3.多くの人は、喜怒哀楽のストーリーを映画に求めます。
ハラハラドキドキの冒険活劇やロマンチックなラブストーリーなどです。
出来が悪いと、退屈という評価が下されます。
そういう娯楽性を否定した芸術的映画もあります。ただただ退屈なだけです。
この映画は、そのどちらでもない気がしました。意味など求めずに、画面を見続けるのが合っています。
なぜアンドロイドが独りで宇宙の小包配達をしているのか、被災地で撮ったメッセージは何か?などと
考えるのは止めて、休日の午後に紅茶でも飲みながら、あるいは、冬の深夜にココアでも飲みながら、
頭を休めて見て下さい。
見終わった後は、少しだけ心が柔らかくなっているかもしれません。