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129.これほどまでに中立を保った作品に感服。 反対・賛成、どちらに偏った作品も作るのは簡単だと思うが、間に立って 問題提起する作品は少ないと思う。 死刑囚マシューに対して同情もできないが憎むこともできない、その作りが妙。 同情しそうになるような場面では、彼がやったことの残虐さを思い出させる回想を入れ、 観客がマシューに肩入れしすぎないように作っている。 自分がもし、死刑制度に賛成か反対かというディスカッションをさせたいなら この映画を見せるだろうなー。 見終わって、賛成と言う人も居れば反対と言う人も居るであろう、良くできた問題提起作品。 |
128.死刑について考える映画。監督ティム・ロビンスは死刑廃止論者みたいだけど、被害者家族にも焦点を当て、ある程度は公平に作られているため、好感が持てる。ただし、キリスト教に馴染みが薄い日本人には少し難しいところがあるのは否めないか。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-28 14:49:57) |
127.重くずっしりと心に響く映画だった。被害者の側も加害者の側も偏ることなくきちんと描かれていると思う。とかく死刑廃止・存続が議論されるけど、意見を述べる前に見てほしい映画だ。ただ気になったのは、死刑廃止論者=共産党員みたいな表現があり、米国における共産党への偏見が気になった。 スーザン・サランドンは、主演女優賞に輝くだけあって大変すばらしいし、ショーン・ペンもまた少しも負けていないと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-21 16:05:54) |
126.かなりシリアスな作風になっています。どちら寄りにもならずに、平等にありのままを描いている印象を受けました。その方がいいと思います。感動映画という風に期待すると良くないかもしれません。私も感動はせず、考えさせられました。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-10 07:30:51) |
125.やはり、ショーン・ペンは凶暴な役が似合います。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:16:49) |
124.最終的にキリスト教布教映画になっている感じが気持ち悪いですが、多くの葛藤が盛り込まれていて飽きることなく鑑賞できた。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-12-28 23:42:33) |
【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-10 09:08:22) |
122.問題提起やメッセージ性、言いたいことはわかる。 そういった意味では大変面白い映画。 スーザン・サランドンもショーン・ペンもいい味出してる。 だけど物語内でのテーマ性の比重が重くなってしまっていて、 肝心の「映画としての面白み」に欠ける気がする。 個人的には映画は「面白い」ことが最重要だと思うので、 娯楽要素が低いこの映画は辛口だがこの点数に留めたい。 悪い映画ではなく、むしろ良い映画ではあるだけにこの点数をつけるのがツライ。 【愛野弾丸】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-16 01:28:48) |
121.この映画は反死刑制度を謳ったものではないんじゃないかなぁと思います。だから、レイプして殺人した男に情状酌量の余地があるとかないとか、そんなことはテーマじゃないと思うんですよね。初めっからマシューの死刑が執行されない、なんてどんでん返しは全く起きない雰囲気だし、だからこそ最後の告白シーンはむしろほっとしました。スーザンサランドンはもちろんですが、ショーンペンの演技は圧巻。ほんとに切なくて涙が止まらなかったです。ティムロビンスも素晴らしいなぁ。てかジャックブラックにびっくり!!笑 【69】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-03-13 01:20:42) |
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120.「ショーシャンクの空に」のティムロビンスが「ショーシャンクの空に」」に対するアンチテーゼとして作った作品だと思います。ショーシャンクの空にでは、受刑者の一方的な視線から映画を作ることにより、被害者やその遺族の視線を黙殺すると言う、非常にアンフェアーな作りになっていたが、この作品では二つの視線を織り交ぜ、より犯罪によって生じる現実を色濃く描くことに成功しています。「ショーシャンクの空に」のように、展開に派手さは欠けます。しかし、この映画の持つ社会的な意味は、その点において「ショーシャンクの空に」の比ではありません。というよりこの映画の素晴しさを考えれば考えるほど「ショーシャンクの空に」が馬鹿馬鹿しく思えてきます。受刑者や、犯罪者を扱うヒューマンドラマでは被害者やその遺族の視点を黙殺することがどれだけアンフェアーかがはっきりとわかってくるはずです。面白いが被害者の視線を黙殺して感動を誘う映画と、地味だが二つの必要不可欠な視線を描ききっている映画のどちらが本当にいい映画かは考えればすぐにわかることだと思います。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-17 19:30:14) |
119.ショーンペンの演技は最高だ。こういう役でも見事にはまる。 |
118.死刑は、その犯罪を犯した死刑囚、その家族、被害者と遺族など多くの人に影響を与える。死刑が、というよりも犯罪そのものが多くの無関係な人の人生を大きく変えてしまう。そしてどんな凶悪な死刑囚であっても、被害者の遺族にとってはモンスターでも彼らにも愛すべき家族がいる人間なのだということ。それにしてもショーン・ペンの演技には圧巻でした。特にラスト。 【織姫】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-26 13:29:35) |
117.ショーン・ペンさん嫌いだったのですけれど、この作品の演技は凄いなと思いました。 この迫力は忘れられない。 そして、スーザン・サランドンさんのシスター役、その心のありようにも惹きつけられました。 私なら、悪い人にあれだけ肩入れできないと思う。 被害者との間で葛藤しても、付き添い人としての信念を貫いたところが良かった、と思いました。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-22 19:56:51) |
116.宗教と死刑の是非といった重いテーマてんこ盛りでお腹いっぱいになった。宗教を勉強したり、死刑制度論争の変遷を勉強したりしないと本作のレビューはまともに出来そうにないし、そんな勉強する気もないので詳しくは他の方にお任せする。観る側がそういうことに無知であっても人の命の何たるかを、何となく(薄いという意味ではなく、もやもやとしたものを)感じることが出来る。訴える力を持っている作品は好き。でも、死刑なんてものにはできれば一切関わらずに一生を終えたいものだ。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-21 10:58:48) |
115.私は、死刑制度には反対派の人間だ。 そして親兄弟、友人、恋人、みな殺人の被害者にも加害者にもならずに平和に暮らしている。しかし、イザ当事者になってみたらどうなるのだろう。 私の乏しい想像力では、どうもピンとこない。現実にそういう被害には決して合いたくないが、想像の域を出ないまま、答えの出ないままだ。 長くなったが、そういう私にとって、ひとつの指針となりうるかも知れない作品が、コレだった。 観た後もやはり答えなどはでてこないのだが、誰も死なないで、誰も悲しまない方法についてもっと悩んでみてもいいんじゃないかな、と思う。そういう作品。 【aksweet】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-10 05:57:56) |
114.死刑制度というものに対しての確固たる信念を持って、メッセージ色の非常に強い映画ですなぁ~ここまでハッキリとメッセージがあるのもすごい!それに対して共感できるかはさておき、スーザン・サランドンの演技力といい、見ごたえのある作品ですが…少し、囚人のショーンペンがのん気に見えて… そこがどうしても、なんかしっくりこなくて… |
113.求めに応じたシスター・ヘレンとの交流が始まり、徐々に心を開いていくが肝心のことは語ろうとしないポンスレット。執行の当日ようやく重い口を開き、真相を語り改悛の情を示す。 そこから最後の瞬間までのヘレンへの語りかけ眼差しすべてが切ない。 完全にポンスレットに感情移入してしまいました。 一見宗教的な香りがするが、神に帰依したというよりヘレンという人間に対して心を開いたというように解釈した。 ひとつ難があるのはなぜヘレンに対し心を開いたのかが少々描写不足だったように思う。 被害者の家族の苦しみを解こうと被害者のもとへ訪れ、苦しむヘレンのシーンがあるが、その苦しんだことはポンスレットには知りようがないし、ヘレンも語ってはいない。 映画のなかではそういったヘレンの苦しみと共に被害者家族の悲嘆がポンスレットに無言のうちに伝わったというような意図がなされているようだが、もう少し掘り下げて描いても良かったかもしれない。 宗教や死刑の是非は抜きにして、どうにもならない要因で生命を絶たれる死刑囚と被害者そしてその家族の悲哀をバランス良く描いた秀作だと思います。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-13 15:30:12) |
112.演技派ふたりががっぷり四つに組んだ作品なんだけれど、題材がどうにも受け付けられない。私は死刑賛成論者だ。しかしながら死刑廃止を納得できるほどの論拠は受けとめられなかった。受刑者の育った環境であるとか、社会的立場であるとか、罪のない家族への社会的制裁とか、いろいろと挙げられる材料はあるが、それらがあったからといって、罪のない人を殺してしまったことが許される理由にはならない。被害者の家族を訪れるスーザン・サランドンの論理がどうしても納得できない。彼女の言い分には腹立たしささえおぼえる。キリスト教的な贖罪の意識はなじめないのが大きいのだろう。その彼女を受け入れるデラクロア氏の立場が私にはいちばん共感できるような気がする。 【オオカミ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-10 22:53:03) |
111.死刑執行の直前になるまで自分の罪を認めずに悪態つきまくっていたマシューにはまったく同情できませんでしたが、重いストーリーは色々考えさせられるところがありました。「死刑にしてほしいから人を殺した」という奴も出てくるようなこの世の中ですが、死ぬことですべての罪が許されるということはないと思います。 【ライヒマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-05-08 20:28:55) |