11.鳩山一郎から岸、池田、佐藤、田中角栄と歴代首相らが次々と出てくるのは当然のことかもしれないが、それらが皆大物スターばかり。いや違ったロッキード事件で有名な田中角栄演じる西郷輝彦は私と同年代の人気歌手で、角栄がこんなにハンサムだったはずあるものかと思いつつ見ていた。しかし何せ大勢の登場人物だから、役者は顔なじみ、政治家も知っている者多数でも、誰が誰だったか混乱してしまう。映画を見る前に配役を確認しておくべきだったとつくづく反省。それに三木武吉と三木武夫が親子だと誤解していたこと、この映画を見るには、戦後史の下調べが必要だ。私が物心ついたときの総理はすでに鳩山一郎であり、政治家吉田茂については教科書で習う知識以外はほとんど知らなかった。自民党の政治家たちが大勢「大磯参り」をしていたことだけは覚えていたが・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-01-06 19:47:23) |
10.これを観て、吉田茂は、名宰相だったのか疑問が残った。だが戦後の政治体制の基本構図を作り上げた人である事は間違いないですね。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-19 18:43:56) |
9.これだけの豪華キャストでごく最近の実在の人物たちの大盤振る舞いなのだから、誰が誰を演じているというのを見ているだけでも十分楽しいのだが、それにしても個々の見せ場をもう少し深められなかったかという物足りなさは残る。どうでもいいような砂浜のシーンに時間をとるくらいだったら、討議の場面や作戦会議の場面なんかはもっとじっくり時間をかけるべきだったと思うが。どの場面もごくあっさりとその場の結論が出ているので、えらくとんとん拍子に進んでいるように感じる。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-23 02:02:41) |
8.GHQによる占領時代の講和条約からバカヤロー解散にいたるまでの吉田茂内閣時代を描いた実録政治もの。見る前はなんか淡々としていそうで退屈するのではないかと思っていたが、確かに淡々としているものの、スケールが大きくてものすごく見ごたえのある骨太の作品で、原作者の監修が入っているからか大作映画で知られる森谷司郎監督作(本作が遺作。)の中では大味な部分も特になく政界ドラマとして非常に面白い作品になっていると思う。公開当時にまだ現役だった実在の政治家(公開当時の首相は中曽根康弘。)たちが多数実名で登場している(当然本人には相当配慮していると思われる。)などドキュメンタリー映画的な側面もあってこの時代の政治家には威厳があったのだなあと感じる。吉田茂を演じる森繁久弥が本当にそこに吉田茂本人がいるような雰囲気が漂うほどの名演技で間違いなくこれは彼の晩年の代表作だろう。またこの映画を見ていると主人公の吉田を含め近年総理大臣に選出された安倍、福田、麻生の父親や祖父が登場しており、今の政界はつくづく世襲の多い世界だと思うと少々唖然とする。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-11-25 20:17:51) |
7.2回目観賞。面白かった記憶あり。森繁の演技が見物でした。 実在人物で名優多数。政治の一部が解ったような気持ちになる。 今では、生きてるのは中曽根さん位しか知らない。また二世議員ばかり。かなり問題。 10/1 新福田首相国会で所信表明(安倍首相に変って) 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-02 16:54:08) |
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6.原作はさいとうたかをの漫画で読んだが、非常にうまく映像化されていると思う。基本的に実話なので淡々とした流れになるのは仕方ないとは思うが、倒れた鳩山を三木が叱咤するシーンはもうちょっとドラマチックにしてもよかったのにと思う。あと、広川弘禅が寝返るシーンも。政治は筋書きのないドラマであることを改めて教えられるが、最近の小泉劇場は数十年後映像化されることはあるのでしょうか。スケールはかなり落ちると思いますが・・。 【陽炎】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-28 13:05:54) |
5.良質なドキュメンタリーのような佳作。ただ当時、本編はもちろん吉田茂とあまり関係のない有名な政治家を無理やり登場させ御丁寧にも字幕まで出して紹介したりして逆に分かりにくくしてしまったり講和条約後からバカヤロー解散までの展開が散漫になってしまったようなきがするが、政治家が政治をしていた時代が、この国にもあったことを思い出させてくれた。 【憲玉】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-09 23:45:32) |
4.政治家は個性が強くなければどうしようもない時代……当の本人である政治家たちも、選ぶ側である有権者たちも、自然にそう理解していたと思われる時代は、いみじくも作者の急死まで続いた原作の通り、終戦直後から“三角大福中”の時代まででしょうか。その中でも戦後日本、当然一番重要な占領から独立までの吉田時代を描いたこの作品は、占領中はモノクロ、講和会議後はカラーというような演出や、ひとつの資料としても、とてもいい作品だと思います。森繁の吉田、若山富三郎の三木武吉はハマリ役。中でも森繁は実際より細身なのにそっくりと思いました。 【まつもとしんや】さん 7点(2003-11-25 01:13:13) |
3.学生時代卒論を書くために見た。当時の政治にはダイナミズムがあり、政治家は大儀のために生きており、個性的でカリスマ性があったですねえ。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-09-07 12:42:30) |
2.唯一、我が両親と観に行った映画だけに印象深い。なんと言っても森繁久弥の一言に尽きるであろう。彼以上にワンマンを演じられる役者が現在いるであろうか。DVD発売を強く望む次第あります! 【BRUNO】さん 9点(2003-06-12 02:21:42) |
1.難しい政治の話が永遠と続くので、それをどう評価するかで観る人を選びそうですね。個人的には面白かったと思う方ですが、“バカヤロー解散”など、もっと劇的に撮っても良さそうなのを淡々と描き過ぎている気も。やはり政治家や国会などが全面的に撮影を協力する異国とは、少し事情が違うのかもしれません。それにしても森繁久彌はハマっています。一方、西郷輝彦の田中角栄は、ちょっと辛い気もしますが・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-11-06 12:26:17) |