8.オードリーを広告塔として使ってさんざんいい思いをしてきたジバンシーと美容院業界が、劇場公開時にこれを観たオードリーファンの女性がみんな尼さんになってしまい、それまで築きあげてきた顧客基盤を失った痛い経験があるために、裏から手を回してあまりテレビ放映されてこなかった映画。かわりに日本でテレビに映る尼というと瀬戸内寂聴であるため、あまり、尼になろうという女性が増えている傾向はみられない。という冗談はさておき、尼を演じているオードリー、美しいですなァ。ジバンシーを着れば、ロングからショートへのイメージチェンジをすれば、アタシもオードリーになれるという、どちらかというと根拠が薄いと思われる幻想を見事に打ち砕いてくれます。ジバンシーを着なくとも、スタイリングをキメなくとも、オードリーはオードリーだから美しい。(こんなのがトップバッターで申し訳ありません。でもオードリーの「演技」が満喫できるこの作品大好きなのでアリマス。) 【南浦和で笑う三波】さん 9点(2004-02-01 12:45:12) (笑:1票) |
7.清楚な尼僧姿が印象的でした。オードリー・ヘプバーンの個人的ベスト3映画ではありませんがストーリーも良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-19 19:50:05) |
6.長期間にわたる話のスケールがありながら、結局は最後まで単調に流れてしまいました。何よりも、主人公の設定と裏腹に、実際の主人公の行動の1つ1つに「意志」が感じられないのです。なので、制作者がこの主人公によって何を表現したかったのかが不明です。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-12-16 01:54:10) |
5.カトリックの国の監督たちはかえって否定的な宗教観を持っており、フェリーニやブニュエルを見てくると辛辣な目でカトリックを捉えがちになる。本作もカトリック批判の映画ではあろうが、非カトリック国のせいか冷静に眺められ、貴重な映画体験になった。とくに前半の修道院の部分が素晴らしく、じわじわと周りを取り囲む重苦しさの描き方が圧巻。これはたまらんとすぐ逃げ出したくなるのではなく、こういう世界もアリかなあ、としばらくは様子を見ていられて、でもやっぱりこれはたまらんとなる感じ。この主人公の心のなかであれこれ計りに掛けてる気配が映画としての充実になっている。仕事上の工夫や成果への自足が「高慢の罪」になってしまう。わざと落第することを迫られ、それに疑問を持つと「神への疑い」。これは自伝小説か何かが原作になってるのか。だとしたら沈黙の戒律でたまっていた気分が一気に反動で噴出したのであろう。後半はいささか駆け足になってしまった。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-11 10:06:02) |
4.いつものようにジバンシーを華麗に着こなしている訳でもなく、笑顔も少なく、お化粧も地味に見えます。しかし、本作のオードリーは本当に美しい。身も心もシスター・ルークになり切っていたかのようです。特にコンゴで患者のため献身的に働く彼女の姿が印象的ですが、終始信仰と自身の本当の思いとの間で心が揺れ動き自問自答し悩み続けます。作品としては非常に長く感じられましたが、そんな心の内を演じるオードリーの演技が素晴らしいです。オードリー自身の生涯を振り返ると、彼女自身の青春時代の戦争体験があり、晩年には女優を引退しユニセフ親善大使となり内戦状態にあったアフリカの国々を訪れました。そんなオードリーの生涯と重なる部分が非常に印象に残ります。 【とらや】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-03-13 20:15:06) |
3.自分の意志に反しても、現実には目に見えないような漠然としたチャペルに対して絶対服従しなければ真の尼僧とは言えない厳しい信仰第一の世界に入ったが、人として看護の仕事や身近で困っている生きた人間の為に働くという感情のほうが大事?と思う心の葛藤に戸惑うヘップバーンの美しさとともに気品の高さを見事に表現した名匠ジンネマンの演出さすがでした。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-08 10:07:44) |
2.尼として生きるっていうことは大変だということはわかったけど、自分から選んで尼になり、わざと試験で悪い点を取ったり(取るように薦められたり)、その他いろいろ理解に苦しむ。 【HK】さん 5点(2004-10-08 08:55:03) |
1.子供の頃にテレビでこの映画を見て「神様のお嫁さんになるって大変だ。アフリカに行って一生懸命働かなくてはいけないし・・・。」なんて真剣に感動しました。最近になって貸しビデオ屋さんでこの作品のビデオを見た時、箱に写っている尼僧に扮しても華やかで色っぽいオードリー・ヘップバーンの写真のせいで同じ作品だとは思わず「まさか、あの話じゃないよね・・・。」なんて思いながら借りてみたらやはり同じ作品でした。そして「ローマの休日」では王女だったのにこんなつらい目に、かわいそう、まあ頭がいいのにそれを隠せって、そんなのないでしょ・・・なんて子供の頃に比べて随分すれた感じ方をしてしまいました。これも「ローマの休日」や「ディファニーで朝食を」なんていうロマンチック・コメディーで好演したオードリー・ヘップバーンを見たせいです・・・と、トップバッターの南浦和の三波さんに続いて、と言おうかそれ以上に不真面目なレビューしか書けませんでした。真面目な作品なんだから誰か真面目なレビューを書いてください。「あらすじ」を書いて許してもらおうかな・・・でもそのためにはもう一度ビデオを借りてこなくっちゃ。 このストーリーを本で読んだら真剣に感動したと思いますが映像になるとオードリーの色っぽさが印象的すぎるんです。 【かわまり】さん 8点(2004-02-01 14:10:39) |