55.やっぱりラストはハラハラしたなあ。刑務所所長の手がかすかに震えてるとこなんかもいいですね。内容的には考えさせられる要素は沢山あるのに、割と軽妙なタッチで描かれていて、最近絶好調のイーストウッド作品の序章のような感じ(前から傑作はありましたけどね)。職場での上司との会話も軽くカオスで笑ってしまう。サスペンスでもやはりユーモアは必要だなあ。娘の年齢がイーストウッドと比べると若すぎない?と思ったけれど、wikiで見たら彼女、イーストウッドの本当の娘だったんですね。おみそれしました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-11 23:59:55) (良:1票) |
54.今夜死刑を執行されようとしている囚人が、実は無罪なのではないか、と、ジジイなのにプレイボーイで敏腕のイーストウッド記者が奔走するオハナシ。たった半日で真相に辿り着けるのか、というサスペンスなんですが、とは言えイーストウッドが当の囚人に面会するのは映画のほぼ半分くらいのところ。そこは敏腕記者なので(というか亡きオネーチャン記者がすでに手がかりを掴んでいるので)残り半分でも簡単に解決!と思いきや、映画の残りのさらに半分で、手がかりを失い、さらにはこれまでの悪行がたたって妻からも三行半、どうしようもなくなってしまう。そう、やっぱりイーストウッド記者は「遅れてきた」のです。浮気に励み、気ままに取材にのめり込み、家族をないがしろにし、映画の前半をムダに費やして、それらの挙句に、この囚人が無実だという感触を持ちながらもはや手遅れ、という次第。「過去」の犯行の様相が異なる映像で繰り返し描かれ、徐々に明らかになっていきながら、「現在」はモヤモヤと膠着状態に。処刑まではもう時間がない・・・そしてここからがサスペンスの見せどころ。イーストウッドの男気の魅せどころ。「魔のカーブ」や「知り合いの変な浮浪者」など、映画前半の素材を織り込んでみせるのも、なかなかシャレたサービス。アクションは抑え気味ですが、充実感はしっかり味わうことができました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-07 14:27:51) (良:1票) |
53.私やっぱりイーストウッドの映画って好きです。 これって人種とか死刑制度とか扱っているけど完璧な人間ドラマ、二組の夫婦の対比が焦点のような感じ、大作でも秀作でもないんですけどね。 黒人一家は全てを取り戻し、エベレットは無くした。無実の男が黒人である必要があるのかどうかとも思ったけど、でもこれがイーストウッドなんだなぁ、彼らしい作品ですね。顔に刻まれたシワが人生を物語るといったらこの人ですね、アメリカ人だけどわびさびを感じる人です。 ただ申し訳ないんだけど、ダイアン・ヴェノーラの主人公の奥さん役って魅力ないですね、いつも邪魔に感じちゃうわ。おもちゃ屋のルーシー・リューがなんか可愛かった。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-10 14:15:20) (良:1票) |
52.まさにクリント・イーストウッド監督がつくる映画といった感じ。何でもかんでも下層に黒人を持ってくるのはそろそろやめて欲しい。白人が黒人に救済される大衆映画がまだ一本もないのはどうかと思う。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-07-31 16:59:21) (良:1票) |
51.サスペンスにおけるかなり強引な展開(解明が神がかり的)に少し面食らいますが、最後は助かるだろうとは思っていても、あのギリギリ具合にはハラハラさせてくれます。イーストウッドはここらへんの演出が大変上手いですね。多分現在のイーストウッドを見ても分かるように気持が非常に若いんだと思います。でもやはりベッドシーンとかはもうイエローカード。あの小さい子のパパ役もNG。それともお爺ちゃんとは呼ばれたくないのかな?とにかく作品の完成度はなかなかいいと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-20 14:41:17) (良:1票) |
50.社会派サスペンスという感じだけど、どっちかと言うと、世間からつまはじきされてる個性的新聞記者の正義への執着物語です。こういう役柄は、ポール・ニューマンのような役者がピッタリなんだけどな。イーストウッドは歳の割りには肉体派のイメージで、いつ、上司をぶん殴るのか、という期待を抱かせます。家庭からも会社からも見放されているのに、悲壮感を感じさせない。泣き言も現実味がない。でも、全体的に雰囲気は伝わってきたし、終わり方は、イーストウッドの美学が感じられて良かった。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-19 12:56:32) (良:1票) |
49.イーストウッドのあのダルイ演技はもう一級品ですよね。そのダルさをとても生かした良作品だと思います。ハラハラさせられる場面、なんとなく考えさせられるようなセリフ、コメディタッチのやり取り、そしてホノボノと優しい気分にさせられる場面、それをイーストウッドがうまく包み込んでいるような感じでしょうか。冤罪をテーマにした作品としては真犯人をもう少し取り上げてもよかったかなぁ?という感じもしますが、これはこれでいいのかもしれません。十分楽しめる作品になっています。 【epitaph】さん 8点(2004-04-13 20:30:05) (良:1票) |
48.ジェームズ・ウッズとクリント・イーストウッドのやり取りの妙、同僚や家族とのやり取りも、何気ないけど味がある。 それに対比させて死刑囚の恐怖とその家族の悲哀。 死刑囚と記者が偶然からたった12時間ほどの関係をもち、事が解決した後また別の人生を歩んでいく。 街で一瞬目が合い、ちょっと手を上げてお互い去っていく。この演出は正解だと思う。 死刑囚と記者がその後家族ぐるみの交流を・・なんて臭い展開になってたらこんなに評価しない。 全体通して抑制が効いていてベタベタしていないのが良い。 ちと誉めすぎかな。クリントファンなんで失礼。 |
47.死刑囚の家族との別れは、何度見ても胸がしめつけられる。信仰を得たという彼の表情はとても穏やかで、「いつも傍にいるからね」と娘と離れてしまうシーンや、妻と離されるときに「神のご加護を!」と搾り出すように叫ぶシーンにぐっときてしまった。イーストウッド演じる記者の「鼻」はいくらなんでもすごすぎ、と思わなくもないが、映画としては半日の間に見落としていた事実が急ピッチで明らかになる(しかもその間に動物園に子どもを連れて行き、離婚騒ぎにまでなる)という恐ろしい一日があっても悪くはないかな、と思う。 【あでりー】さん 8点(2003-06-05 20:58:25) (良:1票) |
46.ストーリーの進行にイーストウッドのスケベっぷりは、邪魔でしょうがない。何か、意味あるの?でも、イーストウッドは凄く好きなんでしょうね、こういう演出。 【叫真】さん 2点(2003-05-07 19:49:22) (良:1票) |
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45.イーストウッド映画の傑作!!と言いたかった・・・原作は良かったけど、もうちょっとキャスティングと全体の雰囲気を盛り立てて欲しかったと思う、とてぇ~も口惜しい作品の1つとして評価します。本当にストーリーは良かったんですよ!最後まで見て、はじめて覚えるあの「良かった~」と心温まる快感!そして何よりも、イーストウッド自身が作曲したというエンディング曲が最後の占めが完璧なものだった。この曲の評価を+2として、作品全体のポイントを7点! 【福田水明】さん 7点(2003-01-23 19:39:20) (良:1票) |
44.だから世の中のどれほどの人がじーさんイーストウッドの濡れ場を見たがっているというの。女好きなのはいいとしてもこの人の作品の私物化ぶり、本作は特に目に余るわあ。えん罪晴らしの本筋そっちのけで主人公のキャラ描写ばっか丹念に時間割いてる。まさに「俺様」の映画。 もっとも、クリントイーストウッドという役者は「いつでもどの作品でもクリントイーストウッド」なのですが、熱心なファンに向けてのみ映画作られてもね。 劇中の奥さんと子どもの、妻子に見えない感がすごい。どう見たって孫をあやす爺ちゃんではないですか。なんで無理やりこんなキャスティングするの、と思ったらえっ実子?!それはそれで作品私物化度が上がるなあ。 とまあイーストウッドファンでもないわたしはストーリーを脇に除けるほどに存在を主張してくる主人公に少なからずイラっとしました。話もたいがいご都合良すぎですし。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-02 00:05:44) |
43.やはりイーストウッドには、こんなひと癖もふた癖もあるヒーロー像がよく似合う。本作では、信心深い冤罪の死刑囚と面会した際でさえ、 「俺はどうせ世間ではつまはじき者だ。神など知ったこっちゃない。あの世の正義などクソ食らえだ。」と言い放つ。 平気でこんな台詞を吐く正義の人を演じると誰もイーストウッドには太刀打ちできません。 勤める新聞社でも禁止になっている、社会悪の象徴のようなタバコをくゆらす様がまた絵になる。 死刑執行まであと数時間。普通なら不可能と思われるドラマですがイーストウッドがやると、それだけで何か説得力のようなものがある。 不慮の事故で急死した後輩に代わり、死刑囚の面会の仕事を引き継いだ時には執行まであと数時間。 面会時、与えられた時間は15分。冤罪の死刑囚との分刻みの真剣勝負。 最後は、刑の執行が始まり秒刻みの争いとなってくる。次第に残された時間との闘いが緊迫度を増してくるドラマの展開も見事。 冤罪と死刑、人種問題、司法やジャーナリズムの在り方を問う重さのあるテーマを扱いながらも、 娘とのやり取りや職場での軽いやりとりが効いていてイーストウッドの社会派サスペンスとしてはそれ程重さを感じさせない。 そこには何も台詞は要らない。クリスマスの夜、目が合う2人の表情で終わるラストもまた良かった。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-06-10 23:12:41) |
42.イーストウッドが好きだから許せてしまうのだが、さすがにあの歳(当時70歳弱くらい?)で4歳ほどの娘がいる役はきついんじゃない??とおもったらあれは実子だって?!さすが艶福家ですなあ。それにしても彼はどの作品でも、一般的には社会からのはみ出し者を演じるのがうまいね。悪く言えば人間のクズだが、なぜか愛すべきクズなんだよね。好み40/50、演出10/15、脚本11/15、演技8/10、技術5/10、合計74/100→7/10点 |
41.死刑囚の無罪を執行瞬間までカットバックで追うストーリーって、今まで何度も見てきたけど、それだけに安心して見られる作品でした。 イーストウッドは若いですね。 あの歳で、あんなに小さな娘がいること自体、つっこみたくなりますが、動物園での見学シーンは笑ってしまいました。 何故か、爽快感が沸かないのですが、見て損はない作品かと思います。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-20 18:36:10) |
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39.イーストウッド監督・主演作品らしいサスペンス感そこそこの後味の良い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-20 22:35:40) |
38.なんかクリントイーストウッドのイメージビデオを観てる感じで、彼のキャラが分かりやすいくらい立っている。酒、女キャラというのを彼は好んでいるんだろうなあ。ネタ的にはまずまずのサスペンスに仕上がっている。気付かず2度目の鑑賞となった。途中でこれに似たネタの作品見たことあるなあ、どの作品だっけと何度も思った。類型的な作品も多いこともあるだろうし、本作品がさほどの特徴や記憶に残るインパクトを持ってないということでもあるかな。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-06 16:53:31) |
37.手堅く作られた、社会派サスペンス。イーストウッド監督作品としては、珍しくエンタメ要素の強い作品なので、比較的気軽に楽しめる。最後は少々ご都合主義に過ぎるきらいもあるが、最後まで緊張感を持って観ることができる良作。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-26 15:15:08) |
36. ちょっとできすぎの感じもありますが、面白い作品です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-08 23:04:14) |