51.やっぱりこの作品のヒットには、映画のタイトルの上手さが少なからず貢献しているような気がします。バンド名でもなければ個人名でもなく、楽曲の一つが映画のタイトルに選ばれている。楽曲って云ったって、「フラッシュのテーマ」が映画のタイトルではさすがに弱いですしね(と言うかそもそも劇中でも触れられず、もしかして黒歴史扱いなのか?)。 一種の伝記映画ということもあって、まとまったストーリーが語られるというよりは、バンド結成からの彼らの歩みが飛び飛びの時間軸のエピソードで綴られていく構成。劇中ではいくつかの楽曲が登場し、「ボヘミアン・ラプソディ」は彼らにとって大きな契機になった曲ではあるんだろうけれど、あくまで登場する楽曲の一つに過ぎない。だけど、この曲が映画のタイトルである以上、映画はきっとこの曲へ回帰するんだろう、という期待が持続し、そしてクライマックスとなるライヴエイドのシーンで、それは結実します。 映画に挿入される楽曲シーンそれぞれがスリリングで、まとまった物語など無くても充分に映画に惹きつけられますが、このライヴエイドにおいて、それは最高潮に。 そしてまた、まとまった物語は無くとも、エピソードが積み重ねれていく中、主人公の抱える孤独というものが、しっかりと浮かびあがってきます。功成り名を遂げ、富を得たとて、埋められない周囲とのズレは、容赦なく主人公を孤独に追いやります。一見、彼の同性愛的な部分がその孤独をもたらしているようではありますが、それだけではなく、エキセントリックなスターの持つ宿命、でもあるかのような。 フレディ・マーキュリーの家の壁に金閣寺の護符が貼ってあって、いやこれ、ウチの壁にも貼ってるよなあ、と思いながら見てたんですけどね(笑)。よくこんなのわざわざ撮影のために準備したよなあ、と。 【鱗歌】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2025-02-02 08:58:25) 《新規》 |
50.遅ばせながらIMAXで鑑賞。(まだIMAXで観れるんですね、驚きました) 感想は、ラストのライブ(LIVE AID)は評判通り圧巻、ストーリー自体は栄光と転落で特に感情を大きく揺さぶられることはなかったかな。(ラストは除く) 良い映画には間違い無いです。(2019-02-17 7点) (再視聴) 縁あって、QUEEN + ADAM LAMBERT – THE RHAPSODY TOUR 2024のライブに参加しました。その後、本映画をもう一度見直したのですが、色々込み上げてくるものがありました。フレディ・マーキュリーは成功者でありながら孤独だったのでしょうね。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2024-02-10 23:09:12) |
49.物語としては面白くないし 音楽面を面白く見せてくれるかというとそうでもないし クイーンのライブビデオがあるなら そっち観たほうが良いのでは 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 3点(2023-03-17 20:12:39) |
48.途中まで見て、もうやめてくれと思いました。雲の上のような存在のこのような弱さを見たくないという気持ちになったからです。 でも、多くの人がこの映画を支持したのもわかります。最後まで見れば。 【海牛大夫】さん [3D(字幕)] 7点(2023-03-05 09:55:19) |
47.クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーの素晴らしきロックン・ロール人生を振り返るという内容。フレディ役の彼が素晴らしいですね。フレディ本人はここまで内面の繊細さを表に出さない人間だと思いますが、細やかな心の動きをわかりやすく、けっしていやらしくなることなく演じているのは凄いなと思いました。まるでフレディの魂が降りてきたかのような迫力で、作品世界に引き込まれました。それと比較すると他のメンバーの配役がちょっと雑かなと思いました。ブライアン・メイは髪型と背の高さでなんとかなっていますが、ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンは雰囲気がかなり違うし。そっくりさんである必要はまったくないにしろ、似てないなりに個性が演じられていれば良いと思うのですが、それが感じられず、ちょっと薄っぺらい感じがしてしまいました。フレディの女恋人役は、美人で感じが良くて、大人の女性の魅力があって、とてもイイです。劇中で流れた曲はすべてが知ってる曲で、一々懐かしかったです。特に終盤「ドント・ストップ・ミー・ナウ」から、エンディングロールで「ショウ・マスト・ゴー・オン」の流れは熱かったです。個人的に「オペラ座の夜」に匹敵するアルバムだと思っている「ザ・ミラクル」からの選曲がなかったのは、ちょっと残念でした。「素晴らしきロックン・ロール・ライフ(Was It All Worth It)」とか作品のテーマにピッタリだと思うだけに・・・ 【camuson】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-02-17 18:38:49) |
【TERU】さん [映画館(字幕)] 10点(2022-07-24 17:39:13) |
45.触手が動かず、TV放送を機にやっと録画鑑賞しました。20年ほどバンドマンだったのでクィーンも一応それなりに本物を知っているという前提です。まずブライアン・メイがそっくりで笑っちゃうレベルです。あとフレディ・マーキュリーがちっさいおじさん(ナイン〇〇〇インの〇〇)にしか見えず、最後まで別の意味でニヤニヤしてしまいました。 内容はよくあるミュージシャン系・バンド系お決まりの流れです。というか、ミュージシャンを映画にする場合はこれ以外ありえないのですが、とにかく無難&綺麗にまとまっているので少しでもクィーンの曲を知っていれば十分楽しめます。ただし、世間の評価は高めですが「曲の評価」と「映画の評価」がごっちゃになっているようには感じました。映画自体の出来はハッキリいってまあ普通の出来映えで、終盤で感動できるのはあくまで「曲」のおかげであることを理解すべきです。エイズで生い先が短いことも含め、フレディのこれまでの人生を重ねた歌詞&曲をライブエイドで見せられたら感動するに決まっています。(まあ口パクなんですが) 映画としては、長い割りに当たり障りが無さすぎて、イマイチ何が言いたかったのか、フレディが伝えたかったことなどもほとんど描かれていなかったように感じます。でもまあ悪くない作品です。余談ですが、、もうひとりのビートルズにスポットを当てた「バック・ビート」という映画がまた見たくなりました。(マイナー過ぎてほとんど見かけませんよねコレw) 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-06-24 18:06:10) |
44.とても残念ながら、素晴らしい素材を扱っているのに凡作に仕上がっている。もちろん音楽は抜群(もう反則レヴェルだよ)。俳優たちの、ご当人たちへのヴィジュアルの寄せ方も凄い。ライブエイドの再現もなかなか。しかしドラマの部分の見せ方やシナリオがどうにも単純で浅い。より多くの観客(子供も含む)に受け入れてもらうために、レヴェルを落とした感じ。確かに本作は大ヒットしたので、狙い通りということなのだろうが、フレディに焦点を当てるのならば、もっと心揺さぶるドラマが作れたはずだ。惜しいというか、とにかく残念感が拭えない。 【すらりん】さん [地上波(吹替)] 5点(2021-06-18 22:04:53) (良:1票) |
43.衛星録画を見そびれていたら民放テレビで放送してしまったので、慌てて衛星版を視聴。 プロフにも書くくらい事実に基づく系が苦手です。本人の気持ちは誰にも代弁できないから。 しかしクィーンの楽曲が好きな事や話題性も高かった事もあり、機会を伺っていました。 で、観たらば、やはり時系列を変えてあったり、想像部分も多かったり。仕方ないのですが。 でも楽曲によって最後までいざなわれました。 やはりライブエイドは感動しますね。上手に再現してありましたね。 一緒に口ずさんで楽しめました。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-06 17:43:48) |
42.クイーン愛に満ちた彼らのことをよくご存じの方にはこれで十分なのでしょうが何か大事な事が抜けているような違和感のあるストーリーでした。 とりあえず仲間割れが解消できてメデタシメデタシ 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-06-06 11:37:38) |
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41.音楽面では順風満帆なのにずっと不安な気持ちにさせられる作品でした。 終盤はプライベートのいろいろな問題が解決したようで、心が楽になって良かった。 名曲の誕生秘話はワクワクしたし、ラストは自分もライブに参加してるような臨場感で興奮しました。 クイーンと言えば、日本で人気に火が付いたという印象があったけど、来日エピソードが無かったのは少し残念。 やっぱりアメリカでの成功が世界的アーティストの証明ってことなんでしょうね。 それでも、部屋着が着物だったり、親日家の側面も描かれていたので嬉しかったです。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 8点(2021-06-05 14:26:05) |
40.フレディ・マーキュリーの恋愛観などは正直興味がないので共感できなかったが、ラストのライブシーンは、なんか凄かった。 【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2021-03-05 00:12:36) |
39.伝説のバンドQueenをそのまま伝記にしちゃった作品。その中でも当然かも知れないがフレディ目線で話は進む。学生の頃から好きなバンドでしたが、こんなに最初からトントン拍子でスターになったんたーと知らされました。普通に面白いです。フレディのキャスティングは笑います。ホントに若い頃は特に似てる! 【SUPISUTA】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-13 07:19:55) |
38.クイーンのファンからすると、フレディのキャストはイマイチなのかもしれないが、十分に感じた。ライブエイドのシーンも良く、改めて稀代のボーカリストだと認識。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-31 00:14:34) |
37.ライブの再現シーンは文字どおり迫真の演技で見応えがありました。なら本物のライブ映像を見ていればいいじゃん、と言われれば苦しいですが。 しかしライブに至るドラマの部分は、どうなんでしょうね。フレディ・マーキュリー自身が有名人すぎたせいもありますが、だいたい想定の範囲内の話ばかり。馴染みの童話をあらためて紙芝居で見るような感覚でした。もう少しサプライズを見たかった気もしますが、実話ベースだと難しいですかね。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-12-01 02:47:43) |
36.日本で予想外の大ヒットをしたときに「Queenをよく知らない人もハマる」みたいな言われ方をしてましたが、少なくともそれは一部嘘です。 なぜなら私はハマらなかったから。 実際に映画を観た感想としては「わりとよくできたバンドの伝記物」であり、それ以上でもそれ以外でもありません。 映画としては起承転結もわかりやすくしっかり丁寧に作られていると思います。 しかし、あのクライマックスのライブエイドのシーン、あれ実際のライブエイドの演奏に合わせた物でしょうが、あそこでぶっちゃけ「なげーよ」と感じちゃうわけですから、明らかに私は映画にハマってません。 あそこで「ウォー!」と昂れるような人にとってはきっとすごく面白いんだろうなぁ…と思います。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-22 02:14:10) |
35.レビュー覗いている暇があったら、今すぐ映画館へ行け! 傑作。最高。QUEEN知っていようがいまいが、あまり関係ない。音楽が好きなら絶対に観ろ。そして泣け。 そして観た後に、自分が誰なのか、お前も自分で決めてみろ!! 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 9点(2020-05-04 13:21:11) (良:2票) |
34.音楽は、良かった。うん、音楽は。 誰もが聞き覚えのある名曲は、もはや反則級である。 ただ、映画としては物語はどうだろうか。 個人的に、人間性にあんまり共感できなかった。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-30 21:18:56) |
33.ファンと言う訳ではありませんが、ヒットタイトルなので見てみました。 ファンではない者でも知らず知らず幾度も聞いている楽曲の力。それらをなぞるだけで十分見れる映画です。 ただ、それ以外の物語の部分や見せ方の部分では物足りないのもまた事実。 本来なら数年経っている所が説明無く数分で処理されて居たりと時間スケールが小さくその分薄っぺらい気も。 ただ描き方としては細かなエピソードを掘り起こし過ぎるよりこれぐらいが丁度良かったのかもね。 本人も裏側での出来事よりも自らの才能で作った曲でこそ評価して欲しいだろうしね。 【デミトリ】さん [DVD(吹替)] 7点(2019-11-12 22:01:11) |
32.ようやく観ることができました、映画館で観たらさぞ違っていたでしょうけれどこれでも十分迫力ある音楽でした。2時半弱と思えないほどの駆け足の伝記映画でしたが、もっとじっくり描くとしたら連続シリーズになるでしょうね。しかし惜しい人を、という気持ちになります。Queenメンバーもさらにそう思う今日この頃だろうと察します。(蛇足ですが、①いろんな方のそっくりさんよく集めましたね!②ファンじゃなくても数十回観覧する人がいるというのも納得です。) 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-22 21:47:05) |