ワイルドカード(2014)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ワイルドカード(2014)

[ワイルドカード]
Wild Card
2014年上映時間:92分
平均点:4.60 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-01-31)
アクション犯罪もの
新規登録(2015-11-07)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2015-12-30)【カニ】さん
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監督サイモン・ウエスト
演出コーリー・ユン(アクション監督)
キャストジェイソン・ステイサム(男優)ニック・ワイルド
マイケル・アンガラノ(男優)サイラス・キニック
マイロ・ヴィンティミリア(男優)ダニー・デマルコ
ホープ・デイヴィス(女優)カサンドラ
スタンリー・トゥッチ(男優)ベイビー
ジェイソン・アレクサンダー〔男優〕(男優)ピンキー
アン・ヘッシュ(女優)ロキシー
山路和弘ニック・ワイルド(日本語吹き替え版)
魚建オズグッド、キンロー(日本語吹き替え版)
野島昭生ベイビー(日本語吹き替え版)
原作ウィリアム・ゴールドマン『Heat』
脚本ウィリアム・ゴールドマン
音楽ダリオ・マリアネッリ
撮影シェリー・ジョンソン(撮影)
配給クロックワークス
衣装リズ・ウォルフ
あらすじ
元特殊部隊の隊員だったニックは、今は酒に溺れラスベガスで用心棒稼業を営んでいた。そんなある日、何者かに激しく暴行され瀕死の重傷を負って病院に担ぎ込まれた元恋人から、犯人捜しと復讐を依頼される。気乗りしないものの心優しい彼は、そのくらい朝飯前とばかりに犯人グループを叩き潰すのだが、その背後にはラスベガスを支配する凶悪な犯罪集団が控えていたのだ。荒んだ暮らしと決別すべく、街を出ようとする彼の決死の戦いが始まる。ジェイソン・ステイサムと「エクスペンタブルズ2」の監督、「トランスポーター」のスタッフ、「明日に向かって撃て」の原作者がタッグを組んだクライム・アクション作品。
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【クチコミ・感想】

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1
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6.この映画のストーリーラインが描き出したかったことは、うらぶれた人生からの脱却を実は夢見ている裏稼業の男が、不意に現れた“若者”との一夜の交流を通じて、決意と活路を見出していく物語だったのだと推察する。
なにせ、脚本は二度のアカデミー賞にも輝くウィリアム・ゴールドマンである。
きっと本来イメージしていたストーリーラインは、ラスベガスの欺瞞に満ちた輝きの中で、己の腕っ節のみで生きてきた不器用な男の哀愁と、その先に見えた真実の光だったのだろう。
そういうストーリーラインを示す描写や設定は確かに点在している。

しかし、残念ながら結果としては、この映画においてそういった芳醇なドラマ性は生まれておらず、全編通してチグハグでバランスの悪いアクション映画に終始してしまっている。

その原因が、イメージはあるものの緻密な人間描写の構築まで至ることが出来なかった老脚本家にあるのか、ドラマシーンの演出力に欠いたB級アクション映画監督にあるのか、はたまた良い意味でも悪い意味でも“筋肉バカ”である主演俳優にあるのかは定かではないが、まあ何とも残念な映画に仕上がってしまっていることは間違いない。

監督はサイモン・ウェスト。世間的にはB級アクション映画専門監督というレッテルを貼られており、その認識に間違いはないと思うけれど、個人的には1997年の「コン・エアー」以来、決して嫌いにはなれないアクション映画監督の一人である。
主演のジェイソン・ステイサムとも、「メカニック」「エクスペンタブルズ2」と、相性の良い仕事ぶりを見せてくれていただけに、今作に対してもB級アクションならではの良い意味で“雑多な娯楽性”を期待していた。
実際、アクションシーンの見応えは確かにあったと思う。
“銃”を絶対に使わないというキャラ設定を活かした主人公のアクションシーンにはキレがあり、銃を使わないからこそ生じる残虐性とそれに伴う“痛々しさ”が特徴的だったと思う。

ただし、アクションシーンに限らず総てのシーンが短絡的かつ散文的で主人公の行動原理に説得力がまるでなかった。
「主人公がどういう人間なのか」という肝心な部分が、極めて曖昧で掴みきれない。
勿論、敢えてそういう主人公造形をする作品もあるけれど、結果として本質的な魅力を欠いてしまっていることは、脚本、演出、演技の総てにおいて力量が足りていないということだろう。

詰まるところ、今作においては脚本、監督、主演俳優の“食い合わせ”が悪かったということだと思う。
全く別の座組が実現していたならば、もっと良い映画になり得た可能性はあった……かもしれない。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 3点(2017-04-18 12:43:50)(良:1票)
5.ジェイソン・ステイサムがワイルドスピードに出演したから、とりあえず彼の出演作に「ワイルド〇〇」と邦題つけて売り出すことにしたのか、と思ったら、さにあらず、本作は原題そのまんま。主人公の名前がワイルド、なんですね。
で、彼が主演だからバリバリの格闘映画なんだろう、と思ったら、これが微妙。中盤はバクチ映画になっちゃう。確かにカードの映画、だから、ワイルドカード、ってか。何だか騙されたような。
そりゃま、あくまでジェイソン・ステイサムですから、戦えば、やたら強いんですけどね。ただ、あまり戦わない。というか、この主人公、イマイチ何もしない。いや、彼が何もしないというより、周囲の人物の方はエキセントリック過ぎるのかも知れない。彼も敵に囲まれて危機に陥れば、己が肉体(プラス、ちょっとした小物)を武器に敵を蹴散らすけれども、女のアソコを銃でどうした、とか、男のアソコを植木バサミでどうする、とか、そんな話にはついていけず、またバクチの世界に戻ってしまう。
どんなカードが出てくるか、それを待つだけ。運の方が、勝手に彼のもとを訪れたり、また去って行ったりして、結局は何も変わらない。
冒頭のエピソードにおける、狂言を依頼するハゲ親父の方が、よほど行動的かもしれない。
という、主人公のグダグダ感と、グダグダな主人公がいつ「行動」を起こすのか、ってのがいかにもハードボイルドで、そういや、ジェイソン・ステイサムのこの「何も考えていません」という顔立ちこそがまさにハードボイルド顔、という気もしてきます。
結局、彼にせよ、彼につきまとう金持ちに兄ちゃんにせよ、どうしようもない日常は、どうしようもなく続いていってしまうのだけど、そんな中にもちょっとした転機が起こり得る、というその転機を切り取ってみせた、なかなかユニークな作品でした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-30 06:36:02)
4.主人公の気持ちがよくわからないんですよね。依頼人との関係性もそんなに深まるシーンはあったかな?
でも飽きずに観れますね。
東京ロッキーさん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-10 22:35:42)
3.これだけケンカに強ければ、世の中怖いものなしだろうなと。見どころも、感想も、それぐらいですかね。ステイサムに勝てそうなのは、別の作品で主役を張るステイサムぐらいでしょう。
眉山さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-08 21:16:04)
2.ラスベガスの派手さもなく、登場人物の奥行きもなく、大きな盛り上がりもないまま終わりました。ステイサムのアクションでもなかったらホントつまんない映画だったろうな。つまり、アクションシーン以外は見るべきところのない映画。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-02-13 13:46:08)
1.スティサムラスベガスで凄いアクションを魅せるのか、期待しつつ鑑賞しましたがラスベガスでもなくて良いのではととも思える
脚本です、アクションもいつもと違いしょぼかった内容でした。暇だったら鑑賞してください。
SATさん [DVD(吹替)] 4点(2015-12-14 21:39:34)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 4.60点
000.00%
100.00%
200.00%
3320.00%
4640.00%
5213.33%
6213.33%
7213.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
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