下妻物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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下妻物語

[シモツマモノガタリ]
Kamikaze Girls
2004年上映時間:102分
平均点:7.34 / 10(Review 271人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-05-29)
ドラマコメディ青春もの小説の映画化
新規登録(2004-05-10)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2020-02-29)【イニシャルK】さん
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監督中島哲也
演出山田一善(アクション指導)
キャスト深田恭子(女優)竜ヶ崎桃子
土屋アンナ(女優)白百合イチゴ
宮迫博之(男優)桃子の父
樹木希林(女優)桃子の祖母
篠原涼子(女優)桃子の母
阿部サダヲ(男優)一角獣の龍二/産婦人科医
岡田義徳(男優)BABY, THE STARS SHINE BRIGHTの社長 磯部明徳
小池栄子(女優)亜樹美
矢沢心(女優)ミコ
荒川良々(男優)八百屋の若旦那
生瀬勝久(男優)パチンコ屋店長
本田博太郎(男優)組の兄貴分
真木よう子(女優)BABY, THE STARS SHINE BRIGHTの店員
木村祐一(男優)組の仲間
福田麻由子(女優)竜ヶ崎桃子(幼少時代)
水野晴郎(男優)水野晴郎
原作嶽本野ばら「下妻物語」(小学館刊)
脚本中島哲也
音楽菅野よう子
作詞Tommy heavenly6「Hey my friend」/「Roller coaster ride→」
松山猛「タイムマシンにおねがい」
作曲加藤和彦「タイムマシンにおねがい」
ヨハン・シュトラウス2世「美しき青きドナウ」
主題歌Tommy heavenly6「Hey my friend」/「Roller coaster ride→」
挿入曲尾崎豊
撮影阿藤正一
製作東宝(「下妻物語」製作委員会)
島谷能成(「下妻物語」製作委員会)
亀井修(「下妻物語」製作委員会)
TBS(「下妻物語」製作委員会)
近藤邦勝(製作総括)
小学館(「下妻物語」製作委員会)
ホリプロ(「下妻物語」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「下妻物語」製作委員会)
パルコ(「下妻物語」製作委員会)
企画濱名一哉
プロデューサー平野隆
小椋悟
制作STUDIO 4℃(アニメーション制作)
配給東宝
美術桑島十和子
編集小池義幸
録音志満順一
上田太士(光学リレコ)
照明木村太朗
その他IMAGICA(協力)
松竹衣裳株式会社(協力)
熊澤尚人(メイキング)
東京テレビセンター(協力)
あらすじ
ロリータファッション命の少女・桃子(深田恭子)と特攻服・原チャリで飛ばすヤンキー娘・イチゴ(土屋アンナ)が、茨城県下妻を舞台に織り成す青春友情ストーリー。スローモーションで卓球をするビールのCMが有名な中島哲也監督が、嶽本野ばらの原作を映画化。物語は桃子が野菜屋の軽トラックに跳ねられるところから始まり、15世紀のフランスへ遡る。
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194.「お前さぁ、そういう服どこで買うんだよ」「代官山だけど…。イチゴはそういう服、どこで買うの?」「ジャスコだよ( ̄ー ̄)」大爆笑。売ってねぇよ!!観る前は全然期待してなかったのに、気がつけば下妻ワールドに酔いしれてました(笑)私の地元にもあるんです「貴族の森」。幻の1万円コーヒーはまだメニューにあるんだろうかと、ついつい遠い眼をしてしまう(^▽^)筑波山、ふもとに広がる田園風景、待合室にテレビのある下妻駅、すべてがリアルで、そこに生きる人々の息遣いまで聞こえてくるよう(もちろん大幅な脚色はありますよ。それが面白いんだけど)。そこで繰り広げられる涙あり、爆笑ありの青春活劇。正直、昨今の日本映画にはがっかりしてたんですけど、下妻物語だけは別格!↓で稲荷寿司さんもおっしゃってるように、これは是非、世界の人々にも観てもらいたいですね。一見、日本の内情を知らないと楽しめない、日本人の為のコメディって雰囲気ですけど、きっと分かると思うんですよ。ハートフルで馬鹿馬鹿しいこの映画の良さが(笑)例えるなら、ホームステイ先のアメリカンボーイに「今度ぜひ遊びにきてね」って言ったら本当に来ちまいやがって、仕方ないから4畳半の仏壇間に泊まってもらって、親父の甚平をパジャマとして貸したり、暇だからコタツに入ってミカン食べながらMステ見たり、祖父が風呂上りに裸でうろうろしてたり、生活感丸出しで恥ずかしいことだらけだったのに、彼は大満足で帰国する、みたいな(爆)例えが生々しくて恐縮なんですけど、そういう日本人の「におい」が感じられる、そしてそれを笑い飛ばせる、そこが下妻物語の良さなんじゃないかと。少なくとも私の2004ベスト邦画はこれです!
ガーデンノームさん 9点(2005-01-30 09:27:05)(良:4票)(笑:2票)
193.これはなんとも困った映画です。だって面白いんだもん。でも、これは映画じゃなくて、漫画ですよね。カットが多過ぎる上に、カット割りが映画のそれとは違うし、この独特のモンタージュには多少戸惑いました。おまけに、何の躊躇もなく役者がキャメラ目線で観客に話しかけるという、こうゆう文法はとても苦手。アニメーションのインサートに違和感はありません。でも、正直に言うと、これもちょっと苦手。水野晴夫が登場するシーケンスでは僕も大爆笑。でも、このシーケンスは単なる「笑い」以外に奉仕しているものは何もないのではないでしょうか。映画における「笑い」とは、そこにウェットがあったり、反語的な意味が含まれていたり、あるいは人物の個性を表現したり、映画を色づけるもっと広意義なものでなくてはならないのではないでしょうか。つまり、このシーケンスはどこにも繋がらず、そして何も残してはくれない。これでは単なる「お笑い」です。僕が本当は傑作である本作を見誤っているのかも知れませんし、大事な部分を見逃しているのかも知れません。あるいは単にこの文法が体質に合わないのか。云々。確かに思いっきり笑わせてもらいましたので、それが狙いだと言われれば、これは納得するしか仕方がありません。そうゆう映画なんだと。そしてこれは才能なんだと。でもやっぱりこれでいいんだろうか?という疑問も脳裏をよぎります。笑えなかったら思いっきりブッタ斬るのもよかったのですが、僕は思いっきり笑ってしまいました。でも、なにか釈然としない。なんとも困った映画です。映画ってこれでいいのだろうかって言う意味において。斬新な映画とは、映画ではなくなることでは決して無いのです。素晴らしいお手本がいっぱいあるのにどうしてそれを真似しないのか。こうゆう映画はレビューなどせず、放置しておくべきとは思ったのですが。。。とりあえず、中途半端に4点ということで。。。ダメ?。おまえ思いっきり笑ってたじゃないかって?。やっぱダメか。。。じゃ、5点。これ以上は無理かなって気がします。
スロウボートさん 5点(2004-12-26 22:43:24)(良:4票)
192.邦画には、世界的に高い評価を得ている映画も多数ある一方で「日本人しか面白さがわからない映画」というのが一定数存在します。
最近であれば、だって埼玉だもん…じゃなかった翔んで埼玉なんかが典型的なそれです。
で、その「日本人にしか面白さがわからない映画」の頂点は個人的には「シン・ゴジラ」だと思っていますが、ここにもう一つ同レベルの傑作があります。

それがこの「下妻物語」です。

下妻なんか知らねーよ、という人でも、結局ここに描かれているのはよくある日本の田舎の風景です。
ジャスコをアピタあるいはイズミヤに置き換える事で、多くの日本人はその感覚を理解できるのです。
(そもそも田舎を知らない純粋な東京23区民なんかはこの空気感はわからないでしょうが…)

この映画に出てくるいろんな文化や小ネタも日本人には肌感覚で理解できるもので、めちゃくちゃ笑えるわけです。
しかし一方これを外国の人が観たとして、面白いと思うでしょうか?
いや表面的には面白いと思うかもしれません。
しかしこの映画の本質的な面白さは全く理解できないでしょう。
根本的な肌感覚が違いますからこれはもうしょうがないのです。

世界に通用する、世界で評価される映画も素晴らしいとは思いますが、日本人による日本人のための映画もまた素晴らしい。
そう思う今日この頃です。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 9点(2019-08-17 11:59:21)(良:2票)
191.うむ、面白い。しかしこの作品の面白さは非常に危険です。映画が映画でなくなる危険をはらんでいます。この作品が映画じゃない、というわけではなく、この作品の魅力が映画とは違うところにあるということ。典型的なのが個人的に一番ウケた尼崎ネタ(めちゃ笑った)。画ではなくネタが強烈に楽しい。 それでも「パチンコはイヤ」の次の場面にパチンコ店にいて、「出るわけない」の次の場面にジャラジャラ出てる、という喜劇における古典的演出は冴えに冴え、アニメを交えたデジタル映像は新しさこそ無いものの、洗練されたイヤミのない奇抜さを演出しているし、個性を過大に表現したキャラクター造形は言うまでもなく素晴らしいの一言、、ということでコレはやっぱり映画であって、なんだかんだ言っても一応私の中ではOKな作品でした。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-18 11:24:50)(良:2票)
190.巷では駄作のことを「糞映画」という言葉で表現することがよくあります。正直、初め本作を知った時、所謂アイドルものの「糞映画」だと思っていました。ただ、あまりにも評判がよかったので、普段なら避けて通る「糞」らしきものを敢えて踏んでみることにしました。ところが、冒頭でいきなり、深田恭子の「ウンコふんじゃった」のセリフ。主演女優自ら、糞映画であることを高らかに宣言するのは、おそらく映画史上初であろう。ある意味、観てる人の大半が「あぁ、やっぱり、糞映画ふんじゃった」という気分になったことでしょう。しかし、それは冒頭だけであって、話が進むにつれて、実は「糞」ではないことが分かってきます。そして見終わると、「糞」ではなく、ただの「泥のかたまり」で中から「砂金」が出て来たような得した気分になります。「糞」も踏んでみなければ分からないものですねぇ。「砂金」をそのままバラまけば誰でも寄ってきますが、それを敢えて「糞」らしきもので包み、踏まなければ「砂金」があるとは分からない。つまり、一見駄作と思える作品も観なければ良作かどうか分からない。これは、監督から、観てもいないのに駄作と決めつける一部の映画ファンへのアンチテーゼであり、反省を促しているのだと、私は勝手に解釈しました(笑)。いわば、映画ファンへの「踏み絵」、いや、「踏み糞」的な映画なのかもしれません(笑)。私も反省と自分に対する罰の意味を込めて、二の足を踏んでいた「キャシャーン」と「デビルマン」を敢えて観たいと思います(笑)。
STYX21さん 6点(2005-01-04 20:14:16)(良:1票)(笑:1票)
189.いやー、凄い。
こんな映画とは想像もしなかったっす。

全く予備知識なしで見たんですけど、「下妻物語」とか言うタイトルなんで「若草物語」とか、そんな感じかと思いきや、こりゃびっくり。

全体的なセンスと抜群のテンポが素晴らしいっす。
とにかく、この映画、普通の人間がいないんです。変な奴ばっかなんです。それなのに憎めない。
深田恭子は性格めちゃ悪いのが滲み出るのが良いし、
土屋アンナはアホな上に狂ってるのも良い!
宮迫博之は宮迫のままで演技してないし(笑)
岡田義徳さんの気持ち悪さなんて最高です。(笑)

それぞれの持ち味が非常に良く生かされてます。

これが初監督とは思えないほど、「愛」が込められたこの作品。参った!!
シネマレビュー管理人さん [映画館(字幕)] 9点(2004-10-09 05:07:11)(良:2票)
188.面白かった!深田恭子と土屋アンナはハマり役でした。樹木希林や生瀬勝久などの脇役陣も最高!シベリア超特急のTシャツを着た水野晴郎が出てきて爆笑しました。
ギニューさん 8点(2004-06-18 22:39:08)(良:2票)
187.テンポの良さ、独創性、キャスティング、音楽、どれをとっても相当の完成度。「テレビドラマのような安っぽさ」のようなレビューを時折見かけるが、この映画のようなテレビドラマが過去ひとつでもあるのなら教えて頂きたいし、アニメーションやCGを使うことは安っぽさと同義ではない。後半の深田恭子の演技はすこし辛いものがあるが、それを補って余りあるロリータファッションのハマり具合。脚本のシンプルさはむしろ友情という純情の裏返しであろう。
Balrogさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-10 23:17:27)(良:1票)
186.ヒロイン二人の設定が興味を惹く、ちょいと変わったストーリーコメディー。
でもこの作品の、いったいどこが面白いのか全然わからなかった。
主演の二人は役柄に合っていたし、親父や変なリーゼント男も妙に可笑しかったのだが、
笑えたシーンはここだけ。肝心のストーリーがスカスカすぎて、さすがにこれではキツい。
映像演出はもう映画を観ているというよりは、テレビドラマを観ているような感じ。
登場人物が突然カメラに向かって、合いの手のセリフを言ったりポーズを取る演出は、
もう生理的に受けつけない。ベタベタになりそうな展開でのラストが、
さらっと観れたのだけは良かったかな。やっぱり若い人向けの映画だね。
MAHITOさん [地上波(邦画)] 3点(2011-07-25 04:51:45)(良:1票)
185.くだらない。
ダルコダヒルコさん [地上波(邦画)] 3点(2010-04-30 00:43:26)(笑:1票)
184.友達に薦められてられていてやっと観ました。観てよかった!いわゆる普通という場所からはドロップアウトしている二人が、表現のベクトルは違うけれど強いものを持って立っている。だからこそヤンキー&ロリータでも友情が芽生えたのではないかと思います。自分の周りで考えてもそうで、同じような格好をして、同じような事してるから友達って感じでは無いですから。土屋アンナ嬢の演技はとてもかっこよかった。(今回は演じるキャラクターがハマっていたからかも知れませんが)今後の出演作に期待します。
にーなさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-01 03:28:54)(良:1票)
183.グローバル化が進むこの時代に、こんなにローカルな映画があっていいのだろうか。ジャスコに行ったこともない、ベルサーチに対する共通認識もない、ましてや尾崎豊の生きざまを知らない外国人には何が面白いのか全然分からないではないか!下妻ってどこよ。そこがいい。日本人にしか分からなくて全然かまわない。カンヌ映画祭に出品するつもりもさらさらない。その潔さがこの傑作を生み出したのだ!!
ストーリーは実に単純だ。見かけは水と油の2人が次第に心を通わせていく友情物語。この手の話は今まで150本は観たと思う。こっちも伊達にX十年も年を食っていない。並大抵の手管では騙されないはず・・だった。この分岐もひねりもない展開が思わぬ感情の高まりを生むとは! 台詞の素晴らしさというより、そのタイミングと映像(大仏様とかね)とテキトーさ加減の絶妙な融合が私のツボを的確に突いてくる。1回目観たときは大いに笑わせて貰ったが、2回目観たときは思わず涙が浮かんでいた。笑っている無邪気な主人公達の笑顔に対して観客を泣かせる。これは、邦画では故渥美清だけがなしえた高等技だ。チャップリンの「モダンタイムズ」に匹敵する!(古っ)というのは言い過ぎか?作り手や演技者の情熱に絆されて涙させるという古典技でもない。うまく表現できないが、底は浅いが、ピュアな感情なのだ。
何が不思議って土屋アンナが日本で何故今大ブレークしていないのか?だ。ジャーニーズ事務所のジャリタレ共を100人まとめても叶わないこのパワーが伝わっていないのだろうか?この褒めすぎブリはちょっと暴走だと自分でも感じているが、それが青春だ。今日は半端な点数を付ける気がしねえ。
正義と微笑さん [DVD(吹替)] 10点(2005-11-12 23:56:50)(良:1票)
182.深田恭子も土屋アンナも特別ファンでもなければ、ロリータもヤンキーにも興味はないけど、これは良かったです。良かったていうよりも凄く良かった。近年の日本映画の中でも数少ない傑作!いや、傑作というよりも快作という言葉がピッタリの青春映画です。とにかくこの監督の持っている映像感覚、遊び心いっぱいのセンス、どれもが現在の日本映画には欠けているエネルギッシュでパワー全開、本当に面白いし、男同士の友情ものは結構、ある中でのこの映画の持っている女同士の友情、とにかく素晴らしいです。日本映画、久しぶりの青春エンターテーメントムービーの傑作・快作です。
青観さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-29 22:41:01)(良:1票)
181.こりゃ楽しイイ映画。テンポが良くて演出が面白いから冒頭から物語に引き込まれた。またこのキャスト陣のハマリっぷりはスゴイ。特に深田恭子と土屋アンナはほとんど「素」だな。それにフカキョン意外と演技上手いじゃん。オジサン驚いた。「アメリ」の邦画版とで言いますか、なんつーか子供の頃に映画を観て思うような「映画に恋をする」資質がこの映画にはあると思う。あえて難癖つけるならやっぱり後半に田舎特有のグダグダ感が出てしまった所と、矢沢心が出てきたあたりから急にVシネ臭が漂ってきた所。まあそれを差し引いてもこの映画は素晴らしいです。拍手。出演者の方のお言葉をお借りしますと、「いやあ、映画って本当にイ(ry
カワサキロックさん 7点(2005-02-08 03:45:03)(笑:1票)
180.ほんわかであたたかな気持ちになれる良い映画だった ただ一つ気になったのは桃子がウンコ踏んじゃったって言ってる所、ウンコじゃなくてウンチだろうが
ぺぷとりじさん 8点(2005-02-01 19:01:25)(笑:1票)
179.久々に邦画で納得のいく出来上がりの映画に出会えました。いいじゃん、これで。邦画独特の余分な台詞回しや、簡単な事をいかにも難しくみせて高尚に見せよーとする稚拙な演出等がなくて、本当にすっきりと映画を楽しむ事が出来ました。役者連中がみんな個性的で、そしてはまり役でしたね。ちゃんと普通に考えて、しっかり作ればこんな作品を日本だって作れるところに少しだけ日本映画の将来に希望が持てた・・・というのは大袈裟すぎでしょうか(笑)。ず~~~っと稚拙な邦画を見てきて、がっかりさせられ続けていた私としては、本作はどうしても評価してあげたくなってしまいます。
はむじんさん 8点(2005-01-14 20:21:18)(良:1票)
178.この映画は、夜中の2時に見始めるべき映画では無かった。終わった途端になんだか無性に走りだしたくなる。もちろん原付で。おさまりがつかないこの衝動をどこに向ければいいのだろう?“好きなもの”を“好き”と言い切ることの勇気、実は男のそれなんかよりも何倍もエネルギーに溢れ危なっかしい“女の友情”に、胸が高鳴る。素晴らしく、ある種の「完成」を見せる映画だと思う。おそらくはアテ書きの深田恭子演じる桃子のハマリッぷりは見事だった。だが何よりも、この映画をこれほど魅力的に仕上げたのは、土屋アンナの素晴らしいヤンキーっぷりから溢れ出す女優としての魅力だろう。
鉄腕麗人さん 9点(2004-12-25 04:14:47)(良:1票)
177.自分にはあわないだろうな~と思っていたが,ここでの評価があまりに高いためDVDにて鑑賞。はじまって10分,いや5分でやってしまった感が漂った。所々で笑えるシーンがあるものの『映画』として面白かったか?と問われれば「No」。やはり万人受けする作品ではないと思う。
北狐さん 5点(2004-12-06 10:29:07)(良:1票)
176.「アメリ」の映画文法を見事にアダプテーションし、猿真似ではない日本ならではの、そして「今」だからこその第一級青春エンターテインメントに仕上げた傑作。本作で特筆すべきは、邦画にあるまじき徹底したリアル感。奇天烈な登場人物、単純なストーリー、過剰なファンタジー演出が空疎に見えないのは、そのドラマが我々の住む実在の空間で進行するからに他ならない(架空の町でも、架空のスーパーでも、架空のブランドでも、どれか一つが登場した途端にこの物語は陳腐になってしまう)。アンチお友達主義のテーマを孕んだ真の友情物語も素晴らしい。ダサいと感じるのは他人の目を気にしてるから。他人の目を気にしない人間は、それだけで充分イケてるのです。個人的に、これは2004年度のNo.1候補です、8点献上。
sayzinさん 8点(2004-12-02 00:35:27)(良:1票)
175.桃子はロリータ。自分だけの世界を作り、自分だけのルールを作り、自由で甘く、可愛く生きている。そして彼女は真っ直ぐ。誰にも彼女を止める事が出来ない程、とにかく自分に正直に生きてる。そしてイチゴもまた、縛られた生活が嫌になり、そんな生活から抜け出す為に原チャリに跨り特攻服。それは、自分の強さと誇りを剥き出しにして風の中を颯爽と駈け抜けて行く。それは強がってるとかそんなんじゃなくて、それがイチゴのありのままの姿だった。そんな、外見だけでなく性格もまるで違う二人。で、そんな二人を取り囲むように存在する、世にも奇妙な下妻ワールド。彼女達二人にとって下妻と表参道だけが彼女達の世界。雨の日もカラカラに晴れた熱い日も、彼女達は下妻で生きる。口喧嘩をして、ヘッドバット食らって、ドロップキック浴びせて、励ましたり励まされたり、泣いたり笑ったりして・・・そんな何の変哲も無い、平凡だけど幸せな毎日が“友情”を築いて行くのだと改めて知る事ができた。そしてそんな二人の友情の築き方は、言いたい事を正直に言い合って、気に食わなかったら殴る、蹴る、逃げる。そんな不器用だけどカッコイイ姿が二人の間にはあった。そして、その姿はまるで、汗に塗れる男と男の汗臭い友情の姿だった。なので、女性の友情も馬鹿に出来ないな、って感じました。さらにラストでは、二人の美しくも熱い友情の姿を目にし、思わず感動してしまいました。この作品は、楽しさを絶やさない映像とストーリー、洗礼された演出やCGなど様々なものが僕にとって新鮮味で溢れてる作品でした。問答無様で9点です。
ボビーさん 9点(2004-11-25 14:23:14)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 271人
平均点数 7.34点
000.00%
110.37%
210.37%
362.21%
451.85%
5197.01%
63814.02%
75821.40%
88230.26%
94817.71%
10134.80%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.27点 Review22人
2 ストーリー評価 7.73点 Review38人
3 鑑賞後の後味 8.28点 Review42人
4 音楽評価 7.75点 Review33人
5 感泣評価 6.83点 Review30人
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