1.日活はスター不足からかオールスター映画ってないけど、本作は日活晩年にしてオールスター映画といっていいほどキャストが凄いです。これで小林旭・高橋英樹や浅丘ルリ子・和泉雅子あたりがいればなぁとちょっと思う。その割りに日活のイメージない浜美枝なんかがヒロインだし…、と思って調べたら68日活の「昭和のいのち」なる作品と関連ありそう(これも日活オールスター級作品で本作に出演してない英樹・ルリ子・和泉が出てる…み、観たいw)。この映画、始まりから1分半に渡って真黒の画面に裕次郎の歌だけが流れてるという(しかもダサい…)悪趣味な映画。劇中でもなぜか突然歌いだす...ダサ~。裕次郎なんてかっこつけてるけど吉永小百合を盾にして男らしくないし。やはり現代劇でオールスターは無理があるなと(この面子で忠臣蔵とかも見たくないが…)。一番の収穫は吉永小百合・山本陽子・梶芽衣子の3人組の美しさ、この頃になると大人の女性の美しさが見れます。キャストを楽しむという点では十分オールスター映画として楽しめました。