シェルブールの雨傘のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シェルブールの雨傘

[シェルブールノアマガサ]
The Umbrellas Of Cherbourg
(Les parapluies de Cherbourg)
1963年西独上映時間:91分
平均点:7.58 / 10(Review 119人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-10-04)
ドラマラブストーリーミュージカル
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タイトル情報更新(2020-02-01)【イニシャルK】さん
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監督ジャック・ドゥミ
キャストカトリーヌ・ドヌーヴ(女優)ジュヌヴィエーヴ
ニーノ・カステルヌォーヴォ(男優)ギイ・フーシエ
マルク・ミシェル〔男優〕(男優)ローラン・カサール
ジャック・ドゥミ給仕人 他(歌声)(ノンクレジット)
ミシェル・ルグランジャン(歌声)(ノンクレジット)
脚本ジャック・ドゥミ
音楽ミシェル・ルグラン
撮影ジャン・ラビエ
製作マグ・ボダール
配給東宝東和
美術ベルナール・エヴァン(プロダクション・デザイン)
その他ミシェル・ルグラン(指揮)
あらすじ
フランスの港町シェルブール。傘屋の娘ジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と自動車修理工のギイ(ニーノ・カステルヌオーヴォ)は結婚を約束する恋人同士。やがてギイのもとに徴集礼状が届く。出兵前夜に2人は結ばれギイとの愛の結晶を宿したジュヌヴィエーヴ。だが、恋人不在の日々は彼女にとって堪え難かった。そんな彼女の前に裕福な宝石商ローランが現れる。セリフがすべて歌という大胆な形式。ミシェル・ルグランの楽曲が名作に華を添える。
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75.有名な映画だが、セリフが全て歌、というのは凄い。それによってやや現実味が少なくなっている印象はある。
どこかの物語を聞かされている、という雰囲気になる。
恋愛ものの典型的なパターンでもあり、最後は心にしみる。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-14 20:29:08)
74.色鮮やかな色彩世界が、徐々に色を抜かれ、ついには雪と夜のモノトーンに終着する。
若者たちの、熱く燃え上がった恋はあっけなく霧散した。
彼らのことを愚かだとは思わない。ただ若かっただけ。
すっかり大人になれば、そりゃ2年なんて瞬く間に過ぎ去り、心変わりの隙なんて生まれないだろう。
けれど、すべてが初めての体験の連続である濃ゆい時間を生きる若者たちにとって、未体験の2年を推し量る術などない。
それは、時代も、国も、関係なく、普遍的な若者たちの姿だ。

全編を歌唱で綴る完全なるミュージカル構成がやはり印象的。
そして、画面を彩る色彩が、そのまま主人公たちの心模様を映し出す。
今年のアカデミー賞を席巻した「ラ・ラ・ランド」が、今作の影響を多分に受けていることは明らかだった。
映画史においての一つのエポックメイキングとなった作品であることは間違いないと思える。
大女優カトリーヌ・ドヌーヴを生み出した作品でもあることも、そのことに拍車をかけている。

時代を越えて、この映画の主人公の若者たちは、大人たちをやきもきさせてきたことだろう。
しかし、人生を「選択」することこそが、若者たちの特権だということも、大人たちは知っている。
だからこそ、限られた華やかさと美しさに彩られたこの映画を、人々は心の中で愛し続けるのだろうと思う。

結果的に、若者たちは不幸になったわけではない。むしろ逆だろう。
恋の未成就をさめざめとしたハッピーエンドとして描き出したこの恋愛映画の在り方は、公開当時、歌唱や色彩の演出以上に、センセーショナルだっただろうな、と思う。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-05 21:00:57)(良:1票)
73. 全編セリフを歌で表現する斬新な手法。洒落たオープニングや色使いが見事な画作り。M・ルグランの主題曲は物語の情感を的確に表現し、一度聴いただけでメロディーを口遊める名曲だ。
 2年間とはいえ、若い恋人同士の“かくも長き不在”は重い。妊娠したジュヌヴィエーヴの決断は切なく辛い選択だろう。兵役から帰ったギイは荒々しく変貌し、戦争の過酷さを物語る。ギイとマドレーヌの恋もお互い傷口を舐め合うような切なさは残るが、健気なマドレーヌの存在に救いがある。
 かつて愛し合った2人がガソリンスタンドで再会した時、やけぼっくいに火がつくかなと思わせる展開。だが、それぞれ家庭を持っており、ラストは複雑な思いを抱きながらも別れていく。何事もなかったかのごとく妻子を迎えるギイの姿が余韻を残す。
 恋愛経験について「男は別名で保存し、女は上書き保存する」だとか。言い得て妙だが、この映画ではどちらも「上書き保存」、これでいいのだ。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-17 14:37:43)
72.一度聴いたら耳から離れないミシェル・ルグランのメロディー。
シンプルでありながらダイナミックなストーリー展開。
60年代、フランス、ファッション、フルハイビジョンで映る美しきカトリーヌ・ドヌーヴ…。
これほど時間を感じさせないミュージカル映画が他にあるでしょうか?
全然関係ありませんが、観終わって、ポール・モーリアを聴きたくなりました。嗚呼…。
クロエさん [地上波(字幕)] 10点(2013-01-30 06:35:29)
71.当時のハリウッドの絢爛豪華なセットと、急にオーケストラが鳴り出して歌いだすミュージカル映画に反発して、あえて全編セリフすらも歌にしてしまう試みは衝撃的だ。この監督のコンセプトを知らずして「セリフまで歌の必要性があるか」のレビューはあまりにも切ない。
衣装もパステルや原色のはっきりした色を配置し、あくまで非現実感を演出。徹底的にハリウッドのそれらに喧嘩を売っている。しかしそれだけでは企画倒れになりそうなところだが、当時二十歳のカトリーヌ・ドヌーヴの神々しいまでの美しさと明るさと切なさを織り成すミシェル・ルグランの楽曲、そして誰しもが経験する「戻すことのできない時の流れと、かつて愛した人との別れ」という王道テーマによって最後まで描ききったのは見事だ。
やしきさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-13 16:26:00)(良:2票)
70.全編セリフまで歌なのはビックリしたけど、映像もファッション含めてとってもポップで可愛いし、あのエンディングも有りだと思うので好きな映画です。まるで長~いPVを観た様な感じ。
movie海馬さん [地上波(字幕)] 7点(2012-09-07 21:16:16)
69.ファッションなども楽しめます。
*まみこ*さん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-15 18:26:22)
68.似たような体験をしている人は、同じように、胸が張り裂けるように辛い映画だと思う。それでも、なんでもなかったように、人生って進むものだ。…色彩が素晴らしい。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-07 13:55:30)
67.同じジャック・ドゥミ監督、ミシェル・ルグラン音楽、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「ロシュフォールの恋人たち」の方が好きですね。こちらは、音楽も例の有名なタイトル曲以外は目立つものないし。でも、ラストシーンは素晴らしいと思う。
ashigaraさん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-08 19:07:49)
66.最近フレンチポップに熱を上げていたので、結構期待して鑑賞。まぁ歌がなければ定番すぎる展開にあきれていたでしょうが、肝心の歌も期待したほどではないです。そもそもドヌーヴよりマドレーヌの女優が好みなくらいですし。ただ、色彩は素敵だし、尺も短く話も分かりやすので、非常に観やすい映画でした。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-10 19:40:04)
65.すべての台詞がメロディに乗っている。この監督はそこに何を狙ったのだろう・・・?全体的に原色系の色彩が際立つのと、唯一駅の情景のくすんだ色合いのコントラストは狙ったものだろうか・・・?この映画は先ず最高にドラマチックなテーマ曲ありき、そして美しいカトリーヌ・ドヌーヴありき。その二つが混じり合った時、自然とすべて台詞がメロディに乗っかってしまったかのような感じだ。こんなの一歩間違えば滑稽だ。だけど、一歩も間違わないどころか美しくも、切ない。不思議だ。製作後に時を経て、しかしテーマ曲もドヌーヴも時代に埋もれるどころか、いっそう鮮やかに映える。
よし坊さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-18 06:16:06)
64.すごく気に入ってる作品ではあるけど、観るたびに逆にマイナス面も目立ちます。まず全編歌にする必要性がないということです。メロディがあまり無いのに歌う必然性がありません。それから前半のギイとジュヌヴィエーヴやおばさんらへんのくだりに較べて、後半のカサールやギイの帰還らへんが短すぎます。あの辺が薄すぎて、マドレーヌとの恋愛が軽薄なものに見えてしまいました。
ただ、ラストシーンでその辺りのマイナス面はかき消えて、素晴らしい映画を観る喜びに浸ることができます。「あぁ、ここを撮りたかったんだね」と分かるようなシーンです。うん、素晴らしい。
Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-20 01:39:28)
63. カトリーヌ・ドヌーヴの美しさ。
 それだけで十分だ。

 ストーリーは大したこと無い。
 歌も印象に残る物は無かった。

 ただ色彩の美しさ、それがカトリーヌ・ドヌーヴに見事にマッチし、彼女の魅力が何倍にも増していた。
タックスマン4さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-02-10 00:49:23)
62.セリフ全体を歌でしゃべるという冒険的な手法ながら完璧に見事成功といえます。素晴らしい。映画というより、最高の舞台劇に招かれた感覚!! 愛する恋人を徴兵に取られて別れを惜しむ停車場のカフェの場面でのドヌーブとカステルヌオーボのなんとも切ない演技は圧巻でした。
白い男さん [地上波(字幕)] 10点(2008-12-18 16:28:08)(良:1票)
61.話自体は召集前後での男女の一悶着という話.終わり方が非常に健全で好印象ではあります.でも折角の名曲を全編歌にしてしまっているせいで逆に生かし切れてない気がします.もっと落ち着いた感じの普通のメロドラマにして,ここぞの場面で曲を流した方が良かったのではないでしょうか.余談ですが,少し前に亡くなったハネケンが「題名のない音楽会」でミシェル・ルグランとこの曲をピアノと指揮を交互に演じていたのをたまたま観たのですが,あれは非常に貴重な演奏になったのではないでしょうか.映画より数倍素晴らしかったです.
マー君さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-22 00:19:40)
60.通常の芝居と歌のパートが別れているミュージカルの場合、感情の起伏に同調するように歌と踊りが挿入されます。ミュージカル最大の長所は、歌の力で喜怒哀楽を際立たせること。歌うことで世界が一変します。歌と踊りが“動”ならば、それ以外の芝居部分は“静”。このメリハリがミュージカルのリズムです。動を引き立てるには、静が大切です。本作は通常が“動”の状態。観ているうちに慣れてきます。動から盛り上げるには更なる動が必要。それがBGMの音量を上げること。情緒溢れる印象的な旋律が胸を揺さぶります。しかしこれはやり方として上手くないのでは。音の大きさで誤魔化している印象を与えかねません。結果的に大味な表現になっていると感じました。本作は大人の恋愛物語。揺れる想い、秘めたる胸の内。繊細な感情を表現するのに、本作の技法が適切であったかは疑問です。ひたすら甘く他愛の無い恋物語のほうが相応しかったかと。色彩感覚は素晴らしく、まさしく“鑑賞”に値する映画。オープニングを観ただけでも、並の作品でないのは鈍感な自分でも分かります。ただ、自分好み作品ではありませんでした。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-25 18:28:24)
59.映像とカトリーヌの美しさに失神しそう。ずっと見入ってしまう。オープニングとエンディングの美しさに腰砕ける。特に、エンディング、Essoガソリンスタンドがあんなにお洒落に見えるなんて。雪の白とガソリンスタンドの赤と青、喪服の黒と金髪がマッチしすぎてこれはやばい。でもこういう全編歌い通しのミュージカルはあまり好きではない。 メインの音楽はとても良かった。
Michael.Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-20 17:32:50)
58.最初の、傘がクルクルまわるシーンが素敵だった。それ以外はちょっと印象が薄い。カトリーヌはキレイやったけれど、ミュージカルにする必要性をあまり感じられなかった。
小星さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-05 00:03:27)
57.最初は大学の仏語の講義で観ました。全編唄いっぱなしって凄いチャレンジだなあと思いました。英語に比べて聞き慣れない分だけ余計に違和感があったり(笑)でもストーリーに入り込むとそれが薄れてきて、同時に映像の美しさ(街並みも衣装も音楽も登場人物も)に惹かれていきました。でもやっぱり美しい映画は悲恋が多いんですね・・・。戦争とかが要因で男女を引き離すのって正直ピンと来ないんですが、ギィとジュヌビエーブの表情がそれを物語ってましたね。終盤再開するシーンが心打たれました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-10 14:34:28)
56.すげーな。何でこんな事しようと思ったんやろ?歌いっぱなしって。こんな作品絶対見てるほうはダルくなるはずやもん。高いハードル飛び越えた感じ。フランス語のテンポの良さとか言葉の丸みがすごい綺麗だったし、単調にならないようにしっかり展開があって見飽きなかった。ポップな音楽と画面の配色もすごく心地良かった。ただ、ストーリーの内容自体は冗長で、何か内容が無いのに必死にごまかしてる感じが否めなかった。キャラも薄いし。でも、ミュージカル嫌いはちょっと直りそうな作品。
ハッシーふりかけさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-12 03:16:06)
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【点数情報】

Review人数 119人
平均点数 7.58点
000.00%
100.00%
200.00%
321.68%
410.84%
554.20%
62117.65%
72924.37%
82722.69%
91815.13%
101613.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review8人
2 ストーリー評価 7.00点 Review11人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review12人
4 音楽評価 8.93点 Review15人
5 感泣評価 8.33点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

1965年 38回
脚本賞ジャック・ドゥミ候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ミシェル・ルグラン候補(ノミネート)"I Will Wait for You"(歌曲賞 として)
オリジナル主題歌ジャック・ドゥミ候補(ノミネート)"I Will Wait for You"(歌曲賞 として)
作曲賞(ドラマ)ミシェル・ルグラン候補(ノミネート)(ミュージカル映画音楽賞 として)
作曲賞(コメディ)ジャック・ドゥミ候補(ノミネート)(作曲賞 として)
作曲賞(コメディ)ミシェル・ルグラン候補(ノミネート)(作曲賞 として)
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1965年 23回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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