6.山口百恵ともんたよしのりの曲が効果的に使われているのが印象的でした。この時代、滑稽なくらい自分に酔ってるタイプの女性、多かったですね。その描写と主役女優の演技力の低さが妙にかみ合っていて、ちょっと鼻につきましたが、ポルノ映画というジャンルで扱われるにはもったいないほどの、いい映画だと思います。個人的には、主役の二人よりも、寺田農の別れた奥さん役の人に惹かれました。控えめでありながらも存在感があり、もう一度この映画を観たいという気にさせてくれました。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-28 20:35:21) |
5.前にVIDEOで観たんですけど、今回スクリーンで観て良い作品だなあと感じた。2人が再会するタクシー内で流れる山口百恵「夜へ…」がとにかく滲みた。長回しもそれぞれに見応えを持たせてて、特に、最後の二人のベッドシーンのゆっくりと移動するカメラと水の滴る音が良かった。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-02-01 01:30:07) |
4.内容は、、、劇画漫画だった。男目線が光るご都合ロマンポルノ。リアリティが薄すぎて入り込めなかった。それに加えて脇役の女たちの演技が下手すぎて現実に引き戻される事もしばしば。寺田さん若くて人相が違うね。 速水さんの肢体は素晴らしかった。ただそれだけでも見る価値は有るかも。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-01-19 18:08:40) |
3.名美ではなく村木の物語だからなのか、それとも監督が相米だからなのか、石井脚本なのに劇画調ではなく初々しさすら漂うラブストーリーとなっている。物語は借金で首がまわらなくなりヤクザに妻を陵辱されてしまう村木が自殺を図ろうとするところから始まるのだが、日活ロマンポルノであるにもかかわらずその陵辱シーンは無い。ヤクザに陵辱される女という石井劇画の名美的な位置にいる妻と村木の慎ましやかな純愛ストーリーが僅かながら本筋の合間に挿入される。ささやかなサイドストーリーはささやかだからこそ妻と名美がすれ違うラストシーンに活きてくる。相米らしからぬ完成度、というと相米監督の他の作品がダメみたいに聞こえるがそうじゃなくて、行き当たりばったり的なところが相米作品の好きなところだったりして、むしろこれは出来が良すぎて拍子抜けしてしまったくらい。相米監督が苦手だという人にはお薦めかもしれない。 【R&A】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-04 14:01:43) |
2.ポルノで括るにはもったいない作品。さすが石井隆に相米慎二といったところか。破滅的で未来のない二人が偶然燃え上がった一夜、しかしその一夜は二度とない戻らない時間だった。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-01-14 13:37:12) |
1.相米慎二監督唯一のポルノ作品。とはいえ、今のAVなどと比べると性(交)描写はかなり控えめ(僕はその辺りあまり詳しくないんですけど、友人で風俗にも詳しい村田君がそう言ってました)。その分ドラマ部分に重きが置かれ、また相米監督特有の長回しも如何なく発揮され、結果見応えのある相米作品となっています。村木の名美に対する愚直なまでの純愛が切ないです。ピンク映画全盛の時代、エロを目的で映画館に足を運んだ観客はこういう作品にハッとさせられたんだなあ、と納得の一本。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-12-26 18:54:15) |