千と千尋の神隠しのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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千と千尋の神隠し

[セントチヒロノカミカクシ]
Miyazaki's Spirited Away
(Sen and the Mysterious Disappearance of Chihiro)
2001年上映時間:125分
平均点:6.42 / 10(Review 889人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-07-20)
アドベンチャーファンタジーアニメファミリー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-04)【イニシャルK】さん
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監督宮崎駿
カーク・ワイズ(英語吹替版)
助監督高橋敦史
宮地昌幸
柊瑠美荻野千尋(千)
入野自由ハク
夏木マリ湯婆婆/銭婆
菅原文太釜爺
沢口靖子千尋の母(荻野悠子)
内藤剛志千尋の父(荻野明夫)
上條恒彦父役
小野武彦兄役
玉井夕海リン
神木隆之介
中村彰男カオナシ
我修院達也青蛙
大泉洋番台蛙
安田顕おしら様
山像かおり
山本道子
塚本景子
山本郁子
佐古真弓
戸次重幸
斎藤志郎
デイヴィー・チェイス荻野千尋(千)(英語吹替版)
スザンヌ・プレシェット湯婆婆/銭婆(英語吹替版)
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ釜爺(英語吹替版)
ローレン・ホリー千尋の母(荻野悠子)(英語吹替版)
マイケル・チクリス千尋の父(荻野明夫)(英語吹替版)
ジョン・ラッツェンバーガー青蛙(英語吹替版)
原作宮崎駿
脚本宮崎駿
音楽久石譲
新日本フィルハーモニー交響楽団(演奏)
スタジオジブリ(音響・音楽制作)
作曲木村弓「いつも何度でも」
主題歌木村弓「いつも何度でも」
撮影奥井敦(映像演出)
製作氏家齊一郎
星野康二
日本テレビ(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
徳間書店(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
東北新社(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
電通(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
三菱商事(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
遠谷信幸(「千と千尋の神隠し」製作委員会)
製作総指揮徳間康快
ジョン・ラセター(英語吹替版)
プロデューサー鈴木敏夫
市川南〔製作〕(宣伝プロデューサー)
制作スタジオジブリ
奥田誠治(制作担当)
配給東宝
作画高坂希太郎(作画監督)
安藤雅司(作画監督)
百瀬義行(原画)
マッドハウス(作画協力)
Production I.G(作画協力)
金子志津枝(原画)
米林宏昌(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
小西賢一(原画)
大杉宜弘(原画)
錦織敦史(動画)
山下高明(原画)
山下明彦(原画)
古屋勝悟(原画)
シャフト(動画協力)
美術武重洋二(美術監督)
小倉宏昌(背景)
山本二三(背景)
真野薫(タイトル)
男鹿和雄(背景)
保田道世(色彩設計)
編集瀬山武司
録音井上秀司(整音)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
上田太士(光学録音)
東京テレビセンター
若林和弘(録音演出)
その他森吉治予(海外プロモート担当)
IMAGICA(現像)
糸井重里(キャッチコピー【ノンクレジット】)
久石譲(指揮・ピアノ演奏)
読売新聞社(特別協力)
あらすじ
トンネルのむこうの町で、千尋は両親と訪れた時に、不思議な事が起きた。両親は豚に千尋は不思議の国に。千尋はその不思議の国で働くことになるのだが。。
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【クチコミ・感想】

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778.「やっぱりナウシカやラピュタだね」。この映画を観た多くの方がそう思っただろう。この作品には一個の確固としたストーリー運びの方向性が見えない。あまりにも完成されたナウシカやラピュタとは決定的に違い、この物語では作り手が手探りで取捨選択をしながら(悪く言えば行き当たりばったりに)製作していったような印象を受ける。観客の想像と微妙にズレる展開は監督の意図でなく、むしろ監督自身、この物語が最終的にどこに漂着するのかは分かっていなかったのではないかと思う。事実、もともと橋の上のシーンだけの捨てキャラだったカオナシが、製作途中の流れで、物語の重要なシーンを担う存在になって来たりしている。だから作品のそこここに綻びがある。でも、だからこそ私はこの作品が好きだ。よく分からない話、と片付けてしまうのは簡単だけれども、それこそが監督の意図なのだから。よく分かる映画なんて、ディズニーがいくらでも作ってくれる。監督の言う「間口も広ければ、出口も広い」、つまり万人が気軽に観れ、その万人全てが同じような感想を抱くという、ディズニー映画。その対極にこの映画はある。「間口は広いけれど、出口は狭い」そういう意図の下で製作されたのなら、それは見事に成功している。シーン1つ1つが隠喩に溢れ、何気ない描写に深遠な哲学性すら感じさせる。私は千尋が電車に乗っていくシーンがたまらなく好きだ。この映画の中で、あのシーンは比類なく完成度が高い。物凄く静かでありながら、映画の最高潮としてきちんと機能している。今まで観て来た映画の中で、最も静謐なクライマックスシーンだと思う。監督にとっても、「とにかく電車に乗っていくんだ」と、このシーンが、この映画の制作の上で目指した1つの到達点であったという。静かでありながら、思いに溢れている。ミニマムでありながら、恐ろしく深い。それは本来、小津監督などに代表される、日本映画が最も得意とした描写だ。アニメーションでそういう表現が出来、観客がそれを受け取れるのは、やはり日本だけなのだと思う。言葉でなく、行間を読む。それは本来、日本人が最も得意とするものではなかっただろうか。それを放棄し、「こんな映画訳分からねえ」と吐き捨てることだけは、私は絶対にしたくない。タイトルも本当にいい。千は多くの数、千尋は深遠と悠久、神隠しはその欠如。1つ1つが隠喩。日本人への警鐘。
ひのとさん 10点(2003-12-17 16:51:29)(良:11票)
777.もはや『宮崎』、『ジブリ』はブランドに成り下がってしまったのだろうか。アメリカでは売り上げトップ20にも入れなかったのに大成功と大々的に報道するマスコミとジブリのプロデューサーに不信感。実際海外においては大友克広や押井守のほうがずっと評価が高い。ではなぜ売れなかったのか。答えは簡単、つまらないからである。売り上げでその作品を評価するのは間違っていると思うが、この作品は内容的にみても監督の自己満足映画に過ぎない。昔のジブリ作品はもっとシンプルで力強く、メッセージが観る人にストレートに伝わってきた。しかし最近のジブリは明らかに間違った方向に進んでいる。分かりずらい設定、複雑なストーリー展開や人物描写が神秘的でさも凄いことのように持ち上げられている。果たしてこれがジブリの作品では無かったら本当に売れたのであろうか。公開する前から凄い凄いと騒ぎ立てる異常な過熱報道が無かったらどうだったのだろうか。ジブリを批判することが悪いことのような風潮が世間にはあるが好きだからこそ批判することも大切なのではないだろうか。このまま行けばジブリの時代もそう長くは無いと思う。
КОФЕ さん 1点(2004-01-05 21:52:04)(良:5票)
776.何度観ても、唯一無二のテーマ性と、舞台装置にあふれ出るイマジネーションの奔流には圧倒される。全く予想のつかない物語の中を主人公と進む楽しさ、好奇心が刺激される喜び。125分間、子供ともども目をまん丸にして身動きせず見入ったものだった。
ほとばしるような色彩、朱色の鮮やかな和とも中華とも感じる美術をはじめ、藍の深い海列車の夕暮れに出迎えのランプ、具現化された八百万の神々、釜爺のボイラー室の背の高い薬草箱から客室の襖絵に至るまで、ひとつひとつの場面があまりにも印象的で美しく、数多のアニメ映画の中でも別格に位置すると思う。
例えば夕暮れ時の鳥居になぜか心がざわめいたり、道の脇に地蔵様を一体発見しただけでその背景が想像できたりと、異界への感受性は日本人のDNAに刻み込まれているかのように感じることがある。だからカオナシが何者なのかとか、○○は△△の象徴であるとかの説明が無くても、彼らがそこにいることを私はすんなりと受け入れられる。
主人公の少女千尋は宮崎アニメの女の子としては珍しくリアルに近い造型で、怖気も開き直りも親切にされた喜びも、彼女にシンクロしたかのように共感できる。もうイイ年になった私だけど、そう何度観ても。
tottokoさん [DVD(邦画)] 10点(2014-11-27 00:34:30)(良:4票)
775.数ヶ月前にテレビで観ました。無駄な時間を過ごしてしまったという印象です。メッセージ性を込めたシーンを連発する割には一つひとつに力がなく,説得力に乏しい。見る側の力量を選ぶ作品だけに私に非があることも認めますが,娯楽作品として売り出している以上,やはり作り手にもこの映画を捌き切る力量がなかったように思います。宮崎監督はこの映画を「2001年宇宙の旅」的な,不思議な世界を舞台に含蓄ありげなメッセージを放ち,観る者それぞれに考えさせるような作品にしたかったのでしょうか?残念ですが全く比較になりません。
Thankyouさん [地上波(邦画)] 0点(2007-05-15 14:37:54)(良:3票)
774.この作品の素晴らしさは主人公千尋と同じ年代の子供達が見てこそ分かるもの、と思っていたが、何度も観るうちに、いやいやこの滋味が分かるのはせめて30代以降だなと思い直した。ジブリ作品で名作と言われるものには架空の国が舞台になっているものが多いが、西欧あるいは南欧の明るく乾いた陽光が感じられるそれらの背景は年を経るほどに味気なく思えるようになった。今になって、やはりジブリの神髄は日本が舞台の作品にあるとしみじみ思う。匂い立つような緑、昼なお暗い陰翳に富んだ室内、ハッとするような艶やかな夜の情景・・常に目に見えぬ物の気配を漂わす湿度の高い日本的空間を再現してみせるジブリの画力には、いつも涙ぐみたくなるような感動を覚える。海面電車(?)に乗ってるシーンが一番好き。この実在しない景色ですら、私の中の心の原風景を彷彿とさせるような気がして、スルッと染みこんでくる映像に涙が流れそうになる。そこへきて久石譲の音楽がまたすごくいい。このサントラ弾きたさにピアノを習い始めたぐらいだ(^^;) 一見分かりやすいようで色々な隠喩が含まれた深遠なストーリーも秀逸で、カオナシを他人とは思えない私は、弱き者、異形の者への優しさに溢れた作品世界に毎度号泣してしまう。後に海外メディアの評を読んで「八百万の神」という概念になんの違和感もない自分に気付き、これまた日本人である自分を再発見させられた。
lady wolfさん [DVD(邦画)] 10点(2004-10-09 20:29:23)(良:3票)
773.んー・・・なんていうか、クソ映画。駄作愚作。
スミさん 0点(2003-07-18 19:13:40)(良:2票)(笑:1票)
772.日本のTVが報道しない事実。「千と千尋、アメリカで大コケ」アカデミー受賞後はトップ20にギリギリ入れたものの、その後はさっぱり。やはりこの映画がいかに外国に受け入れられないか、過去の良作と言われるものによる「宮崎アニメ」というブランドでアカデミー賞は獲れたもので、審査員にどれだけマンセー集団がいるかが露呈されました。日本でも、宮崎アニメというブランドがなければヒットしない作品であることは間違いない。
SHさん 0点(2003-07-07 00:05:35)(良:3票)
771.これは期待はずれでしたねぇ・・。宮崎監督作品は好きなんですけど、「トトロ」以降内容があまり無くなったというか、あたたかみがなくなったような気がしました。千と千尋は特に。本作は内容を云々する以前の問題として、基本的な作劇に不備があるように思えます。最初の5分で既にボクはコケました。何引っ越してきた家族。ヒロインの千尋は何か憂鬱な顔。お父さんとお母さんは千尋の言うことを聞き流すばっかり。この時点でボクは「なぜ、お父さんとお母さんは千尋の言うことを聞いてくれないんだろう?」と思っていました。お父さんもお母さんも全く生気がないのです。そのどことなく違和感のある家族が道に迷い、古びた建物をくぐった時にお父さんとお母さんがブタに変わり、「神隠し」が始まるのですが、この導入部が全然スムーズじゃない。本来なら謎の建物のトンネルをくぐったところから何かが切り替わらないといけないのに、冒頭からお父さんもお母さんも変だからです。どこから神隠しが始まったのかが全くもって不明瞭です。ほどなく湯場が現れ、異形の神々が次々登場して本格的なファンタジーへ突入します。しかし、何分経ってもこの世界がどういう世界なのか、ボクには全然理解できませんでした。突然の出来事に焦る千尋に、「ハク」という男の子が現れて千尋を導いてくれます。が、その過程でもハクは千尋に行動の仕方だけを教えて、その目的を教えてくれません。そして、千尋も焦っている割にハクに何にも聞きません。突然、大量の情報が説明なしに放出されていきます。そして世界観がわかんないところに、更にストーリーの目的もわかんない。物語というものはですな。ただ始まって終わる、というだけではダメな訳で。何か視聴者がしがみつける物語のメインの流れが必要なのです。「ロリコン伯爵からお姫様を助けるぜ!」 みたいな。主人公の千尋は、この話で何を得たのか?もしくは誰かに何かを与えたのかということを考えてみると、とにかくボンヤリ・・・。最初に湯場で千尋が挨拶をするように何度も言われたり、仕事を持つように言われたりする辺りは、「実は何かが欠落している千尋が湯場で働くことで、その何かを埋めるヒントを得る」って流れが考えられていた残骸であるとも言えます。しかし結局、千尋は徹頭徹尾良い子でした。従って、問題の無い千尋が問題のある誰かに救いを与える形でしか、この物語は成立しようがなかったのですが、千尋がやったのは自分をストーカーするカオナシを総括するだけ。本当なら本来の相手役であるハクを救うことが物語の本筋であったはずです。しかし、カオナシが余りにもキャラが立ってしまったおかげで、ハクがどういう人でどういうトラウマをもっているかという部分が全然印象に残りません。だから、ハクとのクライマックスの時もボクはカオナシのことばっかり考えてましたねぇ。そして、千尋が湯場で働く決心をしたモチベーション(←であるらしい)である両親もあっさり元に戻って、しかも最初と同じように千尋の言葉を聞き流すまま。この両親って一体何のために存在したんでしょう。だから、この話って一体何の話なんか全然わかんなかったってのが一番の感想。まあ、宮崎作品はストーリーラインの一貫性が乏しい、ってのはよく言われることですが・・・それでも、いつもは最後の大盛り上がりで全てチャラになっていたものです。しかし、この「千と千尋」では最後の最後まで全く盛り上がりがなく、全ての中途半端さは精算されることなく残りましたねぇ。世界観の後押しもストーリーの流れも希薄で、寓話的な印象を集めていくだけの作品ということで、「となりの山田くん」と同じような感じですね。作中でも同じイメージありましたけど、「銀河鉄道の夜」風とも言えます。しかも、その寓話の指すものが非常にわかりにくい。 こんな感じに楽しめれば面白いんでしょうけど、やっぱりボクはパッと見でわかんないものはダメなんで、今回の映画は非常にイライラさせられましたねぇ。とにかく説明不足な映画ですよ。宮崎さんの頭の中では全ての要素が揃っているんでしょうけど・・・注釈無しにばら撒き過ぎです。誰か宮崎さんを対等な立場でプロデュースできる人がいたら、イメージは豊かなだけに一気に大傑作になっいる主人公たかも知れない・・・。あくまでボクの感性にあわなかっただけなんでしょうけど・・あと一言 ヒロインの顔・・髪形買えたら、トトロのめいちゃんそっくりですよ。まあジブリって髪形変えるとみ~んな同じかおしてるんですよね(笑 あ、この1点は千が外の階段降りるところがめちゃくちゃ怖かったから(笑
セドリックさん 1点(2002-04-15 14:39:50)(良:3票)
770.解り易いようでヤッパリ解らない映画

コレは世界の宮崎氏の代表作なんでしょうが・・自分には???
日本版の不思議の国のアリス?
変な登場人物?が大勢出てきて、右往左往の大騒ぎ。
神隠し被害者の少女の孤独な戦いの中で精神的に成長するお話?

それならば、リアル世界での千尋のビフォーアフターの描写も無いと・・・?

初期のジブリ映画とはかなりチャイますねえ。
もののけ姫もかなり違和感がありましたが、これはもっとかな・・
宮崎氏の目指す物と、大衆の期待する物には乖離が有るようですが
この作品は外国でも評価されたようで、乖離しているのは自分の
方だったのかと落ち込んでいます。
この映画があんなに高評価で、バカ売れした理由が??わからない
いやー映画って難しいですねー
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 5点(2017-01-30 13:36:40)(良:2票)
769. 難しい映画です。

 隠されたメッセージだの寓意だのを分析しようとすると、どうしても「監督が可愛い女の子を色んな目に遭わせてみたかっただけのロリコン映画」という結論しか出てこないんですよね。
 かつては反体制側の視点から作品を描いていたはずなのに、この作品では権力者側に非常に同情的になっている点など、色々と着目すべき事は多いのですが、それ以上に色濃く感じられたのが「大人は醜い豚」「この世は理解出来ない化け物ばかり」「そんな中で唯一の癒しである幼女は、こんなにも健気で可愛らしい」という主張だったりしたので、やはり自分にとっては、上記のような結論に達してしまう訳です。
 もしかしたら、美少女が画面に出てくるだけで嬉しくなるような自分自身がロリータ・コンプレックスだからこそ、そう感じてしまっただけかも知れませんが、ちょっとそれ以外の言葉で表現しようとすると嘘になってしまいます。
 自分の好きな「ドラえもん」シリーズや「シベールの日曜日」や「あの子を探して」などがロリコン映画であるという程度には、この作品もそうなんじゃないかなぁと。
 ただ、この作品に関しては「そんなに大人が嫌いで、純真無垢な幼女が好きなの?」という作り手に対する疑問符のようなものが浮かんで来てしまい、映画の世界に入り込めなかったというのが正直なところです。

 そんな大いに偏った印象を除外して考えれば、凄く上質な映画であるのは間違いないかと。
 単純にアニメーションとしてのクオリティーが高く、画面の中でキャラクターが動くのを眺めているだけでも楽しいですよね。
 逆境の中で主人公を助け、安堵感を与えてくれるハクの存在も魅力的だったと思います。
 特に、竜の飛翔シーンに関しては圧巻の一言で、暫し呆然として見惚れてしまいました。
 やはり、こういったタイプの映画は難しい事を考えずに、頭を空っぽにして観るべきだよな、と反省させられましたね。

 ラストシーンにて「何だか全てが夢だったみたい」と感じさせてくれる非現実感というか、心がフワフワするような不思議な気持ちを与えてくれるのも(これが童心に返してくれる映画という事なのかな)と思ったりしました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 4点(2016-05-02 22:45:33)(良:2票)
768.正直なんでこんなにうけているのかわからない
17番目のゼロ点献上者として誇りに思う。
HRM36さん [DVD(邦画)] 0点(2015-06-29 16:18:54)(良:2票)
767.基本的に物語になっていないので評価する以前の問題。
パラレルワールドの設定が定かでないために何でもありの世界観。
そして、千尋の情報も少なすぎる。
彼女の人間性をさして示さぬままに状況に巻き込まれても感情移入できませんし、、状況に巻き込まれてからは自我が曖昧になっていく設定では彼女を通して語られる意味がない。
物珍しい世界を楽しむだけのアトラクションムービー。
カラバ侯爵さん [試写会(邦画)] 1点(2007-01-03 22:27:28)(良:2票)
766.自分の場合、宮崎作品に対しては、カリオストロの城やコナンに代表されるような「理屈抜きの面白さ」「破天荒なアクション」を求めてしまいます。その点からすると、本作はあまり該当しません。では面白くないかというとそういう訳でもありません。現代っ子の成長物語としてはよく出来ていると思います。また、最近の宮崎駿作品に決まって出てくる子供狙いのカワイイキャラがいない点は好印象です。あえて言うならカオナシかな(笑)。ただ、どうしても判らないのは、この作品が記録的大ヒットとなった点です。現代人が求めている「何か」が本当にそこにあったのでしょうか?ちょっと怖い気もします。(2014年12月追記)何言っているんでしょうね自分(汗)こんなに素晴らしい子の成長物語もないでしょうに。コナンやルパンのようにずば抜けた身体能力もなく、パズーのような強靭な精神力も持たない“普通の少女”が、困難を乗り越えていく部分に価値があるのに。繰り返しますが、何の取り柄もなさそうな(でもちゃんとある)、何処にでもいる女の子が主人公だから良いのです。千尋の武器はさしずめ“素直さ”ですかね。3人の娘の父となった今、全く観方が変わった作品です。点数も大幅アップしておきます。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 9点(2006-05-02 18:26:59)(良:2票)
765.正直どこが良いのかわからなかったです。ナウシカやラピュタのような活劇作品を作ってほしいです。
ゆきいちさん 0点(2003-12-18 02:08:19)(良:2票)
764.こういう勧善懲悪の安易な話が国民的作品として簡単になるのは危険だと思う。宮崎駿ってそういうイメージなの?もう?やや我慢できない。
セクシーさん 0点(2003-10-31 03:56:41)(良:1票)(笑:1票)
763.色彩、エンターテインメント性、メッセージ性全て私の中では「さすが宮崎アニメ」と言う感じ。文句タラタラだった千尋が、親元を離れて一生懸命働いて成長し、心身共に強くなっていく姿も可愛かったし、きちんと大切な物を見極める目を持っているところがヒロインとして合格!自然を汚している人間達への警告も重くなりすぎずアニメならではの描かれ方をしている。そして人によっては「何者?」でしかないらしいカオナシが実は大事な役割を果たしていると思う。自分の居場所がわからず、周りの者をお金や物で取り込む事でしか自己主張ができない「自分」という色のないカメレオンのような存在・・・だから「カオナシ」。その「カオナシ」が最後銭婆のところで「仕事兼居場所」をもらった時、初めて嬉しそうな顔をする。(ように私には見えた)あの時カオナシはカオナシではなくなったのだと思う。「子供にしか良さがわからないのでは」という意見を読むと、それは宮崎監督の狙い通りだったんだなと嬉しくもなった。子供達に是非観て欲しい。そして「働くと言う事」「全ての物(質)に神様(心)が実は宿っているという事」「忘れている出会い(ハク:白龍川)がこの先出てくるけれど、全ての出会いに意味があると言う事」「相手の心を自分に向けるに必要なのは、物やお金ではないという事」「大切な物は心で見分けるのだと言う事」など色々な事を感じて欲しい。私にとってはトトロの次に大好きな作品。
えりっぺさん 10点(2003-06-03 04:55:11)(良:2票)
762.一体この映画の何が日本人の心を打ったのであろうか。退屈の一言で、途中で退席していった老夫妻のチケット代を私は申し訳なく思った。何処に涙する場面があったのか、30代以上の男性の客観的な意見を伺いたく思う。「ほたるの墓」の百分の一の感動も得ることは出来なかった。「となりの山田君」は駄作中の駄作であったが、あれは原作が悪すぎたのであって、高畑氏の新作が見たい。
高畑カムバックプリーズさん 0点(2002-10-01 10:38:01)(良:2票)
761.世界観がすごいとかなんとか言われていますが
物語のつくりはアニメならではのなんでもありといった感じでとても残念でした

なんというか、なんでそうなるのか、腑に落ちない
物語のギミックも皆無で「世界観のルールでこうだからこうなのでこうなった」というのがない
作品の都合でこういう展開にしただけで、そしてムダに長いです
なんでもいいから早く終わればいいのに、と思いつつ良い所探しをしていましたが、それも徒労に終わりました
劇場で見なくてよかったです

この監督さんの過去の作品はカリオストロの城とか有名で、たしかに「過去の作品」は良かったです
もののけ姫もまぁまぁでした
楽しんで作っている感じが伝わってきます

ですが、本作は「万人が理解し得ない物をいかにも芸術っぽく見せること」に主義を鞍替えしたターニングポイントのようです

ボクなら本作をおすすめしません
ぐりこさん [DVD(邦画)] 1点(2023-11-04 14:42:34)(良:1票)
760.ジブリ作品の中で一番ワクワクした映画、また観てしまったけど相変わらず面白かった。
マンデーサイレンスさん [地上波(邦画)] 10点(2014-12-01 13:23:43)(良:1票)
759.今時少女売春を賞賛した驚くべき作品。子供の売春どこが悪い!という危ない主張の込められた映画を日本中のよい子たちに見せたのだから宮崎監督は本当に逝っちゃっている。誤解しないでほしいが、けなしているのではない。古き良き、おおらかな日本の性風俗に対しての深い共感が胸を打つ。私には幼女趣味はないが、多くの人が “当たり前” と疑わない現在の性道徳に対し、くさびを打ち込もうとする宮崎氏のその勇気ある姿勢には尊敬の念を禁じ得ない。 但し普通の映画作品として特に面白いわけではない
皮マンさん [DVD(邦画)] 10点(2013-04-10 13:17:36)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 889人
平均点数 6.42点
0171.91%
1252.81%
2293.26%
3455.06%
4687.65%
510611.92%
612614.17%
713114.74%
814516.31%
911613.05%
10819.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.09点 Review31人
2 ストーリー評価 5.94点 Review50人
3 鑑賞後の後味 6.22点 Review48人
4 音楽評価 7.06点 Review50人
5 感泣評価 5.06点 Review32人
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【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
長編アニメーション賞宮崎駿受賞 
長編アニメーション賞鈴木敏夫受賞 

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