5.三船敏郎が重々しすぎて、この主人公の役にまったく合っていないというのが最大の難点なのだが、脚本もかなり今ひとつだと思う。ラストのくだりなどは、それまであれこれ持ってきていたのを処理しきれておらず、グシャグシャになってるし。高橋悦史先生と寺田農先生の出番が割と多めだったのは、ちょっと嬉しい。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-08-24 00:23:20) |
4.期待はずれ。 もう一つ面白くなかった。 高橋悦史、岸田森は若くって魅力があったがもういない。 岸田は同年生まれで、食道がん。私と同じだ。高橋は膵臓癌。残念、残念。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-12-24 16:43:01) |
3.岡本喜八監督の映画で主演している三船敏郎を見るのは初めて。五月に見た「座頭市と用心棒」が内容的にちょっと物足りない映画だっただけに同じくスタープロ(三船プロ)制作のこの映画にはそんなに期待してなかったんだが、こちらはわりとシリアスな作風になっていてそれでいて喜八監督らしいユーモラスなシーンもあり、(代官役の伊藤雄之助がとくにコミカルな演技をしていて笑える。)なかなか面白かった。ラストのええじゃないかの踊りは圧巻。主演の三船が「七人の侍」の菊千代のようなキャラクターなのは三船の当時の年齢もあって若干の違和感を感じるのがちょっとと思うものの、全体的には喜八監督らしい傑作だと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-26 14:23:42) |
2.赤毛というタイトルそのままに赤い髪をしている三船敏郎の大将ぶりが醸し出す能天気な性格の中に見えるリーダーシップの姿こそこの時代の大将そのものではないかと見ていて感じることが出来る。自分を犠牲にしてまでも農民、平民の為に金持ちである武士達へと戦いを挑む姿が描かれています。前半、やや単調な感じがしなくもないが、後半のはちきれんばかりの力強さと岡本喜八監督の時代を読み取る力は流石!作品の雰囲気は喜劇的ではある。ところが観ていてこれは単なる喜劇ではない何か考えさせられる内容になっている。権力のあるもの、ないものとでは違う。やはり権力のある者の方が強い。しかし、権力で支配する人間に対して、立ち向かう為に何か行動を起こさなくては何も始まらない。そんな叫びというものが聞えてきそうだ! 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-05-21 21:33:47) |
1.時代の移り変わり、明治維新のエネルギー。そこに赤毛の三船敏郎がやってきて、凄いことになってくる。前半1時間は安っぽいコントのようでサブく、グデる。だが中盤からクライマックスへの爆発的なパワーはとてつもない。 「葵が菊に変わるだけ」という明治維新。その終わることの無い絶望的な時間の狭間、一瞬だけ訪れた幸福。彼らはその記憶を大地に刻み付けるため、「ええじゃないか」とどこまでも踊り続けるのだ。 【紅蓮天国】さん 6点(2003-12-08 16:58:53) |