159.米国の最低映画監督と評される「エド・ウッド」が映画化されるということは、日本で言えば、「水野晴郎」が映画化されるのと同じことになる・・・。そう考えると、素直にティム・バートンの勇気を讃えたい気分になる。 【STYX21】さん 6点(2004-05-22 11:20:09) (笑:4票) |
158.生活に困るからエドウッドと一緒に仕事はしたくないけど、友達になりたい。 【ゲソ】さん 10点(2004-06-02 02:23:22) (良:2票) |
157.ジョニーデップの目で語る演技に脱帽もの。何をやってもすごい人だと感じる俳優です。才能は無いけど、人一倍映画を愛する心と、人に対する愛情が一杯詰まった、とってもあったかくて、ちょっぴりへんてこりんで…でもとってもいい映画です。 【のの】さん 10点(2002-06-17 22:41:00) (良:2票) |
156.エドっ子たち(エド・ウッド作品を愛してやまない頭おかしい人たちの意)なら間違いなく満足するであろう一本。 伝説のエピソードの数々が映像で再現されているだけで素晴らしいのに、エドの不必要ともいえる映画への情熱までもが、温かな愛を持って描きぬかれている。なんとも素敵な伝記映画だ。 エド映画の名シーン……名シーン!? はあ!? まあいいや、名シーンがちょこちょこと再現されているのも嬉しい。 ひとつ心配なのは、本作が素晴らしい作品に仕上がってしまっていること。 この映画を、たとえば好奇心旺盛な中学生やジョニー・デップファンの若い女性が見て、エド・ウッドという人物にちょっと興味を持ってしまい、その勢いでプラン9・フロム・アウタースペースやグレンとグレンダなんかをレンタルしてしまった日には、彼らを形容する言葉は「被害者」以外に無くなってしまうのではないか。いや、そこから何かに目覚める可能性も多分にあるけど。 冗談はともかくおすすめできる映画。 個人的にはティム・バートンの映画で一番好き。 欲を言うなら、オープニングの能書きでちょっとカンペ見てほしかったかな。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-29 04:15:47) (良:1票) |
155.自分の夢を精緻にフィルムに刻めた天才もいれば、いいかげんなフィルムを量産することで夢を消化していった凡才もいる。程度の差はあれ、何かを作り上げることを知ってしまった者の、恍惚と不幸と滑稽と。芸術の世界はこうしてどこかに進んでいくわけだ。夜の沼のシーンでタコと格闘する場で胸が詰まった。あそこは映画の自己愛を越えたものがあったが、あとはおおむね段取り通りの展開で、これからノッてくるのかな、という気分のまま終わってしまった感じ。意外とひねくれてない。元恋人が、こんな馬鹿なことで人生を無駄に潰したくないわ、と去っていくとこも、ちょっと胸を打つ。これはすべての登場人物の心の片隅にあった疑いの言葉であり、それでもやめられないんだから、全員がヤク中みたいなものなんだ。ここをもひとつ突き放す視点が欲しかった。でもいいのかな、一般世間はとっくにこういうB級映画は突き放してて、映画好きだけが愛を注いでるって状況なんだろうから。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-31 11:54:58) (良:1票) |
154.この映画を観て、エドウッドの作品を観てみようと調べてみたら・・・、このサイトの平均点ワーストランキングに堂々1位に輝く、「死霊の盆踊り」があるではないか・・・!ビックリ(笑)そりゃぁ、「史上最低の映画監督」と言われても仕方がない人物なのかもしれない、と妙に納得。最初は「史上最低の映画監督」と言われた人って一体どんな人だったんだろう・・・という疑問を抱いて観たんだけど、意外にもいい人で憎めなくて胸がキュンとなった。素直に心から映画製作が好きで一生懸命映画を撮ってる。でも・・・本当に才能がないのだろうなぁ(笑)見てて切なくなるくらい、ピュアな人でした。この映画を観てから彼の作品を観たらまたその作品の評価が変わるんだろうなあ。もし、この映画を観てなくて、普通にエドウッドの作品を観たら、「なに?このつまんない監督」で感想は終わってしまうんだろうと思う(笑) 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-13 05:16:00) (笑:1票) |
153.やっとここまでたどり着いた。プラン9からはじめて、怪物の花嫁・グレンとグレンダを経て、やっと「エド・ウッド」までたどり着いた。この映画を見るために、6時間近い時間を使ったことになるが、それも無駄ではなかった。エドがいかに映画作りを愛し、バートンやデップのような現代の映画人がいかにエドを愛しているかが伝わってきた。映画とは、なんてすばらしいものなのだ。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-14 10:20:48) (良:1票) |
152.やりきれないのは、エド・ウッドがとってもいいやつだということ。映画監督としては最低なんだけど、人間的には憎めない、愛すべき人物なのだ。 以前と変わらず彼の映画を観たいとは思わないが、エド・ウッドという人物には興味が湧いた。映画が好きなのに作る映画は信じられないほど駄作、というのが不思議でならない。言っちゃ悪いけど、バカなのかな、やっぱり…。でもこの映画を観終わる頃には、そのバカをどうしようもなく好きになっている自分に気づく。 華々しいイメージのあるハリウッドの影で、夢に破れて消えていった大勢の映画バカたちのことを思うと、ついつい目頭が熱くなってしまう。オーソン・ウェルズのような一握りの天才が映画文化に貢献していることは確かだが、一方で才能のない大勢の人々の奮闘もまたその土壌となっているはずだ。そういう無名の人々のマニアックな情熱を引き継いでいる人こそ、ティム・バートンその人であり、だからこそこんなにも暖かく、素晴らしい映画ができたのだろう。 (ところで、デップのあまりの壊れっぷりが衝撃的。女装して踊るところとか、ジム・キャリーっぽかった) 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-04 12:44:21) (良:1票) |
151.自分は映画創りに才能がないかもしれないと不安に感じつつも、飛びぬけたプラス思考と情熱と映画が好きだという気持ちだけでメガホンを握る。どうせ一度の人生ならば、好きなことやって過ごそうぜ、例え誰からも認められなくても、俺は映画を創るぞ!そんな男エドウッド。尊敬します。 |
150.こんな監督が居たなんて・・・・、チャンスはあったけど才能に恵まれなかったんだなぁ~って感じ。この作品を観るとエド・ウッドの作品観たくなるけどお金がもったいないなぁ~(笑) 【愛しのエリザ】さん 7点(2004-07-13 11:35:15) (笑:1票) |
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149.いきなり夜のシーンが昼に...→「観客はそんなこと気にしない!」えー!!気にしますよ~!! このエド・ウッドなる人物、映画を愛しているというのはわかるが、映画の楽しみ方は我々とは全く違うようだ。映画づくりにおいてもセンスとかという以前に映画に対する姿勢が他の人と違うところにある。それを個性と捉えたティム・バートンの、個性を埋もれさせてはいけないという商業主義一辺倒なハリウッドへの警笛ともとれる。そしてこの作品はオープニングの墓石に記したキャスト紹介からしてティム・バートンの個性が光る。 で、実は私、エド・ウッドの作品を観たことがありません。というか避けてきました。素晴らしいと評される映画がたくさんあるのにわざわざ駄作と評される映画に貴重な時間を取られたくないという気持ちからです。だから『シベ超』も『北斗の拳』も『案山子男』も観てません。でもこの作品を観て駄作と評される映画たちにすごく興味が湧いてきてしまいました。どうしよう。観ようか観まいか..。幸い私の評価に0点と1点の空きがあります。 【R&A】さん 6点(2004-06-02 12:23:00) (笑:1票) |
148.ティムバートンのエドウッドに対する愛情や尊敬にあふれていて、こっちも胸が熱くなった。笑えるところもきちんとおさえてあるので、肩に力が入りすぎずに観ることができるし。ラストもハッピーエンドにしたのは正解。プラン9が完成した後のことまで描いてしまっていたら、いったいどうなっていたことやら。ただし、エドの作品たちへの知識がないと、楽しめないシーンもあるかも。 |
147.映画が大好きで、行動力があって、弁が立って、仕事が速い。成功の要因は揃ってるはずなのに、一番必要なセンスが悪過ぎた悲劇の映画監督。のはずなのに、本人も周りのスタッフも何だかやけに楽しそうだった。多分、実際にも楽しかったのだろうと思う。「こんなに面白いのに、なぜウケないんだろう」という疑問が解けないまま死んでいったかと思うと、気の毒な反面やはり笑ってしまう。ベラ・ルゴシとの友情も素直に胸を打つ。 【ラーション】さん 9点(2004-03-21 22:26:48) (良:1票) |
146.駄作ばかりだけど自信満々、脚本も書く主演もする監督もする資金調達もする。女装(アンゴラ)好きだけど女も好き。筋金入りの映画好き=映画バカ。情熱がある愛がある。映画愛が。その点でつながるのがこのエドとティムとジョニーと、ベラ・ルゴシとマーティン・ランドー。映画が好きUFOが好き妖怪が好きタコが好き(イメージ)。映画バカの映画バカによる映画バカのための作品に仕上がっている。ジョニーの口半開き、半笑い、首横振りの恍惚顔は、娘4歳との間でしばしブームになった。愛すべき作品です。 【ちゃか】さん 8点(2004-01-06 10:08:10) (良:1票) |
145.とりあえず現時点ではティム・バートンの最高傑作。今後もまだまだ傑作をモノにする無限の可能性を秘めた監督であるので、あくまでも現時点ではとだけ言っておく。ジョニー・デップは単なるハンサムボーイで売り続けようと思えばそういう道もあるだろうと思うのだが、敢えてこういうクセの強い役で勝負しようという強い意志が伺い知れて頼もしい存在である。おバカなドタバタの中にも、監督自身の映画に対するとてつもない愛情が感じられる、同レベルの熱狂的な映画バカに捧げられた作品として、こればっかりは絶対に譲ることができない。テーマは「人はどこまで映画バカになることができるか」または「映画は人をどこまでバカにならせることができるか」。史上最悪の映画監督は、たぶんティム・バートンが本当になりたい映画監督でもあるのだろう。万歳。 【anemone】さん 10点(2003-12-09 00:00:09) (良:1票) |
144.エド・ウッド、ベラ・ルゴシ…彼らは哀れだったのだろうか?ティム・バートン独特のオブラートに包まれて描き出される彼らの生き様はとても愉快であると同時に、悲痛なまでに厳しく切ない。きっと実際にはもっと悲惨な現実があったに違いないと思う。でも、ユーモラスな映画の中に溢れる締めつけられる想いは、決して彼らのあらゆる意味での“不遇さ”に対してではない。環境はすこぶる劣悪だ。しかしそれでも映画を作り、夢を撮る。そしてそこに自らが生きる喜びを見出す。その不器用なまでに頑なで直向な姿に胸がこみ上げるのだ。分かりきったことであろうが、そこに“優秀な者”はいなかった。誕生したものも優れたものではない。しかし、傾きながらも寄り添い、合わさって生み出した彼ら自身の人生は、何よりも価値があるものに違いない。 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-10-31 12:56:12) (良:1票) |
143.なんど、見てもおもしろい。てゆーか、なんどでも見れる映画だ。理由は、ただ、ストーリーがおもしろいとか言うのではなくて、随所に面白いポイントがある。ポイントごとにそうであるかないかは、人によって違うのだろうけど、私にとっては、最高である。たぶん、ティム バートンの感性にあうんだろうな。たぶん、普通の考えのひとにもそうだけど、さらにcrazyなひとには、もっと受けるようなしこみをしてるんだろうな。 【ウミト ダハラ】さん 10点(2001-12-22 00:40:29) (良:1票) |
142.いつも陽気で楽天的なE・ウッドは、嘘とお世辞とその場しのぎのごまかしを使い分けながら、映画と映画作りを愛し、自分の脚本と登場人物たちを愛し、ひたすら安っぽさを愛すという人物。このほとんど無駄とも思える程の凄まじいエネルギーを、駄作という形で発し続けた映画史上最悪の監督を、愛すべき人物として我々観客に知らしめたT・バートンと、見事に演じきったJ・デッブに敬意を表したい。 【ドラえもん】さん 8点(2001-11-04 00:02:06) (良:1票) |
【TERU】さん [DVD(字幕)] 5点(2024-11-20 21:56:35) 《新規》 |
140.エド・ウッドの常にポジティブ姿勢。いや、商売魂か。 モノクロでB級映画に命を懸けた男の物語が淡々と進む。実に単調。 はっきり言っておもしろくはないが、映画界にこういう男も必要なんだなと少し感心した。 |