3.タイトルからして、国会見物したいおのぼりさんが大挙して国会へ押しかけるドタバタコメディーかな、と勝手に推測していました(笑)。なかなか熱い作りで、政治サスペンスっぽい感じも出ていましたね。途中からぐんぐん面白くなっていきますが、バリケードあたりの荒っぽさはもったいないですね。せっかく吉田栄作と緒形拳が熱く好演しているんですから、安っぽい演出でなく人間性を前面に出した頭脳戦としてまとめてほしかったと思います。しかし感慨深いのは、ここ10年で政治の世界、政治化に対するイメージが激変してしまったんだなということ。「自民党をぶっこわす」なんていう人が、日本の首相をこれほど長く務めるなんて誰も想像すらしていなかったのではないかと。