1. っツー事で一番乗り。
や-…観て来た、が…これは映画なのか?…かと言って純然たるドキュメンタリーでもなく、作意(敢て作為とは書かないが)もヒシヒシと感じた不思議感覚ムービに仕上がってる。
まず、俺様ちゃん自身がドキュメンタリーで一番観たいのは残酷なほどの真実だったりする。
それが出来ないならばドキュメンタリーと言ってはいけない。
一応、俺様ちゃんはAKBファンであるが観たいのは創作としての「エンターテインメントのAKB」か真実の「ドキュメンタリーのAKB」だ。
ヤコペッティのように誇張したり、フェイクでもドキュメンタリーとして面白ければ許せるんだが…。
無論ファンも楽しめる事は前提だが本作はAKB人気を利用し、内輪ウケすら許容させようとした意図がミエミエで萎えた。
もっと致命的な事を言えば「新しいモノを見た気がしない」って事…要は驚きは何処にも無かったって事実。
…今までを振り返って自身を語る……AKBはそれほどの大物でもないし年月も積み上げてないだろう。
何よりもドキュメンタリーってのは周囲のスタッフや他人が語るから真実味が出る。
それを本人らがそれぞれのメンバーを褒めたり伝説化するってのはどうなのよ?
…もっとも彼女らは製作者じゃないのは勿論、ディレクターも編集もしてないのは分かり切っている事。
ならば製作陣の大人たちが勘違いしているか、客観的に物事の絵面を見れないバカなんだろうと思う。
何よりも音響が最悪だった。
元々の活動拠点(今回のメイン舞台)となる劇場がマイナーな感じなのに、音も悪いから深夜TVのショーパブドキュメントでも見せられてる気になる。
って事でAKBの素材(彼女ら)に責任果たした5点献上。製作物としてスタッフ反省の0点。
【個人的蛇足】今回、AKBメンバーには罪はなく本来は魅力的な集団です。
彼女らのヒストリー、個々の絡み合いなどを知ると群像劇の様相を呈して目が離せなくなるほど超素敵です。
なので本作を観て幻滅した人がいたなら間違いです。
もし興味があり、機会に恵まれれば彼女らの一連のPVを視聴ください。
その歌詞と映像を目で追い、観たあとに1分でも良いから自らの青春を掘り起こしてください。
何かに一生懸命だった、損得抜きに熱いモノを追いかけていた童貞の頃の気持ちを思い出させてくれます。