104.おそらくアメリカにとって一番派手なエピソードである、アポロの月面着陸を扱っていないことが、まず面白いと思いました。 航空宇宙史という形で映画は進みますが、事象よりも飛行士たち人間のキャラクターの方に、目が向けられていることが徐々に判ります。 科学的好奇心よりもソ連との競争が行動原理になっていたり、人命よりもポッドのデータを優先する、飛行士にはトラブルの詳細を知らせない、など随所で現れる政府の非人間的な部分に対し、飛行士たちは人間の意地やプライドを貫こうとしています。その根底にあるのは、アメリカ人の「開拓者精神(フロンティア・スピリット)」ではないでしょうか。 この映画は、空と宇宙という未開の地に挑んだ男たちの、開拓者精神を描いたものであるからこそ、アポロよりもNASAに至るまでの、マーキュリー計画を題材にしたのだと思います。 この映画が作られた頃、スペースシャトルの時代が始まり、アメリカは宇宙開発をリードする立場を確立しましたが、それはマーキュリー計画の飛行士たちの開拓者精神の上に築かれたものである、ということを忘れないために作られたのが、この映画なのかもしれません。そんな、アメリカ人の、先人に対する崇敬の念が存分に伝わってきました。私が思うに、「開拓者精神」を日本語に意訳すると、「サムライ」という言葉になるのではないでしょうか。 【塚原新】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-19 18:18:22) (良:2票) |
103.他人の目を気にせず自分の仕事を淡々とこなしそれにプライドを持てる男の生き様、トップを目指す男達の野心、どちらを良しとするわけではなくその価値観を等価値に描ききっていると思います。最高の映画だと思います。 【AIRS】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2007-02-21 05:03:53) (良:1票) |
【セクシー】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-11-22 01:29:12) (笑:1票) |
101. いやぁフィリップ・カウフマンお見事!「ミネソタ大強盗団」とか「ワンダラーズ」作ってたヒトとは思えない重厚かつ繊細な作風。堂々たる大家って感じが漂ってるよ。「愛と追憶の日々」なんかに敗れ去るとは…皮肉だねぇ。でも、この後「存在の耐えられない軽さ」に「ライジング・サン」だしなぁ…。アカデミー選出委員は慧眼だったと言うべきなのか?? 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-19 03:05:41) (良:1票) |
100.まあまあ、男意気の上がる映画として良いのだけれど、映画の最後の締めの言葉がダメだったね。 この映画監督、脚本家は、パイロットの生き様を判っていないと感じたので、-1点。 最高のパイロットは壁に飾られた人々を含め、挑戦したパイロット達でしょう。 また、良い面に対する、負の側面をもう少し掘り下げられれば、映画に深みが出たかな。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-07-17 11:18:02) |
99.科学の先端での「職人気質」を賞揚する。人間臭さの連帯感みたいなこと。最後のドンチャン騒ぎのバーベキューパーティで最も優れたパイロットの名を言いかけて、あとはマスコミ向けのジョークに変えてしまう。副大統領に会わないグレン夫人をめぐるゴタゴタで一致団結する。この「誇り高い職人たち」を、夫人たち女の理論がさらに対象化して笑えればもっと良かったんだけど。室内がやたら暗いのは、青空の勇気の世界と対照させているのか。瑣末なエピソードの堆積こそが歴史である、という考え方。出来事を全体で捉えようとする。宇宙ものはSFと決まっていたのに、本作あたりから「歴史」になった。へー、これアカデミー作曲賞とってんのか。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲もどきで、宇宙に出ると「惑星」の火星や木星が鳴って、かなり安易と思ったが。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-04-30 09:27:28) |
98.とりあえず航空史宇宙史ということで観れました。未知なるものに挑戦したいという男の本能というのにフォーカスした感じです。人間模様の裏表も見れて面白かったのですが、ただ尺が長かった・・・。いやにデニスクエイドが若い!と思ったら30年前の作品だった。そうなると、評価は上がる。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-10 12:53:20) |
97.作品のポリシーや魅せようとする気概は感じるが主役級が多い上にストーリーがクロスするのにストーリーテリングを軽視しすぎでわかりにくい。似たような顔だらけで途中から誰が誰でどんなキャラだかもわからなくなり感情移入どころではなくなってしまった。七人の侍は1人1人個性豊だから面白いのであってこれでは… 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-22 16:23:18) |
96.ところどころに演出や映像に気合の入ったパートは見られるが、全体としてはあまりにも未整理、長すぎ。どこに照準を合わせた作品なのかよく分からなかった。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-10-16 22:24:31) |
95.最初は普通の飛行機乗りたちのお話かと思ったので、後半の展開にはびっくり。 15年ほどのスパンで展開されるドキュメントタッチのドラマということで、 登場人物が決して少なくないこともあり、かなり上映時間が長い。 その分、各飛行士たちの描写がしっかりと描かれているので見応えは十分にあり。 面白いことは面白かったけど・・・やっぱり長かったな。 こういう内容の作品は、役者たちの演技を楽しむシーンも自然と削られるし、 普通のドキュメントでもテーマは十分に伝わるかと思う。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-07 10:44:25) |
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94.みんなすごくカッコイイぜぇ!男はこうでなきゃ… 男に生まれてきたことに感謝し、次も絶対男に生まれてきたいと思った映画でした。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-16 11:58:16) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-19 13:27:46) |
【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2010-06-08 16:49:10) |
91.<完全版>冒頭の音速を超えたあたりがピークだったかも。以降長くて疲れちゃった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-01 18:02:57) |
90.宇宙開発、その恐ろしくも壮大なスケールで描く実話で時代と共に失敗の連続にもめげずに奮闘する人々の素晴らしさには胸がときめきました。懐かしい「エド・サリバン・ショー」のテレビ画面も出てきます。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-15 22:49:00) |
【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-01 18:28:18) |
88.生きるべき場所、死ぬべき場所をもった男たちの物語ですね。あの酒場の写真こそがイェーガーの死に場所だったのでしょう。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-07 18:53:18) |
87.3時間という長丁場を飽きさせないテンポの良さや、軽いタッチは見易くて良いです。男たちもそれぞれギラついてて素敵です。ただ長い割にわかりやすい盛り上がりがないので、ラストがあっさりしすぎてるのがもったいないです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-29 11:03:33) |
86.個人的には文句なしに好きな映画。男にはたまらない。 |
85.男をかっこよく描くならこれですね。若いデニス・クエイドがツボでした。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-15 20:26:52) |