちろんこの映画を見なくても結局は映画好きになってたかもしれないし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ショーシャンクの空に」というような世間的にも認知された大作がキッカケで映画の世界に目覚めていたかもしれません。でもひねくれ者の自分にとってはこれくらいマニアックな映画の方が似合っている気がします。 【8823】さん [地上波(吹替)] 10点(2005-11-10 18:21:49) (良:2票) |
160.モンスターの出来の酷さに唖然とさせられました。もしかしたらズボンを脱がせるシーンがクライマックスかも・・・。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 2点(2005-05-27 00:14:36) (笑:2票) |
159.“さざえのつぼ焼き”のような映画。ところどころ苦くて気持ち悪いけどうまい♪ 【(*´▽`*)ゎぃ】さん 8点(2003-12-16 21:17:37) (良:1票)(笑:1票) |
【腸炎】さん 9点(2003-11-12 19:35:40) (笑:2票) |
157.私は正直、この手の「バカな?」(失礼だが)作品は苦手ですぐに飽きてしまうのだが、本作は不要な部分がなく、荒野に突如現れた謎の生物とそこに居着いている人間の対決のみであるのが、非常に良い。馬鹿げてるが面白いし、飽きることなくラストを迎えることが出来る。優秀な作品だと思う。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-20 08:13:26) (良:1票) |
156.これはおもしろい。 B級映画と言われるものにもいろいろあるけど、トレマーズはバカなものを真剣に作ってる映画で、取り扱ってるものはあれなんだけど、映画として超A級といったおももち。 なんならアホなことを真剣に、有り得ないものをさもそれっぽく、かつジョークまじりに作ってて、娯楽映画としてこの上ないものになっていると思う。 なので、ほげたら映画のお手本だと思う。 あと、劇中出てくる「じゃあプランBでいこう」という台詞は意味もわからず「PLAN B」と書かれたTシャツを着ていた僕にはたいそう勉強になり、また感慨深いものでした。 【おでんの卵】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2012-12-08 21:42:46) (良:1票) |
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155.この映画を見てから、俺はどんなB級映画にも耐えられる体になった。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-12-26 22:26:55) (笑:1票) |
154.知る人ぞ知る、B級映画の真骨頂。ここまで完璧にB級映画のあらゆる要素を押さえ、B級映画の真髄を極めている作品は他に知らない。怖そうで意外と怖くないモンスター。頑張れば意外と倒せるモンスター。何かどっかで見たことあるようなモンスター。登場人物は真剣そのもの。言うことなしだ。武器マニアの夫婦が最高。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-24 05:02:01) (良:1票) |
153.わーい、バイオハザードコードベロニカだー。クレアが丸呑みにされるよー。と、そのままですね。カプコン、パクリもほどほどに。 で、やすっちいミミズが人間を襲って、最後はグロい。典型的なトレマーズです。 【伊藤さん】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-06-04 23:13:26) (良:1票) |
152.やられました。こんなに面白い映画はめったに無い! 【Robbie】さん [地上波(吹替)] 10点(2005-05-15 16:24:42) (良:1票) |
151.現代人は、自らの過剰さに対する幻想に囚われるものである。その顕著な例が青春時代に僕らが経験する様々な鬱屈や疎外感であるが、それらの幻想は大人への成長という物語によって回収されるのがこれまでの常であった。しかし、僕らはもう、そういう物語によって、自らの過剰さを制御できないのではないか。 現代のラディカルな心情というのは無根拠の内に潜んでいるのだ。そこには如何なる物語も届かない。共同性が壊れ、薄っぺらな幻想が崩れた地平に現われた無根拠の過剰さは、まるで映画『トレマーズ』の怪物のように突如として地上に亀裂を走らせ、人を襲うのである。僕らは何だか訳の分からない怪物を相手に戦っているのだろうか。そうであれば、セキュリティがいくら強化されても、僕ら自身で亀裂を抑えることはできない限り、それは自身の無力さを実感するしかないというものだろう。 この映画、怪物という存在の無根拠さに由来する恐怖、それと闘わざるを得ない徒労、壮大なメタファーの上に描かれた実に現代的な物語なのかもしれない。 【後記】これってモンスターと戦うゲームだったんだね。無根拠さに由来する壮大なメタファーって、要はゲーム的リアリティのことだったのか。ゲームだから単純に楽しめるんだね。。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-11-06 21:06:01) (良:1票) |
150.オモシロイッ。完全にアホ映画だけど誰一人アホ映画をナメてない真剣味が良いですね。一度もステキと思ったことのなかったケビン・ベーコンが思わずステキに見えてしまいました。降って湧いた異常現象に身近なモノで戦う、っていう発想がステキです。武器マニアの夫婦最高です。とりあえずみんな屋根の上に上っちゃう、っていう展開も楽しすぎます。あまり難しいことを考えず、安直にこの展開が「楽しいっ!」と思えれば、こんなに幸せな映画は滅多にないと思います。だいたいあの怪獣、どこから来て何のために暴れてるんだか、さっぱりわからないあたりが最高です。しかも州兵とか全然出て来ません。突然現れた宇宙生物と、地元の農民がブルドーザーで戦う映画です。このスケール感、問答無用の展開、小ざかしい理論を取っ払ったありのままのバカバカしさが、いかにもフツーの田舎のお兄ちゃんなケビン・ベーコンを燦然と輝かせる、ただそれだけの映画ですけどわたしは惚れました。思いっきり確信犯的Bです。シャレのわかる人にだけお勧めします。 【anemone】さん 8点(2004-09-27 18:46:49) (良:1票) |
149.封切り当時、地元の映画館では二本立てのおまけの方という扱いだったのですが、これを見た後はメインの映画(今となってはタイトルすらも思い出せない)なんて完全に吹っ飛んでしまいました。一応(!)ホラー映画なので、ところどころに観客をギョッとさせる仕掛けはあるんですが、みんなで一斉に驚いた後に「ふふふ」とばつが悪そうに笑いあうといったような、不思議な一体感が映画館の中で生まれてとても楽しかったことを今でも覚えています。その後、TV放映やDVDで数えきれないほど見返しましたが、いまだに色褪せることのない1本です。 【Wiz】さん 10点(2004-06-16 11:04:38) (良:1票) |
148.ケビンベーコンの活発な演技を初めて見ました。 【亜空間】さん 9点(2004-03-17 11:12:53) (笑:1票) |
147.映画好きであれば避けては通れない作品がこの「トレマーズ」である。そう言っても過言ではないほどもはやこの映画は世の中に知れ渡っている(と、確信する!)。まさにB級モンスター映画であるこの作品のパワーは計りしれない。地底に潜む謎の巨大生物が地上の人間に襲い掛かる!と、あまり言葉を並び立ててもB級映画の枠を出ないので、とにかく観てもらうしかない☆ 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-09-28 02:33:36) (良:1票) |
146.面白い。これは人に進めてもいい。決して、高級でも格調高いわけでもないのに、この仕上がりの良さはどうか。特撮は今見ても古さを感じない。着ぐるみ、ギニョール、実に古典的なのにそれを感じさせない。地下室の死闘なんか誰があれを人が手を突っ込んだギニョールだと思うのか(Wこの辺は日本の特撮屋さん見習うべきですね。なによりも好きなのは暗すぎず、冗長すぎず、いいテンポで進む所。ぶっちゃけ、お手軽で何度も楽しめる所ですかね。 【グリギンドン】さん 9点(2003-05-12 20:46:32) (良:1票) |