42.僕はめがねフェチですけど、この作品はいまいちでした。 できれば普段はめがねを掛けていなくて、映画館で字幕の作品を見るときや車の運転をするときにだけめがねを取り出して掛けるというシチュエーションの方が萌えるんです。 この作品の登場人物は最初からめがねを掛けていて、既にそれが顔の一部と化すほど同化してしまっていたので、そういったギャップを楽しむことはできませんでした。 例えるなら、仮面ライダーが最初から変身した姿で現れて、最後までその姿のままくつろいでるといった感じでしょうか。 まるで卒業式で泣かないと冷たい人と言われる理論とでも言いましょうか、最初から最後まで泣かれても困ってしまうわけです。 もっと大切な瞬間にめがねはとっておいて欲しかったですね。 でも、つまらない映画を酷評するときに、この作品から○○を抜いたら何も残らないという表現を使いますが、この作品からめがねを抜いても何も変わらないのは確かなので、たぶんめがねはこの作品には何も関係無かったんでしょうね。 だからと言って、この作品がつまらなくなかったというわけじゃありませんけどね。 めがね云々以前の問題として、元から何もなかったんです。 と、これだけ貶しておいて言うのもなんですが、流石に寝るときにはめがねを外してたし、最後の最後でうっかりめがねを落としてしまったときの笑顔が爽やかで可愛かったので、可もなく不可もなくの平均点ということにしておきたいと思います。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-09-01 16:17:07) (良:1票)(笑:2票) |
41.「かもめ食堂」には憧れたけど本作はそれはなかったです 携帯も通じない南の孤島が大の苦手で行ったことも行きたいとも思わないのが その理由のひとつかも。 ねらい過ぎなんじゃないかと、「かもめ食堂」にあったさりげなさとか 心地よい人との距離感が私的にはあんまり感じられなかったです、あざといかな(笑) あと登場人物にそこはかとなく漂う翳りの部分もなかったのがちょっと物足りなかったのかも 「たそがれる」ことって意識的にすることですかね? 本音を言えばあんなふうにふらっと孤島に現れて日常を忘れ たそがれるってことは非常に贅沢なことだと思います。 ただフードコーディネーターの飯島奈美さんによるごはんは 本当に美味しそうです。 鮭の塩焼きとか目玉焼きとかごくごくシンプルな料理が あんなに美味しそうに感じるのがすごいなと感心 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-05-25 12:43:39) (良:1票) |
40.高校生のころ、大きな風景を目にすると、必ず長い間ぼーっと眺めていた。「たそがれる」という言葉はその頃は無かったけれど、まさにそれだ。当時は悩み多き高校生で、大きなものを目の当たりにすると、自分の存在が矮小に思えて、同時に抱えている悩み事がさらにちっぽけに思えた。自分を励ます手段でした。歳を重ねると共にそんな感じ方はしなくなったけど、相変わらず「たそがれる」のは嫌いじゃない。視界にしばらく風景を収めると、無意識に自分を取り巻く世界と、そこに個として存在する自己を感じます。あえて言うなら、個を相対化する効果ですね。少し視野が広くなる感じがします。この映画が「たそがれる」をフィーチャーしてくれたのは嬉しいんだけど、その中味には言及しようとしないところに不満が残る。まぁ凄く難しいことではありますが…。荻上監督はインタビューで「うちで飼ってる猫のおでこの匂いを嗅ぐとたそがれますね」と言ったらしいが、私に言わせるとそれは「たそがれる」では無い(笑)。こりゃまた映画のレビューになって無い。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-23 00:59:46) (笑:1票) |
39.めだったストーリーもなく、経歴も謎な登場人物たちが、なんてことのない会話をし、かき氷を食べ、海をながめる。人によってはシンプルすぎて退屈に感じられるかもしれない。しかし、その表面上のゆったり感とは裏腹に、この映画はradicalな一面を持っている。人づきあいに疲れて南の島まで逃げてきた主人公タエコだが、民宿ハマダでは、毎朝定時に起こされ、食事時も一人になることはできない。はじめは一人になりたくてしょうがなかったのだが、他人にまったく干渉しないハマダの関係者と一緒にいることが段々心地よくなってくる。本を捨て、予定を捨てて、目の前の世界とただ向き合うというとても個人的な営みは、目的もなければ、制限もない。だから、世界と向き合うことは、自分以外の人と一緒にやっていても苦にならないのである。人と向き合うのではなく、世界と接することを誰かと一緒にやる、そういうゆるやかな共同の形をこの映画は描いている。この作品は、世界の魅力を伝えるのに映画という手段がとても優れていることを改めて僕に教えてくれた。 【wunderlich】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 11:25:27) (良:1票) |
38.投稿前に調べたところ、本作の舞台は (鹿児島の) 与論島。恥ずかしながら、私は東京ディズニーランドが東京と思うがごとく、ここは日本の南の島だから「沖縄」と思い込んで観ていました・・。そういう、見た目や印象で人やモノを判断してはいけない、という映画です。(嘘) 「かもめ」と同じく、登場人物たちの素性は一切明かされません。しかし、こういう「ダーツの旅」的な現実逃避系映画は、目的や「履歴書」の全く見えない人たちの方が面白いかも。 色々と暗示的な映画で、めがね、メルシー体操、、それぞれ日本人の個性と勤勉さ、規律と協調性を象徴しているように思いますが、それをどう解釈するかは、視聴者それぞれの心に委ねているような気がします。 例えば、実際には生死の境を彷徨っているタエコさんが、夢枕に立ったサクラさんに「こっちにはまだ来るな」と突き返された、そして「めがね」を落として目が覚めた (息を吹き返した) 、、いわゆる、これは全てタエコさんの夢だったという「夢オチ」的な考え方もアリかも知れません。 全体的に、風景と食、それと時間の流れ方 (使い方) はとても好きでした。 あと、小林聡美さんと薬師丸ひろ子さんの共演、なんだかとても貴重な瞬間を目撃してしまった気がします。やり取りは実にアホらしかったですが (笑) 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-31 22:28:04) |
37.かもめ、の方が好きです。二匹目のどじょうを狙ってるのでは、という見方から入ったので、つい。。。与論島にはいってみたくなりました。たそがれるのに飽きるまでいさせてもらいたいです。 【HRM36】さん [インターネット(邦画)] 5点(2019-08-04 14:36:56) |
36.普段、都会の喧騒で、時間にしばられて生きる人には、【癒し】の映画でしょう。 実際、こんな青い海を見ながら、かき氷を食べられるなんて、最高の贅沢ではないでしょうか。 【メルシー体操】は、実際に真似してみてしまいました(笑)。 【G&G】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-03-07 10:00:01) |
35.ここのところ精神的に色々と疲れていたので相当癒されました。良かったです。大人のメルヘンですね。ハリウッド映画が厚切りステーキとバーボンだとするとこの映画は梅干しとほうじ茶ってとこかな。しかしあの海老でビール飲んだらたまらんだろうなぁ~(涎) 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2015-07-05 18:10:56) |
34.リラックスできる映画だと思いますが、人生はメリハリが大切と思っている私には共感もそこそこでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-08-13 19:32:23) |
33.前作「かもめ食堂」は良い作品だと思いましたが、今回の「めがね」はどうも今の精神状態とは相性が良くなかったようです。現実感のなさと制作者の意図がどうも鼻について、ただただひたすら退屈という印象しか残りませんでした。それから主演は小林聡美(タエコ)となっていますが、常にストーリーの中心はもたいまさこ演じるサクラです。そういえば結局、小林聡美は何の先生だったんだろう? 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-01-23 05:04:43) |
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【おおるいこるい】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-06-30 08:35:32) |
31.綺麗な景色と全体の雰囲気に癒されますね。のんびりとした映像の綺麗な映画です。都会育ちの人が田舎を想像するとこんな感じなのかな?と思います。 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-06-11 13:41:08) |
30.無作為に自然に撮っていきましたよと終始強調しているのが、かえって作為的なのです。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-05-10 00:29:43) |
【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-03 03:31:48) |
28.かもめ食堂よりディテールが練られてない感じがするし、たしかにやりすぎ感はありますね。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-07-07 12:58:26) |
27.もたいまさこの、とってつけたような「不思議な人」という設定は好きではありませんが、それ以外はそこそこ楽しめました。荻上監督、「かもめ食堂」はヒット路線を狙って、本当に撮りたかったのはこっちだったのかな?という印象を受けました。ただ・・・・・・、心がちょっと疲れていて癒されたいような精神状態の時はこの世界に入っていけますが、元気な時にこれを見ると、吐き気がするほど気持ち悪いですね。薬師丸ひろ子の自己啓発系ペンションの方がまだマシだと思いました。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-04 23:16:52) |
26.荻上直子とはフィーリングが合わないと思っていたけど、これは良かった。なんだろ、疲れてんのかな、俺。 |
25.食べる、眠る、息をする。生きていくにはそれだけが必要。それさえ出来ていれば、後は「たそがれ」ていれば良い。 でも、悲しいかな大抵の人間は「たそがれ」るのが下手。何かをしていないと不安になる。そのくせ、何かをしてしまうと不安を呼び込む。毎日はその繰り返し。 だから、この作品に流れる空気は心地良い。イライラしている時でも癒され、マッタリしている時でも癒される。いわば万能癒し剤。したくても出来ない時の過ごし方がここには満ち溢れている。 「かもめ食堂」はホームドラマの域を少し踏み出した世界だったけれど、「めがね」の世界はもっと大きく踏み出しましたね。 ただ、「めがね」が何を象徴しているのか、未だ解らない…。そうだ、ゆで小豆の缶詰を買ってこよう。それから明治屋のシロップも。解るかもしれない。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-26 13:47:50) |
24.同じユル系の『かもめ食堂』と比べると、ちょっとユルさに違和感がある。監督ねらい過ぎ? 【noji】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-09-13 09:45:06) |
23.かもめ食堂の方が良かった..ちょっと、やり過ぎでしょう~ 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-09-07 12:43:09) |