44.若い三船敏郎がすごくギラギラしていて、後の映画で見せる渋みがかった芝居とはまた違った魅力がある。しかし、やはり全盛期の黒澤作品と比べてしまうとやや物足りなさもある。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2024-11-20 22:22:12) |
43.清々しいほどシンプルかつバッサリと行く映画だった。 志村喬と三船敏郎の出色の演技を見るための素朴な背景である。 【浅田荷葉】さん [DVD(邦画)] 4点(2019-03-23 23:25:18) |
42.眞田と松永の台詞が全編に亘って怒鳴っていることに辟易する。掃き溜めに鶴と呼べる女学生の存在がなければ観るに堪えない作品。真に強い人間について考えさせられるエンディングが秀逸。 |
41.志村喬と三船敏郎のキャラ設定が絶妙の作品。 演出はいい部分と悪い部分がくっきりしていて、空振り演出には思わず苦笑してしまったけど、 「面白そうだからやってみよう」といった、若かりし頃の黒澤監督の意気込みが窺える。 やくざと女子高生とを、さりげなく対比させているところがいいよね。 テーマはちょっとぼんやりしているが、読み取る力のある人なら十分伝わるはず。 それにしても、みんな若いね。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-09 06:18:22) |
40.飲んべえであっても、かわいそうな人たちに尽くす医者の物語かと思って見たが、つまらないヤクザ映画だった。こういう自分を大切にせず、強がる男は大嫌いである。 台詞も早口で怒鳴っているだけか、ぶつぶつと喋るかで聞き取りにくい。唯一救いだったのは、笠置シヅ子のブギを歌う姿が見れたこと。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-25 08:50:07) |
39.宝石の原石のような作品。見て損はない。しかし、俳優のセリフが明瞭に聞こえない。全体に緊張感とテンポを与えるためなのか、滑舌が悪いのか?それとも、当時と現在と余りにしゃべる言葉が違ってきていて、聞き取れないのか?字幕をつけてほしいくらい。それにしても、この時期、高価にしても、アメリカからストマイ入ってきていたはず。抗生物質を使おうという話も出てこないのはなぜだろうか。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-02 12:51:55) |
38.録音状態が悪く早口で喋る台詞は半分くらいしか聞き取れなかったんだけど、どんなことを言っているのかは前後の流れと役者の表情と勢いで分かるのでストレスが無かった。台詞を気にする自分にとっては珍しいことだ。セオリーを踏み外さない演出と、志村喬と三船敏郎の二人の芝居によるところが大きいと思う。三船敏郎は初めての黒澤作品のようだ。大河内傳次郎や藤田進が主演していた本作以前の作品と比べると、黒澤映画が芯のある柔軟さと機動力を獲得したような印象である。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-11 12:35:48) |
37.三船敏郎が20代の頃の作品で、後年の脂ギッシュで貫禄のあるイメージがあるだけに、新鮮味を感じた。 話としては卒がなく楽しめる内容。 脚本ありきの黒澤映画は多少苦手だが、これは案外すんなり観られた。 ヒューマニズムがいきすぎていないのが良い。 『赤ひげ』までいってしまうと、クド過ぎるので・・・ 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-08 22:21:01) |
36.良い映画でした。 どろどろした沼と寂しげなギターの音色、逆にギラギラした街が混沌と無常感を醸し出していたと思います。 志村喬は演技の幅が広いですね。素晴らしい。 でも何より秀逸なのは、若き三船演じるヤクザでしょう。 悲しみを隠し切れず、ヤケになっていくところはとても切なくなりました。 エンディングでもっと泣かせてくれるのかと思いきや、 意外とアッサリ終わってしまったのが個人的には残念。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-12-26 21:45:12) |
35.面白いことは面白いのだが、少々濃厚過ぎて参った。 特に、ブギはきつい。 志村喬は最高だった。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-11-08 17:57:09) |
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34.飲んだくれの医者と、結核のヤクザの人情現代劇。他にも増して、志村さんの味が強烈でいかしてます。後、ブギを唄ふ女の顔が夢に出てきそうなくらい凄まじい。お話は地味ですが良かったです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-23 14:38:59) |
33.先に『七人の侍』や『生きる』を観ていたため、本作における志村喬の暴れっぷりにはちょっと驚かされました。しかし本作はやはり三船敏郎に尽きる。個人的には菊千代・桑畑三十郎と並ぶ彼のベストアクトだと思います。 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2008-02-02 11:16:26) |
32.「あしたのジョー」を思い出したのは僕だけ? この危うさ、脆さが作品として成立する理由を考えずにはいられない 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-08 18:32:52) |
31.黒沢曰く、「これが俺だ」。黒澤監督が自分流を見つけた記念すべき傑作。道徳を描きつつも、三船敏郎演じる結核もちのヤクザが、主人公より出てくるを抑さえきれなかったという。これが効きました。黒澤、三船の黄金コンビスタート。戦後の混沌としてよどんだ町は、生きるものの力を感じる。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-29 20:59:00) |
30.黒沢映画のマイベスト。すぐに物を投げる志村、黒沢作品初の三船、「ジャングル・ブギ」を歌う笠置シヅ子、余りにも可憐な久我美子、威圧的なギョロ目の山本礼三郎、妖艶な木暮実千代、全てが素晴らしかった。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-01-02 18:26:21) |
29.黒澤映画は、時代劇から入った方なので..ちょっと戸惑いが.. 可もなく不可もなく、それなりに楽しめた.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-11-21 17:35:18) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-09-18 00:33:04) |
27.なんともやりきれない、悲しい話です。卵を投げつける志村の映像が頭に浮かびました。三船の表情がすばらしかった。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-26 04:16:08) |
【maemae】さん [映画館(吹替)] 5点(2005-11-08 03:36:14) |
25.ドヤ街の外れの沼からあぶくがブクブクと浮かぶシーン、混沌としたこの時代、そしてこの映画のイメージを決定づけ、強烈な残像感を伴っていつまでも心に残ります。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-07 14:05:36) |