アメリカン・スナイパーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > アメリカン・スナイパーの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

アメリカン・スナイパー

[アメリカンスナイパー]
American Sniper
2014年上映時間:132分
平均点:6.95 / 10(Review 130人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-02-21)
アクションドラマ戦争もの伝記もの
新規登録(2015-01-06)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2018-12-08)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督クリント・イーストウッド
キャストブラッドリー・クーパー(男優)クリス・カイル
シエナ・ミラー(女優)タヤ・カイル
カイル・ガルナー(男優)ゴート=ウィンストン
マーネット・パターソン(女優)サラ
レナード・ロバーツ(男優)ロール教官
コリー・ハードリクト(男優)"D"/ダンドリッジ
ブライアン・ハリセイ(男優)ギレスピー海軍大佐
ジョナサン・グロフ〔男優〕(男優)
ロバート・クロットワーシー(男優)
桐本琢也クリス・カイル(日本語吹き替え版)
阪口周平(日本語吹き替え版)
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
製作クリント・イーストウッド
アンドリュー・ラザー
ブラッドリー・クーパー
ピーター・モーガン〔脚本〕
配給ワーナー・ブラザース
美術ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクション・デザイン)
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
録音ジョン・T・ライツ
グレッグ・ルドロフ
バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
テキサス州。クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は、1998年に米大使館爆破事件をテレビで観て愛国心から海軍に志願する。シールズに配属され、私生活ではタヤ(シエナ・ミラー)と結婚して幸せな日々を送るが、2001年の同時多発テロ事件を契機にイラクへと派遣される。イラクで大きな戦果を挙げたカイルは仲間達から「レジェンド」と呼ばれるようになり、1000m級の射撃を行う元五輪選手のムスタファ(サミー・シーク)と遭遇し、何度も死闘を繰り広げる。任地での経験はカイルの心を蝕み、帰国する度に家族との溝は深まっていく。
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
48.クリス・カイルという人物の実人生の最終的な“事実”を知らぬまま、今作を観たので、映画のラスト、敢えて感情的な表現を排除して描かれた「顛末」に対して、虚をつかれた。
そして流れる「無音」のエンドクレジットを目の当たりにして、しばし呆然としてしまった。

このあまりに印象的なエンドクレジットにクリント・イーストウッドが込めた思いとは何だったのだろうか。
戦場の内外で命を落としたすべての人たちに対する鎮魂か、それとも戦争という愚かさの中で生き続ける全人類に対しての無言の怒りか。

いずれにしても、その「無音」の中に何を感じるかということを、この映画は観客に対して問うているように思えた。

この映画は、本国アメリカにおいて政治的な両極端の立場の人たちから、それぞれの思想において賞賛され、また批判されている。
それは両極の者たちが、あまりに利己的に自分の考えをこの映画に重ね合わせ、都合よく解釈している結果だろう。

ちゃんとこの映画を観た人ならば極めて容易に理解できることであると思うが、監督がこの映画に込めたものは、戦争の正当化や戦意の高揚でもなければ、安直な戦争批判でもない。

これは、現在のこの世界に生きる一人の男の「運命」の物語だ。
一人の男が、アメリカという国に生まれ、父親に育てられ、成長し、愛国という名の正義に盲進し、妻となる女性を愛し、戦場に立ち、子を授かり、また戦場に行き、人生に苦悩する話だ。

その一人の男の虚無的な瞳の中に如実にあらわれた戦争というものの真の様。
それは、正義も悪もなく、“それ”を起こした「世界」に対する罪と罰だと感じた。
「敵国」とされる側のスナイパーにも、主人公同様に家族がいるのだ。


この映画で描かれた「事件」が発生してから僅か2年、製作期間としては実質1年余り。
そのあまりに短い期間で、これほどのクオリティーの戦争映画を撮り上げてしまうクリント・イーストウッドという映画人は、その信念の強さもさることながら、やはり「映画」そのものに愛されていると思わずにはいられない。

そして、この映画の「現実」が今なお続くこの世界の“日常”だからこそ、完成を急いだ製作陣に賞賛を送りたい。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2015-02-21 21:43:18)(良:2票)
47.クリント・イーストウッド監督のいつもの重いやつ。
個人的にはあんまりこの手の重い作品、得意じゃなくて…。

内容の割りに冗長で、消化不良感。
山場を迎えた後もだらだらと低調で続くのがつらい。
終わり際を見失った頃に、脈絡のない突然の閉幕という腑に落ちなさ。
事実は事実として、映画としての見せ方が何とかならなかったか。
主人公の心の変遷の表現不足とか、弟の話が投げっぱなしとかも。

例の事件とはいえ、アメリカ至上主義・絶対的正義がやや鼻につく。
あと、やっぱり「殺し合い」の映画は見てて気持ちよくない。

後味が悪く、消化不良感で、スッキリせず、重い。
もっと胸を打つ感動が欲しかったです。
救いは、無い。
愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-03-22 21:28:06)(良:1票)
46.実在した人物をモデルにしているわけだが、一にも二にもブラッドリー・クーパーの役作りが光る作品。ラストに実物の写真が出てくるが、劇中のクリスと違和感がほとんど感じられなかったくらいだ。内容はイラク戦争を舞台に「戦争がいかに生身の人間を壊していくか」という古くて新しいテーマに沿って描かれており、その点は「フルメタルジャケット」にも描かれているし、近くは「ハート・ロッカー」にも似ている。敵地で包囲される近代戦の恐怖としては「ブラックホーク・ダウン」にも既視感がある。その意味でとりわけ新しいメッセージは感じられなかったわけだが、最後まで緊迫感を失うことなく物語を展開させ、意外な結末で終わりを迎える構成にはそれなりの見応えがあった。
田吾作さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-13 16:17:42)(良:1票)
45.核兵器があるおかげで大国同士の全面戦争はなくなったが、こういう風な局地戦はこれからも続いていくんだろうな。これは一見アメリカの英雄を称え国威発揚させる映画に見えて、アメリカ国民に厭戦気分を味あわせる映画だと思った。
Yoshiさん [映画館(字幕)] 6点(2015-03-06 10:15:12)(良:1票)
44.面白い映画とは言えないが、作品としての質は高い。
淡々としているがどこか緊張感がつきまとう、クリント・イーストウッドらしい。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-01-28 10:57:39)
43.そこまで戦地に向かわせるものって一体。
TERUさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-10-15 20:01:53)
42.実話とは知らずに観ました。とてもパワフルな作品です。ただし、主人公のクリスが、アメリカの平和のためという愛国心と正義感で、家族に辛い思いをさせ続けたのは残念でした。愛国心や正義感を掲げる人は、自分に酔ってしまうあまりに、結果的に一番大切な人を犠牲にしてしまうのですね。。。最後のクレジットのシーンで本物のクリスに関するシーンがたくさん出てきますが、実話だけに目頭が熱くなってきました。。。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2022-11-20 04:47:18)
41.人を殺す、
それに至る訓練と
すでに持っている家族と。

上記の文字数以上に、年数を重ねると持つものが違い
また、口説く際の自然全力投球な具合も違う。

それが戦争で変わっていく。

全てが日本語で言うと葛藤。

よく表現されていると思います。
何が一番大切かを考られないほど、
目の前が恐怖に染まった人に家族は眩しいのかもしれない。

戦友の友という字は日本語だけど、
戦友ってのは死を伴うから戦友で
そう意識したときにはもう遅い。

家族はどうだろう。
同じだろうか。

ラストがあっけない。考えるひまも、無い。
元祖さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-27 21:05:39)
40.イーストウッド監督の作品っていつも重くて遊びがないんですよね。
だからとにかく圧が強い。
もう少しユーモアとか余裕とかそういうのがないと観てる側はきついわけですが、しかし扱うテーマが毎回重めなのでそうそう遊ぶわけにもいかず…

とにかく真面目に作ってるのはわかるので一定以下の評価にはできないですが、すごく面白い!とはとても言えません。

そもそも冒頭の女房ほっといて浮気されてるところからして、主人公の好感度がとてつもなく低いんですよ。
非は明らかに自分にあるのに女房に一方的に責める、いやいや…
アメリカ南部的な男は嫌いです、はい。
あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-07 13:25:04)
39.まさにレジェンドとはイーストウッドのことではないか。
イーストウッド監督作品のハズレがほとんどない。
この作品もそうである。たらたらと長ったらしい、銃撃戦ばかりの戦争映画にならず、
2時間を超える時間を飽きさせずに最後まで見せる技術はさすがである。
ブラッドリークーパーの演技もはまっていて、プライベートライアンを抜き
戦争映画興収ナンバーワンになったというのも納得である。
シネマファン55号さん [インターネット(吹替)] 8点(2020-06-10 15:01:44)
38.グラン・トリノ以降のイーストウッド作品だから、バイオレンス描写も抑制がかかってくると予想した通り。職人監督の見事さが目立った作品。
にけさん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-28 20:56:27)
37.戦場の緊張感がいい。主人公の葛藤も、実に丁寧に描いています。それに比べると、帰郷してからの心の病み方は、今ひとつ伝わらず。奥さんは大騒ぎしていましたが、それほど蝕まれているようには見えません。それはそれでリアルな描写なのかもしれませんが。
さて本作、アメリカでは大評判になったようですが、日本ではイマイチのような気がします。それもそのはず、置かれた環境が違うから。アメリカは常にテロの標的にされる国。「自国(自分)が狙われている」という危機感は相当強いんじゃないでしょうか。だから、その危機を取り除くために戦わなければならないし、その最前線で活躍した主人公はヒーローだし、その本人の葛藤やその後の人生には賞賛と哀悼を惜しまない。本作がヒットするのは当然という気がします。
一方の日本では、危機感が薄いままです。世界情勢がコロコロ変わる昨今、本当は危機が迫っているのかもしれませんが、まさか自分たちが戦わなければならないとは思っていない。野党もメディアもモリカケ一色で騒いでいる間は大丈夫だろうという、妙な安心感があります。だから国のために最前線で戦う兵士を見ても、リアリティがないので「まあがんばってね」としか思えない。これが幸福なのか不幸なのかは、私にはわかりませんが。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 12:00:11)
36.イーストウッド映画って「俺はこう思う」って主張が、かなり分かりやすく押し出される印象があった。でも本作は実話ものであるせいか、淡々と描いている感じで、強烈なメッセージは受けなかった。
飛行機からのミサイル爆撃の様に 一瞬で何百人の命を奪うのと、狙撃銃で一人一人大勢殺すのは、後者のほうが圧倒的に精神にこたえると思う。その描写が個人的には結構あっさりに感じられてしまった。モデルがいる人物の心理描写は抑えるべきという監督判断なんだろうか?
数ある戦争映画のひとつというだけで、名画にはなっていないと思う。
くろゆりさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-05-16 07:28:06)
35.射撃の腕はゴルゴ並ですか?大分脚色されているようですが緊張感が最後まで途切れないので結構疲れます。非常時の平和ボケは無視されますが、主人公のような人間に批判的な人が多いのが平和な世の常。ボケた人が普通にみえる時代がずっと続いてほしいものです。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-12 17:26:51)
34.戦争をやってる男には勝てないと思った。
どれだけ必死に生きてるか、何を守ろうとしてるか、そのために己を鍛えられるか…。
にしても、イーストウッドの映画の作り方のうまさはもう、確立されてるなあ。
よこやまゆうきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-02 21:07:55)
33.伝説といわれた一人の米兵の視点でイラク戦争とその家庭事情など知ることができた。911の復讐劇でアルカイダも米兵も戦場イラク人も報われなかったということだね。いったい誰の為の戦争なのかよくわからん。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-17 21:37:17)
32.実話系は嫌いではないのだけど、今ひとつ入り込めなかった。
タイトルや予告編からスナイパーならではの苦悩、例えば仲間は敵。つまり人同士が向き合って
戦って居るのに、自分はスコープ越しに俯瞰で戦うが故に見える光景や葛藤などを
描いているのかと思って期待してたら、そういったスナイパーとしての話がメインではありません。
軍人と退役軍人の心の話です。PTSDの問題は報道やドキュメンタリー番組がありますが
それを実話物として映画にすることはメリットとデメリットがあるかと思う。
映画はその世界観に入り込みやすく理解を得やすいかもしれないが
演じるのは役者であり当人の生の声では無くなる、膨大な事実の顛末を
1本の映画にまとめて人の心を掴む為にはそこからこぼれ落ちる情報や制作者の意図で
いかようにも世界観や空気感が演出次第で変わるので一歩間違えば
本当の意味でのリアリティを無くす事でもある。
この作品が良い意味での実写化だったとは個人的には思えなかった。
デミトリさん [DVD(吹替)] 5点(2016-12-05 00:55:53)
31.全てがアメリカ的で、アメリカの問題で、アメリカ人にしか分らない部分が多いかなぁと。特に最後のオチは…。でも、これは、一歩間違えたら、これからの日本でも起きる事なのかもしれないと思うと、それほど他人事ではない問題ではないようにも感じる。戦争を体験した事はないけれど、まるで薬物依存のように非日常の戦場にマヒして何度も行ってしまう恐さ、その中での家族の在り方、きっと、当事者の人達にとって、当たり前という奇麗事では言い切れない「平和」の尊さ。10年、20年後、日本にこの物語のような人が生まれない事を只々願わずにはいられない。そういう映画ででした。
sirou92さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-11-22 22:59:10)
30.この映画を見ながら何度寝落ちしたのかわからない。(このレビューを書いているので、最後まで見ているが)
多分、アメリカ人によるアメリカ人のための映画なので感情移入ができなかったからだろうね。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 5点(2016-07-18 00:50:15)
29.実話に基づく系は苦手なのですが、この作品にはなかなかの証人数がいるでしょうから、大きな差異は少ないのでしょうか。本人へのインタビューや回顧録、周りの人への取材、監督は詳細に行った様ですね。しかし制作段階途中での悲しい知らせ。それによって変更せざる場面もあったかもしれませんね。などと、いろんな想像をしてしまいますが、映画作品として観るならば、役者陣の演技は最高でしたが、描写的には少々退屈する演出もありました。個人的には最強スナイパー対決で盛り上げて欲しかったけれど、それじゃあアクション娯楽作品になっちゃうか、すみません。
movie海馬さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-02-27 23:01:11)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 130人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
221.54%
321.54%
421.54%
51310.00%
62317.69%
73930.00%
83526.92%
9118.46%
1032.31%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.11点 Review9人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review9人
4 音楽評価 7.00点 Review6人
5 感泣評価 6.42点 Review7人
chart

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ブラッドリー・クーパー候補(ノミネート) 
音響効果賞バブ・アズマン受賞(音響編集賞として)
音響賞アラン・ロバート・マレー受賞(音響編集賞として)
音響賞ジョン・T・ライツ候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・ルドロフ候補(ノミネート) 
脚色賞 候補(ノミネート) 
編集賞ジョエル・コックス〔編集〕候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS