119.90年代以降日本で盛り上がりを見せた少年犯罪の凶悪化言説、それが反映された最末期の作品ですね。なぜか2010年代以降この手の作品が全然話題にならなくなった気がします。他に注目すべき問題が出てきて少年犯罪程度で騒ぐ時代ではなくなったのか、あるいは観客やクリエイターの世代交代が進んだおかげでしょうか。アメリカの銃乱射などは現役バリバリの題材なところを見ると実は大して現実を反映した深刻な問題でもなかったんでしょうね。松たか子が殺してやりたいというと教室が静まり返る場面は良かったですね、みんな先生の話を聞いていないように見えて実はちゃんと聞いているんですよね。法律があてにできないにしろ警察の存在を無視しなければ成り立たないような不自然な物語を構築するのはやめるべきだと思います。こんなしょーもない内容で罪と罰を持ち出すとか勘弁してください。 |
118.下衆さに吐き気が。 何だろうこれは。確かにかなり目を背けたくなったし、相当気分も悪くなった…これを製作している輩に。 ヤラセのTV番組のように、作った物、作ってる人の本気度等が非常に薄っぺらく、悪意すら感じる。こういうの見せておけば刺激的でウケるんだろ的な。誠実さの欠片も感じない。悪い意味で、凄く汚い物を見せられた感が。本当にこれが賞レースとかに出ちゃうヒット作?できればステマであって欲しい。映画観てる大人はもっとまともだと思いたい。 誰にも勧めないし、この輩達には1円たりとも落としたくない。 【団スバーン】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2022-01-05 20:58:52) (良:3票) |
117.「松たか子が素晴らしい」、このひとこと。それでよし。 【まつもとしんや】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-09-08 11:52:09) |
116.週刊〇〇とか、青年コミックの読み切り漫画の原作ぐらいならそこそこ面白いんじゃないだろうか。その程度の作品。海外の刑事ドラマに迫真力も緊迫感もはるかに勝るものがいくらでもある。原作は本屋大賞? ふ……(笑)。 【空耳】さん [インターネット(邦画)] 3点(2018-11-13 13:48:41) |
115.あまり、おもしろくない。人物像にリアリティがないんだろうな。誰が死んでも、まったく心が痛まない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-11-04 21:50:25) |
【へまち】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-01 23:50:12) |
113.いろいろ猟奇的な描写を盛り込んでいますが、リアリティはありません。というのも、生身の役者が演じてはいますが、登場するのは人間ではなく、生物ですらなく、〝人間もどき〟の無機的な造形物でしかないから。CGで描かれた物体をいくら切り刻んでも、痛みを共感できる人はいないでしょう。 最近のAIは小説まで書くそうです。「猟奇殺人」とか「承認欲求」とか「水戸黄門」とか「野島伸司」とかのデータをぶち込んでかき混ぜると、ちょうどこの作品の登場人物たちのような造形物が出力されてくるんじゃないでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-03-27 02:15:27) |
112.重い映画だが、引き込まれるし話の展開もとても面白い。 松たか子の演技も素晴らしく、評価できる作品。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-11 14:40:57) |
111.娘の復讐劇を、教師という武器を行使して徐々に生徒を追い詰めていく怖いストーリーの印象。松たか子、綺麗なんで怖かったです。 【SUPISUTA】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-12-11 22:46:48) |
110.原作が面白かったので視聴したのだが、やかましい音楽と所々挿入されるオサレなカットにつくづく嫌気。 ミュージシャンのPVでも撮ろうとしてたの?って言うくらい 無駄な描写とひとりよがりな演出のオンパレード、そのくせ物語は原作よりも継ぎはぎな出来栄え。 2時間使って、「告白」という小説のプロモーションビデオを撮りました、って感じの仕上がりでした。 【勾玉】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-05-10 16:07:09) |
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109.僕は先に原作を読んでいました。各登場人物達のブログのような独善的で一方的な告白文で綴られただけの小説で、そのアイデア、文の内容に眠るのを忘れるほど一気に読み、衝撃を受けました。どの告白文も現代の人々が陥りがちな肥大化した自己の弁明を、これまた現代的な薄っぺらだけど引き込まれる文体で書かれ、誰かとわかりあえる事とはほど遠いその文脈に、今のネット時代によくある寒々とした一方通行の世界を感じて読後もあとを引くほどでした。これを映画化するにあたり、単なるドラマが展開される物語では、この小説の雰囲気は決して出せないと感じていました。「嫌われ松子の一生」の監督なら、この映画も、原作に近い、もしくは原作とはまた違ったインパクトのある映画だと思って観ました。結果は、小説の世界観が完全に出せてるとは感じませんでしたが、最後まで集中して映画の世界にはまれました。ただやはり原作を先に読んでしまった僕には、少々衝撃感は薄かったかな。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-29 15:23:06) |
108.わたしの娘はこのクラスの生徒に殺されたんです。入りはいいんだけどリアリティが無いので感情移入ができなかった。松たか子はたしかによかったです。 |
107.あまりに荒唐無稽。しょせんフィクションだ。中二病もここまで極めるとたいしたもんだな。 というのが見終わった私の正直な感想。あまりに重い内容に打ちのめされ観てる間十苦痛しかなかったわけで、やっと終わりかと安堵したのも束の間。ラストの松たか子の一言でさらに追い撃ちをかけてくるという、終始徹底して観るものに平穏を与えない演出が凄すぎた。疲れすぎてもう二度と観たいとは思えず、これは中島監督の力業に軍配が上がりました。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-30 11:50:43) |
106.非常に面白いと思います。 グロテスクなシーンもありますが、 分かり易く、それでいて起承転結もしっかりしているし、 登場人物が事件を通し見せる表情や感情表現全てが素晴らしいと思います。 2010年代の邦画の中でも傑作の一つです。 【功聖良】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-04-05 20:28:50) |
105.面白かったです。原作は文句のつけようなく面白いですが、本作はまずまずうまく映像化してくれたと思います。橋本愛が素晴らしいですね。彼女の好演で作品の質がうんと高められたと思います。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-24 23:25:33) |
104.久しぶりに見直してみたが、ベストセラー小説の話題作だけあってさすがに見応えがある。教師や生徒、保護者らの複数の告白を一つの映画にまとめるという試みはたいしたもの。学級崩壊やいじめなどを土台において「命」というテーマを扱っているようには見えるが、果たして命の重みが伝えられたかどうか疑わしい。私好みの映画ではないが、評価に値する映画だと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-22 08:33:43) |
103.■思い出せないいぐらい久しぶりに感銘を受けた日本映画。原作を読んで感動したが大概原作がよいと映画版にがっかりする。この映画は違う。原作より悪い、原作を超えた、とは異なる。同じストーリー、プロットで異なる作品を作ったと思える内容だった。 ■それは原作が1章毎に語り部が変わる一人称形式で非常に文学的なアプローチをしたのに対し、映画化するにあたって原作をなぞるのではなく正に原作を映像化したところがすばらしい。 ■これなら映画を見た後にもう一度原作を読める。どちらにも優劣がなく共に優れた異なる作品である。 ■TV局と広告代理店主導の映画にうんざりしている人。邦画は韓国映画に永遠に追いつけないぐらい差をつけられたと思っている人に見て欲しい。 ■この映画(原作)の欠点とすれば10代の若者の描き方が、あまりに類型的か? サイコで自分のコンプレックスを犯罪で埋めて優越感に浸るというのは、 あまりに単純かと思う。 ■私はこの映画を見て大変反省しました。 邦画=見る価値のない映画。 中島哲也監督=俳優にやたらと厳しい勘違い監督。 松たか子、岡田将生、木村佳乃=TVで見てるだけで判断してすみません。あなた達も優れた作品を求めてたんですね。 ■この映画はホラー映画ではありません。少年犯罪映画でもありません。邦画です。 ■松たか子が号泣するシーンは不要と思いました。押し殺した演出の方がよいとおもいました。TVの影響かあまりにも類型的なシーンは拒否反応してしまいます。 ■過激なシーンも多いですがぜひ多くの人に見て欲しい映画です。邦画に対して前向きになりました。 【仏向】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-01-06 17:38:40) |
102.【過剰演出の極み】この監督の下では全ての題材が表層的な刺激にしかならないと思います。「これだから現代の若者は…」「だからゆとり世代は…」の精神を補強し育む映画。 鑑賞直後、凄い映画を見たと高揚感に包まれていました。しかし冷静になると、刺激的な画・ファンタジックな演出・音楽などの強い刺激により、考える隙もなくただ圧倒されていただけ、と気付きました。私はただ映像に洗脳されていただけだったのです。 どれだけ掘り下げて解釈するかは観客次第だと思います。さまざまな人間の醜さが表層的に過剰に強調されています。考えるきっかけとしてはとても分かり易く。そこから人間の本質や命とは何なのか掘り下げようと思えばいくらでも掘れそうな題材です。 しかし、この映画が描いている事象は非常に浅い。キャラ設定をした程度で終わっていると思います。その刺激的なキャラを娯楽として利用しているようにしか見えません。 そしてテーマを掘り下げたい観客は、側面のみを過剰に強調されたキャラを見て、観客それぞれの人生経験から想像された人物像を当てはめ、レッテル貼りをし、それぞれの人物についての批評を始めるのです。この流れ不健康だと思います。 監督はなぜこの題材を映画にしようと思ったのか本音を聞いてみたい。監督の不純な動機を想像してしまいとても不愉快です。 【エウロパ】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-12-19 13:19:09) (良:1票) |
101.画面の薄暗さ・延々と続く短いカットで見るのに苦労したのが第一の感想。松たかこの最後の一言。この台詞のための映画化だったのかなと思う。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-19 21:27:39) |
100.倫理観やトレンド的なものに対して一切の配慮もなく、氏の構想するエンタメに対して真っ直ぐに撮りきった監督の心意気が清々しい。映像と脚本の破綻しない寄り添い方も、見事としか言いようがない。 松たか子、木村佳乃という「別に何の期待もしていない」役者陣でしたが、個々の実力以上としか思えない演技にも、驚かされました。 初見ですが、中島哲也。恐るべし。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-06-04 23:14:36) (良:1票) |