328.自分の境遇とダブって思い入れが深い作品です。 僕は高校三年になります。将来はトリマーいなりたいと思って、農業高校に通って勉強しています。小さい頃からの夢で、それでご飯食べていければ幸せなんです。それでおじいちゃんが車の部品工場を経営していまして、この人が僕の考えを反対しているわけです。「動物の世話でメシ食ってくなんてダメだ。甘い!物造りをしろ!物造りなら将来性もある。俺ん所にきてもいい。とにかく動物なんてだめだ!」自分が製造業で会社を大きくしてきたから、同じように進んでほしいんだそうです。昔からおじいちゃん子で、ずいぶんお世話になっていて、頑固だけど大好きで尊敬するおじいちゃん。だから余計に僕の考えをわかってほしい、けどどうにもうまくいかなくて困っている状態です。1年後には専門学校に通うため、一人暮らしになります。それまでには必ず分かってもらえるようにしたいのです。ホーマーがパパに認めらたい気持ちが痛いほど分かります。二人が肩を組んでロケットを見上げるラストを見るたび、涙が溢れて、さぁ僕もがんばろうという気持ちにさせてくれます。 【やいのやいの】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-02-13 22:46:30) (良:4票) |
327.自分が父であり息子であるからなのだろうか、父と息子の関係を描いた作品には特別な感情を持ってしまう。意見が対立しても、次第に歩み寄り理解し合えるのは、男同士だからなのか。照れや愛情を隠してぎこちない父の表情。息子の安心してちょっぴり誇らしげな表情。脚色はあるのだろうが、最後の実際の映像により、実話の持つ重みと説得力が一気にはじけて胸が熱くなった。今度帰ったとき親父と何を話そうか。息子は、今、何か悩み事はあるのだろうか。 【パセリセージ】さん 8点(2004-05-22 01:03:45) (良:3票) |
【オビワンケノンコ】さん 6点(2004-03-29 21:38:03) (笑:3票) |
325.子供がロケットで食べていこうと考えるなんて親としては当然反対するだろうと思う。あまりにも夢を追いすぎると思ってしまう。 現実に目を向けて真面目に働きなさいと親は考えるだろう。 しかしけっきょく一番大事なことは好きなことにチャレンジするということだと思う。 それが失敗しようが成功しようがとにかくチャレンジしたという事実そのものが大切なことではないだろうか。 最後にロケットに挑んだ少年たちの末路が紹介されたけど、そんなことはどうでもいいこと。 「私はそれを実行した」ということだけで成功失敗の有無に関わりなく、誇れる出来事じゃないか? 若いときの行動とは利己的なものではなくてこの映画の少年たちのように無謀と思えるくらい一途で純粋であって欲しいと素直に感じた。 成功すればそれは良いことだ。しかし大きな失敗を経験することも大事。 成功も失敗もしないで人生を終える人間に比べたら行動するということがいかに大事か分かると思う。 【花守湖】さん 9点(2004-11-21 20:58:08) (良:2票) |
324.涙もろいことで有名なコバ香具師ですが(?)、映画で泣くのはことさら好きです。けどここんとこ、一瞬ホロリとくる場面には度々出会うものの、ボロ泣きレベルの作品にはしばらく出会っておらず、もしかして素直に泣けない擦れた人間になりつつあるのかなぁと心配してました。けど、やっときましたよ。久々の号泣作品でした。あーもう、本当に良かった。邦題が「遠い空の向こうに」ってことで、やたらと雄大な雰囲気を醸し出してるくせに副題が「ロケットボーイズ」でなんかマヌケな印象…センスあるんだか無いんだかわかんねータイトルだな!とかどうでもイイことを考えてた自分が恥ずかしくなったね。これを見終わった後すっかり感化されて友人に「俺はロケットを作るぜ!そして宇宙に行くんだ!」と言ったところ、「宇宙に行く前に現実に帰って来い」の一言で済まされました。 【コバ香具師】さん 9点(2004-08-08 06:19:44) (良:1票)(笑:1票) |
323.夢を夢で終わらせず、困難に負けず実現してゆく若者たちの姿に感動の涙を流しました。炭鉱で働く頑固な父親、家庭の為に一度は夢をあきらめつつもやはり好きなことを成し遂げようとする少年。父親の気持ちも何となく理解できる。少年が成長してゆく上で父親の存在というものは大きい。自分の頑固一筋の父親と兄のやりとりを見てたからよくわかる。父のように生きたくない、父を乗り越えてやる、、という気持ちは男の子ならきっと持つのだろう。夢を現実のものとするのに少年のこの思いは充分に役立ったと思うし、周りの人々の励まし、協力があってこそであろう。夢をあきらめなかった少年の頑固な性格は父親似なんでしょうね。最後の方ロケット打ち上げの際、親父さんが姿を表した時はもう大泣きでした。自分が落ち込んだ気分の時に観て、何てちっぽけな事でくよくよしてるのか、と励まされたようです。 【fujico】さん 9点(2004-05-25 15:02:40) (良:2票) |
322.本当にいい映画に出会えた。ひたむきに夢を求める男たちの物語を最後まで楽しめた。夢がかなうまでは多くの挫折も味わうし辛いこともいっぱいある。でも応援してくれる仲間も自分が一生懸命やればやるだけ増えてくる。夢は一人だけで叶うのではないということを切々と描いていた。 【ひで】さん 8点(2004-04-16 15:15:16) (良:2票) |
321.誰もが自分の夢を見つけられる訳ではない。況してやその夢を叶えられる人間は極めて少ない。長男は有望なフットボール選手となり大学で活躍し、次男のホーマーはロケットで宇宙へなどと夢みたいなことを言っていると思っていたら本当にその道で才能を発揮するまでになってしまった。炭鉱での仕事を天職と信じ誇りを持って働いてきた父にとって息子が二人とも自分が歩んできたものとは全く違った道に進んでいくことが簡単に納得できなかったのでしょう。今まで築き上げてきた地位や父親像を否定された様に感じるのは悲しい事だが、反面いつしか自分を超えていくまでに成長した子供たちを見て喜びも感じているのかも知れない。炭鉱へ降りていくエレベーターからホーマーを見る父の視線など台詞の少ない父親の胸中を巧みな演出で的確に表現している。夢の実現を目指して諦めずに努力する姿を見せるサクセスストーリーというよりも、反目しながらも絆を感じ歩み寄ろうとする親子の愛情物語として出来栄えを評価したい。 【WEB職人】さん 7点(2004-04-05 23:13:00) (良:2票) |
320.皆さんと逆で、夢を追い続ける事の難しさを感じた。私は基本的に実話であっても映画では「奇跡」をみたいから。てっきり全員NASAか重機メーカにでも入って、炭鉱がダメになって、あの発射の空き地に宇宙センターか研究所でもできるのかと思ったよ。でもこれはやっと1人がNASAに入れて自伝を書いて公になった話。それはそれでリアルでいいんだけども。もし誰もNASAに入れなかったら・・・。そう考えるとこの手の話は「昔こういう事あったよなあ」というようなどこにでも転がっている話で、30才以上が見ると、夢が云々というよりはノスタルジックな作品になると思う。若い時は夢をいろいろ見るけど、大人になると現実の厳しさを味わう。仲間はバラバラになり、皆各々に生活を始める。そしてやりたい事云々よりも生活する事で精一杯になる。家族でもいたら尚更。やがて自分の夢を子供に押し付けたり、安定的に生きて欲しいと思ったりする。この作品ではそういう世代間の断絶が上手く出ていると思う。夢の実現は簡単ではないが、大人は自分の価値観で子供の可能性を摘んじゃダメなんだなあと思った。でも、他人の子供なら応援するんだろうけど、自分の子供だと難しいんだろうね。 |
319.「内なる声」に誠実に生きることは本当に難しい。環境や運命など外なるものとの交わりにわれわれは生きるし、才能や能力などの資質にも影響を受ける。そのバランスに人は苦しみ、もがき、また夢を見る。そのバランスを葛藤として受け入れ、現実的な選択をすることをも教えるのが教師であると思う。理想的な未来を見せることだけが教師ではないはずである。この作品では、炭鉱を忌むべき世界と決めつけてしまうことに「ちょっと待てよ」と言いたくなるのである。自伝の映画化だが、どうすれば感動物に仕上げることができるのかという脚本上のレシピ、テクニックが鼻を突き、主人公の奥行きが狭まってしまったのではないかと残念に感じてしまった。 【彦馬】さん 6点(2004-03-30 18:28:28) (良:2票) |
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318.良いオハナシです、それは確かです。「実話です」映画ってのは、それだけで見るものに色眼鏡を掛けさせる、と思う。奇跡みたいなことが現実になったからこそ、「実話です」が媚薬のごとく効いて来る。でも、これ、「実話です」の媚薬のないノンフィクション映画だったら、感動するでしょうか? 私はしませんね(媚薬も効きませんでしたが)。『ロレンツォのオイル』でも感じましたが、結果を知っているハナシを見せて、なおかつ感動させることの難しさはここにあると思います。時間経過に伴い事実をデフォルメしたであろう描写をされても、「あ~、そーですか。ドキュメンタリーでやってちょーだい」としか思えません。「ウソみたいなホントのハナシ」を見せられるより「ホントみたいなウソのハナシ」の方が、案外説得力もあり、胸に迫るものがあるのですね。それは恐らく、事実が虚構を圧倒的に超える力を持っているからでしょう。なのに、虚構の世界に引きずり下ろして「感動」という安っぽいスパイスを混ぜ込んで再構築するために、虚構以上に陳腐な事実が出来上がってしまう。「実話です」映画ってのは、だから、製作者サイドとしては、手を出すにはもっと慎重であるべきでしょう。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-23 15:40:47) (良:1票) |
317.ロケットになんて自分は興味ないのだが、なぜかうらやましい。鑑賞後鳥肌がなかなか消えませんでした。 【ネネ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-25 21:05:20) (良:1票) |
316.素晴らしい映画です。内容が「ロケットを作る高校生達の話」と聞いていたいので、とっつきにくいかなと思っていましたが、最初からもう引きつけられっ放し。2時間という短い時間の中で、「親と子」、「大人と子供」、「夢をかなえる気持」、「家族」、更には「炭坑問題」等々、R&ROllをバックにうまく収まっていて、見終わって「見事にやられた」という感じ。 実話に根ざしているから無理矢理感がなくて、映画に出てくるようなすっきりとした爽やかな青空を仰ぎ見ているような心地よさが残りました。 自分の子供にも是非観せたい映画だし、大人になってからも観てもらいたい映画です。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 13:10:33) (良:1票) |
315.純粋にとても綺麗な話だなと感じました。何度も観たい作品です。主人公の少年のように本当に好きなことに打ち込んで、それを貫き通し、生き甲斐にする。生き方にも色々ありますが、こういう生き方って素敵だなと思いました。少なくとも自分にとっては、よい刺激になったことは間違いありません。 【kinou】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-22 01:44:17) (良:1票) |
314.最初ちょっともたつくけど、ロケットが飛び始めてからはオモシレ~~!すごいね実話なんだよ。昔打ち上げ花火を友達の背中に向けずに、空に向けてれば俺も今頃NASAに入れたかも 【レッドホーク】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 02:14:11) (笑:1票) |
313.いいお話だと思います。夢を持ちつづけること、諦めないこと、それ以上に大勢の人達の支えと応援があってこそのサクセスストーリーがわかりやすく描かれています。その中でも父と息子のドラマを軸にして感動的に描かれているのですが、父のほうはともかく、主人公の、炭鉱の町という独特の閉鎖社会で外を見ることのうしろめたさだとか葛藤だとかがあまり伝わってこず、そういった深みを見せずに感動だけを持ってくる浅さが気になってしょうがなかったです。要するに作為的に感じてしまいました。もともと私は10代後半から20代の青年と父との間で織り成す感動ドラマ自体が嘘っぽく感じるもんなので、もっと丁寧に主人公の心理や背景を描いてくれなきゃ、素直に感動できません。反対にその部分が丁寧に描けていれば、感動を煽らなくても感動するもんじゃないだろうか。 ..といっても皆さん感動してますね。私がひねくれてんですね。きっと。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-08-29 17:26:26) (良:1票) |
312.炭鉱しかない町、家族も人生もすべてが炭鉱につながっているという閉ざされた環境で、ロケット自作という主人公の夢が眩しかった。軌道計算をするために苦手だった高等数学も堪能になってしまう若いバイタリティ、そして陰日向にバックアップしてくれる女先生や炭鉱の職人たちも素敵。しかも、実話というのだから、もうラストは感涙ものです。 【ちくわ】さん 9点(2004-11-11 13:42:00) (良:1票) |
311.炭鉱の町、閉ざされた未来、夢を追う主人公、厳格ながらも陰から見守る父親。どこか「リトルダンサー」を彷彿とさせる物語でしたが、私としてはこちらの作品のほうにより強く心を揺さぶられました(主人公の素直な性格のせいかもしれません)。小さなロケットがただ真っ直ぐに飛んでいく、あのシーンに夢を重ね合わせる人も多いことでしょう。紆余曲折を経て奨学金を勝ち取り、町に帰ってきたホーマーの父親との会話「僕のヒーローは・・・」というシーンが強く印象に残っています。純粋に感動できる作品として、久し振りの9点はこの物語に捧げたいと思います。最後に、クリス・クーパー。かっこ良かった! 【ライヒマン】さん 9点(2004-10-16 15:58:31) (良:1票) |
【k】さん 8点(2004-07-27 12:02:48) (笑:1票) |
309.実話ものの最高傑作。素晴らしい友情と親子愛。文句なしの満点です。 【たまごくん】さん 10点(2004-06-03 12:27:17) (良:1票) |