389.《ネタバレ》 何度も言おう、BDの一部エディションでは三ツ矢さん版が聞けるぞ!
某山なんとかさん版は悪くはない、が、まったく良くない!
てなわけで山なんとかさん版の悪口は延々言えてしまうので一行で終わるとして、
2は、3ありきな映画としては歴史に残る完成度!
ていうか3ありきな2って、スターウォーズ(4と6の間の5)とマトリックスくらいしか思いつかないですね。
続編ありきで言えばハリーポッターとかロードオブザリングとかありますが、
あれは単なる長編ってだけで、上記三本は、本来1で終われたところを3部作にした、
というのが違いでしょうか。
まぁそれでいうとSWとマトリックスは続編があるかも的に作ってるのに
BTTFは、いかにも続編を匂わせた終わり方をしつつも実際には続編を全く想定してなかった
という点で他二つとはちょっと違うと思います。
というわけでこの2ですが、基本西部劇の時代に行ってしまう3と違い、
1955年と1985年、2015年という三つの時代を行き来する、
1と比べるとタイムマシン使いまくり、タイムパラドックス起きまくり、
という、重厚さの欠片もないタイムスリップエンターテインメントになってます。
マーティーの未来が見られる2015年もなかなか楽しいですが、
やはり中心になるのはトランプ、違った、ビフが台頭する1985年でしょう。
ヒャッハーな世界観はいかにもですが、
この世紀末感が1980年代後半の空気でもあり、非常に良いです。
ちなみに1でもトヨタが憧れの車であるように、
マーティーの上司は日本人でしたね。
1985~1989年頃のイメージとして、日本人の台頭は脅威だったのでしょう。
今の2015年だと日本より明らかに中国でしょうね、ポジション。
てなわけで、いい部分を言うといくらでも言えるので一点だけ、
この映画で一番いいシーンはラスト、ドクが消えてしまった後に
配達員が書類を届けに来る、あのシーンです。
このシーンの何がいいかと言えば、次作があるから
正真正銘の「続く」が使えたということです。
SW5でも、ラスト、主人公が敵に負けて終わりますが、
あの終わり方が出来るのが、2番目。
そして3部作(1+2作)ではない4部作とか5部作でこれをやっても
「またこのパターンか」と思われてしまう、
後付け3部作の2作目でしか出来ない裏技中の裏技を
正に最大限生かしたのがこのBTTF2です。
皆さんも好きなシーンでしょうけれど、
ぜひとも三ツ矢さん版で堪能あれ!