お國と五平のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 オ行
 > お國と五平の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

お國と五平

[オクニトゴヘイ]
1952年上映時間:91分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-04-10)
ドラマ時代劇モノクロ映画小説の映画化
新規登録(2008-08-26)【青観】さん
タイトル情報更新(2017-11-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督成瀬巳喜男
キャスト木暮実千代(女優)お国
大谷友右衛門(男優)五平
山村聡(男優)友之丞
田崎潤(男優)伊織
三好栄子(女優)お国の母
柳谷寛(男優)薬売り
音羽久米子(女優)女中
鳥羽陽之助(男優)
藤原釜足(男優)医者
三田照子(女優)
原作谷崎潤一郎「お国と五平」
脚本八住利雄
音楽斎藤一郎
撮影山田一夫
製作東宝
配給東宝
美術中古智
録音三上長七郎
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.『めし』と『おかあさん』という代表作の間に、こういう全然毛色の違ったものもチャチャッと撮っているのだ、この監督は。大谷友右衛門てのは、いま歌舞伎の女形の大御所の中村雀右衛門。こういう古典劇出と対照的に新劇出の山村聡が出ると、だいたい暗いインテリの役ということになる。内攻し懐疑的といった役どころ。お国と五平は宿に泊まると二階に部屋をとる。道中の人の中から仇を見つけん、という意味があるが、映画としては、ここから下々の掟のない人々の暮らしが覗けるという仕掛け。より自由である芸人がしばしば登場し、現代劇におけるチンドン屋好みを思い出す。あれは庶民の暮らしのゴタゴタから離れた自由人の象徴だったのかな。盆踊りや嫁入り道中もあり、まあロードムービーの趣。この人の映画では、なにやら思いつめて道を歩く人のイメージがしばしば繰り返されるが、このロードムービーは、それを拡大したものだったのかもしれない。封建社会の非人間性といった社会的テーマより、この二人のハッキリしない間の気分の揺れの方に、監督としては興味があったみたいだ。追いかけているようでいて、実は目的に追われている旅、別れるために一緒に旅を続けていた『浮雲』と比較できるようなできないような。街道の木洩れ日が実に美しい。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-01-21 12:18:05)
1.これは成瀬作品としては珍しい時代劇風な始まり方で、時代劇風メロドラマと言える内容も成瀬映画としては特別凄い作品でもないし、そこそこ楽しめる程度の出来もお國役の木暮実千代の色っぽさ、大人の女の色気十分に木暮実千代ファンなら木暮実千代を見ているだけでも見て損はない作品だと思います。成瀬作品らしい女の強さ、男のだらしなさという意味においても他の多くの傑作と比べるとやはり弱い。それでも何度も言うように木暮実千代のあの美しさ、やはり女優を美しく撮ることに関してこの監督さんは本当に上手い。そう思わずにはいられなくなるぐらいこの映画の女性像、画き方などは見事である。話そのものは特に凄い話が展開されるわけでもなく、時代劇としてもメロドラマとしても中途半端な感じはするが、こんな成瀬映画でも画面構成の美しさだけは相変わらずだとも思えるほどとにかく美しい映画です。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-09-28 18:05:00)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS