32.なかなかの豪華キャストで、美術も衣装から小道具、ロケ地までこだわりを感じ、隙がない。にもかかわらず、できあがった映像はやっぱり鉄男やヒルコの延長線上である。この監督の映画は、それなりにお金をかけても、結局ちょっとグロいドタバタ劇に仕上がるようである。まあ、そこが監督の作家性であり、魅力でもある。セリフが聞き取りづらく、話の細かいところがよく分からないが、それでもこの独特の世界は観る価値あり。一歩間違えれば傑作になったかも、という匂いが漂っている。 【54dayo】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-10-21 07:24:50) |
31.明治時代の何か混沌とした雰囲気、独特なメイクや衣装、大好きです。捨吉の登場シーンなんか素晴らしくて何度も観てしまう。光と影の使い方が絶妙です。 【noji】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-09-18 22:52:33) |
30.本木雅弘。ナイナイシックスティーンのあのモックンが‥ マンダムGATSBYのイメージがかなり濃かったモックンだったのに‥ JRAのCMでは鶴田真由と並んで爽やか青年を装っておられたモックンだったのに‥‥ 完全にどっぷりと乱歩の世界&塚本ワールドに染まりきっていましたね。すげー役者さんになったもんだなって思います。(いや、ホント。) 『おくりびと』の評価とは一切関係なしにホントそう思いましたね。本木雅弘に限らず、作品の出来自体相当素晴らしいもんだったと思います。美術、衣装、メイク、本木雅弘、監督、その他キャストおいおい、我思うに、日本映画として恥じる事の無い 素晴らしいミステリームービーに出来上がっていたと思います。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-10-08 18:37:25) |
29.原作からは「双子の成り代わり」というシチュエーションだけを借りただけの全くのオリジナルストーリーなんだけど、正直、原作よりも面白い。しかも乱歩小説の映画化の際にこぞって描こうとする乱歩的世界観を、いくら原作から逸脱しているとは言え、はなから作り出そうとしていないってところが素晴らしい。塚本晋也はメジャー作品であろうが、監督・脚本・撮影・編集をこなすことで思い通りの作品に仕上げてゆく。貧民窟に住む者たちのド派手な衣装もまた監督のアイディアなのだろうか。色彩豊かな衣装が良い意味での荒唐無稽さを出している。「成り代わり」から発するサスペンスを軸にしながら、復讐と愛憎のドラマは見事に純愛へと昇華する。84分か。テンポがいいなあとは思ったけど、凄い。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-31 16:52:40) (良:1票) |
28.塚本晋也監督作品。最初はホラーだと思って観たのだが、意外にもヒューマンな映画だった。「江戸川乱歩」原作の小説を、映画化した作品なのだが、江戸川乱歩が大好きなので、かなりツボにハマった。だけど、冒頭のウジ虫が這う映像は、勘弁。ほんの2,3秒の映像だけどね。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-04 09:36:29) |
27.りょうが個性的で素敵。特に美術が全体的に妖艶で良かったです、特に眉毛を塗りつぶしたのが。 【Vanilla】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-24 23:50:46) |
26.うーん、個人的には合いませんでした。なんでだろ。撮り方もそんなに奇をてらってるわけじゃないんだけど(それとも美術?)。自分でもこの映画の何が気に食わないのかわからないです。りょうは好きです。 【ゆうろう】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-12 23:13:58) |
25.感激した。江戸川乱歩という異世界を自分のものにして、原作に負けないくらいの映像にできる才能が存在するとは思わなかった。俳優、映像、メイク、美術、音楽、すべての要素において優れ、さらに全体として調和している。中でも美術班の功労は大きく、ねばりつくような耽美の世界を完璧に作り上げていた。本木雅弘がこんなに細やかで迫力のある演技ができる人だとは知らなかったし、眉毛を落としてもまったく見劣りのしないりょうの美しさには驚嘆した。浅野忠信も、ちょっと顔見せしただけなのに瞼に焼きつくくらいのかっこよさ(これも美術班の力かな?)。音楽は大好き。個人的にこういうぎゃんぎゃんしつつも綺麗な音、好きです。気持ち悪いような、心地良いような、日本的な妖しさ。だけど不思議に新しい感じもする、アヴァンギャルドな江戸川乱歩。素晴らしい。人を選ぶだろうが、選ばれた人にとっては最高の映画だ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-06 04:33:02) (良:2票) |
24.素晴らしかった!見ていて自分も別世界へトリップしてしまいそうな気分になりました。俳優人が好きなメンバー揃いだったのも嬉しい。音楽もかっこいいし、とにかくこの世界観に引き込まれていきました。画面から目が離せません。気づけば眉がないかもしれません。 【akoako】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-27 13:37:07) |
23.世界観は嫌いじゃないです。どこかオシャレくさいところなど好感がもてます。 自分も眉毛そろうかとおもいましたもん。 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-20 13:58:12) |
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22.暗黒舞踏の雰囲気をヒシヒシと感じはしましたが、江戸川乱歩の世界観と塚本晋也のイメージが見事に融合して、それが嫌味にならず、パワフルで独特な作品に昇華してたと思います(たぶん乱歩の方が塚本監督を受け止めたんだと思う)。何とも形容し難いBGM(効果音?)も雰囲気を盛り上げてました。役者も良かった。いつもの無機的な演技に加えて、キレたモックンも中々だったし、そして何よりりょうが良い。この役は彼女以外に考えられない。眉毛の無い顔がこれだけ似合う女優は他にいないでしょう(ま、眉毛があっても怖い顔ではありますが…)。そういうことで、7点献上。 【sayzin】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-06-05 00:06:52) (良:1票) |
21.まゆげが無くなるだけで普通の人が無気味に見えるとは… 【マキーナ】さん 6点(2005-03-10 11:34:26) (笑:1票) |
20.日本のファンタジーを映像化するとこうなるって感じですね。ズーッと体を硬直させながら観てたので疲れましたが、気持ち悪いんだけど目を背けるほどでもなく難解なんだけど首をひねるほどでもない絶妙な間合いの映画でした。俳優経験のある監督さんが映画を撮ると説得力のある画作りをするなぁと思います。何にしても眉毛の無い人間は美男美女でも怖いということが実感できました。 【SWORD】さん 6点(2004-09-29 10:56:37) (良:1票) |
19.本木、りょう、浅野、(ついでに竹中)と、ただでさえ視覚的に印象的な役者達を、監督のビジュアルセンスで更なる高み、というか普通の作品らとは方向まる違いの最果てへすっ飛ばす。乱歩に塚本という組み合わせも、絶妙すぎて座布団1ダースって感じ 【ドレミダーン】さん 8点(2004-07-24 15:42:56) |
18.塚本監督もメジャーになるとパワーがおとる点は否めないが、やはり良い出来の映画と思う。眉毛のない日本人、町や家の雰囲気、色使いなど、世界に通用する日本が描かれていると感じた。乱歩らしい気味悪さにちょっとエスプリが効いた感じが良し。 【ぼぎー】さん 7点(2004-07-24 14:38:51) (良:1票) |
17.肉を焼く時、最初に強火で表面を焼く。そして火を弱め、調整をしつつ中に火を通す。強火で出来た表面の「壁」が肉汁を中に閉じ込める。「眉なし」はそれです。眉剃りは元々、顔に出る感情を消す為の日本的な慣習だった。眉を剃り落とすことで、感情は出口を奪われ逃げ場を失う。閉じ込められたそれは内部で延々と核融合を起こす。涼しげな顔をしつつ内部はどろどろ。内には欲望と憎悪が渦巻き、混沌と化す。それゆえ、物語自体は特別能動的ではないはずなのに、有無を言わせない攻撃性を孕んでいる。暴力性に満ちた極彩色。1つの観念の下に閉じ、完成されたその世界観には脱帽。芸術は、1つの暴力。 【ひのと】さん 9点(2004-06-22 18:11:36) (良:2票) |
16.面白かった~っていう点数ではないんですけど、すごく惹かれました。見てる最中ずっと「すごい」「すごい」と呟いてました。すごく力強い映像で圧倒されっぱなしでした。色使いやスピード感もすごくよかったと思います。友達にはお薦め出来ませんが、一人で何度も楽しみたいと思います。 【愛人/ラモス】さん 9点(2004-03-31 10:43:58) |
【ゆうしゃ】さん 6点(2004-03-22 12:16:37) |
14.邦画の中では一番ってくらい好きな作品ですね。りょうさんの髪型が少々気持ち悪いですが、話はすっごく感動的です(T△T)ゞでも、井戸のシーンは恐いですね。これはみなさん必見ですよ~!!! |
【真尋】さん 3点(2004-02-09 14:15:03) (笑:1票) |