《改行表示》49.《ネタバレ》 楽器たちがマーク・ラファロのアレンジ通りに動くシーンが始まって、そこから引き込まれた。 彼女が楽曲参加することに怪訝な態度を示す軽薄なノリのプロデューサーもいい。竹中直人みたい。 彼氏の歌声を聴いてようやくMaroon 5のイケメンだと分かった。めちゃめちゃ歌が上手い…いけすかねえ。でも簡単に不貞を働くダメイケメン役をあてがわれてる様が、そのイケメンぶりをイジられてる感じの配役に感じられて笑ったので許す。 ノラ・ジョーンズやカーディガンズの名前が出てきて嬉しくなった。キーラ・ナイトレイの歌声がカーディガンズのニーナみたいだったし歌もすこぶる上手くてとてもいい。 屋外でレコーディング、子供たちが参加、ストリングスも入るなんて、バンド構成として普通にめっちゃいいぞ。バンドやってた人は楽しかった頃を思い出して見ててワクワクするのでは。 元妻にバイオレットが歌が上手いかどうかを尋ねるシーンは、玄関で二人でタバコを吸ってて、でも煙を気にしてドアを開けて煙を出すアクトがおかしい。ダンナがタバコをそのまま持ち去ってしまうし。 スプリッターで同じ曲を二人で聴き合うシーン、これもすごくいい。個人的にバンドメンバーとCD交換しあった楽しかった思い出が蘇ってきた。『花束みたいに恋をした』はこのシーンからインスパイアを受けているのでは。 ところどころ iPhoneで撮ってる? バイオレットのギターソロ、サウンドがグッド。フィーリングもとてもいい。 アダム・レヴィーンのライブシーンはいけすかないながらも曲が良すぎてグッと来てしまった エピローグもとてもいい。最後のフィルム・ストリップも含めてずっと楽しい。 ニューヨークの夜景も綺麗だし、ティーンの恋のエッセンスも描かれてる。出会いだけでなく離婚の関係性も入っていて実はかなり高密度なパッケージングなんだけど、全体を通して重くなってないのはお見事。 この高得点は私がバンド経験ありで音楽も好き、というのが多分に影響している。 残りの一点は、わかりやすい映画なので奥行きを掘るために何度も見返す感じではないところにあるんだけど、別にそういう難しさはこの映画になくてもいいとは思う。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-08-18 21:50:22) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 これは、素敵。挿入される楽曲が素敵ですもんアルバムが1ドルだなんて即買いしますねわたしも。 キーラ・ナイトレイも素敵。声に艶があって歌も上手い。べたつかないさっぱり気配り女子を好演です。 脚本もいいなあ。状況が好転していく時のわくわくがよく伝わります。必要以上に落ち込まないし、成功を欲張り過ぎない引きどころの品の良さ。良いなあステキだなあ。 グレタとダンが音楽を二人で分かち合いながら夜の街を歩く場面、「音楽は魔法」の雄弁なこと。音楽へのリスペクトがベースに常にあるので、マーク・ラファロのむさ苦しさも完全に払拭されました。 物語の序盤のうちは、グレタとダン二人でスターダムへと駆け上がるのかなと頭の悪い想像をしてたのだけど、そんな凡庸さを蹴飛ばす爽やかさ。グレタは音楽作りの喜びを一段高いレベルで手にしたし、ダンは家庭の修復に成功。身の丈の幸せに着地させた脚本が心地よい一本です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-12-16 23:26:41) (良:2票) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 目的の映画までの時間つぶしで、なんの気なく入った映画。 こんなにハマるとは! 時間軸が移動して、地下鉄駅の近くのバーのシーンが都合3回流れる。 その時その時で、状況が頭に入ってクリアに理解できていくところが非常に面白い。 何が好きと言って、グレタとスティーヴの友情が素晴らしい。 グレタみたいな綺麗な子を部屋に泊まらせてあげるのに、いやらしい感じとか全くないし 「オーブンに頭突っ込むから。」と無理やりライブに引っ張っていったり、あんないい男(というより人間)いない! 音楽は好きで、自分自身何十年やっているのもあるのか、メンバーで曲を作る楽しさもよく分かるつもりです。 つい先日衛星放送でやっていたのを録画して、これでいつでも鑑賞できる。 【有為子】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 17:27:55) |
46.キーラ・ナイトレイは魅力的だし全体的な雰囲気は悪くないのだが、善人ばかりで悪人は出てこないし物語としてはあまりにも平坦。 |
45.《ネタバレ》 ストーリー自体はよくあるダメ人間再生コメディなのですが、やはりマーク・ラファロは偉大です。導入部分では、ダメ人間なはずなのに不快感がないという絶妙な存在を発揮していますし、逆に話が軌道に乗ってからも、決して浮つきません。ちょっとだけですが、ベースを弾く姿すらサマになっています。この作品は大半を彼に負っています。●キーラ・ナイトレイはミスキャストかなあ、こういうあれこれチマチマ考える役には、あまり合っていません。歌っている姿も妙に頼りないし、慣れないことをやらされて悩んでしまったのでは?とさえ思ってしまいます。●で、ひたすら王道展開なのはいいのですが、落ちぶれた(クビにもなった)プロデューサーという割には、有能ミュージシャンが(それもほとんどノーギャラと思われる状況で)あっという間に集まってしまうくだりなんかは、さすがに都合よすぎるだろ、という気が・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-07-13 00:22:04) |
《改行表示》44.この俳優さん歌がめっちゃ上手い… 誰!? と思って調べたらマルーン5のフロントマンじゃないですか。 「ウケの良い曲」を歌わせた時の説得力がすごかったです。 何よりマーク・ラファロのチャーミングさが光ってます。 玄関のドアでクルッと回ってサングラスをかける仕草、あれは真似できません。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-23 09:11:34) |
43.《ネタバレ》 アベンジャーズのハルクで有名なマーク・ラファロと、パイレーツ・オブ・カリビアンでスターダムになったキーラ・ナイトレイ主演による音楽映画。二人とも演技が達者で、さらに劇中曲のどれもがみな良い曲ばかりなので、なんかもうそれだけでこの作品の世界に引き込まれちゃいました。ネットでの鑑賞は途中で何回か休憩を挟むことがあるのですが、この映画は最後まで一気に観ちゃいました。それだけの吸引力のある映画でした。 自分を裏切ってスター街道まっしぐらの元カレを、大成功して最後にアッと言わせる展開かと思いきやそうでなく、いろいろあったけれどお互いにそれぞれの道で頑張っていこう!ていう終わり方は清々しくて気持ちよかったです。あれだけ苦労して作り上げたアルバムをたったの1ドルで販売しちゃうのもなんか素敵でした。この映画から感じられるのは「音楽」は自由だってこと。とても良い映画でした。 |
42.《ネタバレ》 邦画でもこういう音楽を扱った映画があるけどやっぱ全然違うね。この映画はちゃんと音楽に正面から向き合っている。いわゆる音作り、音楽とはどんなものなのかを非常に丁寧に描いている。グレタの歌を聴いてダンがアレンジがひらめくのは自分もバンドをやっていたからよく分かる。心を動かすのだ。登場人物の家庭環境、恋愛事情などもあっさりとした描写にとどめ、邦画の様にライヴに遅刻するとか歌えなくなるとかのウザい展開もない。「BECK」のように無音にしてごまかすこともなくしっかりできたいい曲をちゃんと演奏してちゃんと歌っているのも好感が持てる。最後はまたデイヴとよりを戻してしまうのかと危惧していたがそういうこともなくさわやかな気分で見終えることができた。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2021-12-08 20:28:32) (良:3票) |
41.普段は歴史物の作品のイメージがあるキーラ・ナイトレイですが、現代劇でもとても新鮮で良いですね。彼女の歌声と演奏もとても良かったです。路上の子供たちが飛び入り参加でコーラスをするシーンがほのぼのとして良かったです。また、あとで知ったのですが、ジョン・カーニー監督は『ONCE ダブリンの街角で』を作った人だったのですね。作風が似ていますが、こちらもとても良かったです。 【みるちゃん】さん [DVD(吹替)] 8点(2021-10-25 12:37:52) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 楽器が勝手に動き出す、という演出に唸り、序盤は期待して観ていたが、 話が進むにつれて、しぼんでいった印象。 こういう映画だから、と言ってしまえばそうなのかもしれないが、 終盤はずっと歌が流れていた気がする。 登場人物の心情に共感できる点が少なかった。 非常識な行動が多かったからかな? ミュージシャンの人が観たら違うのかも。 ありえないとは思いつつ、ダンがグレタに手を出さないか、 終始ヒヤヒヤしながら観ていた。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-08-09 09:13:58) |
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《改行表示》39.《ネタバレ》 マーク・ラファロが小汚いし不潔感がハンパなくて参った。 キーラ・ナイトレイがヒロインとしてなぜかあんまり魅力的には感じないし、ボーカリストとしては声にも魅力がなかった。 という不満点はあるものの、好きですねこういう映画。 ライブハウスの中途半端な弾き語りのグレタなのに、ドラムにピアノにと脳内でどんどん各パートのアレンジがあふれ出し曲が完成されちゃうダン。プロっていうのはこういうもんなんだなというのがよくわかりました、理屈じゃなくて感性なんですね。 なんていうかグレタは確かに曲作りの才能はあるんでしょうけど、それより人間関係が最高に恵まれてるなとそこが羨ましかったですね。なんであんないい人ばっかりなの?スティーヴがいなかったらどうしたんだろう、落ち込むグレタを無理やりライブハウスへ引っ張ってったのはスティーヴだったしね。 街中ライブはそれなりにたのしいし、見所だとおもいます。でもラストのデイヴだな、プロのシンガーの凄さをヒシヒシと感じたのでした。素晴らしかったです。 解雇された時に名簿を持っていこうとしたダン「ジェリー・マグワイアか?」て言われたとこが可笑しかったな。 「2ドルにしようよ」ていうとこが良かった。このおっさん、死ぬまでこうなんだろうな。 ハートフルで後味最高の映画でした。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-05-21 14:08:25) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 良い映画だった。 グレタの歌声はパッとしなかったけどダンの空耳伴奏が付くとなんか名曲っぽくなるのが不思議。 音楽スカウトマンはこういう能力持ってないとスカウトできないよなー。 あと車で音楽聞いてどれもこれもダメだと一蹴してポイ捨てするシーン。 良い曲やん。 どこがダメなんかなー。 映画の演出の加減もあるからあのシーンの曲がどうとかじゃないけど 音楽に携わって更に一流の人にしか分からない何かってあるんだろうか。 そういうのが分かるようになると同じ音楽聞くにしてもすくい取る情報量多くて楽しいだろうな。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-02-23 11:54:42) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 不遇な境遇の音楽プロデューサーとアマチュアシンガーの二人が偶然の出会い 二人とも実力はあり、資金もない状態からの打開案が路上でのレコーディングという斬新な手法で それぞれの街の雰囲気や集まったメンバーのやりとりがとても合っていて趣がある 楽曲が良い(雰囲気が合ってる) 弾き語りに楽器がアレンジされるだけでこんな変わるのかーって思えました。 映画の設定上は才能がある設定なんだろうけども、ヒロインの高飛車具合はちょっと受け入れられなかったかな 特に最序盤は彼にも振られて自信喪失で誰にも評価されなかったって自分で言ってるのに「本物の曲」とか恥ずかしいこと言ってて アイタタターって感じでした。 中盤以降はその破天荒さが映画のテンポを作っていい味を出していたので良し悪しといったところ ダンの過去の設定も◎ 序盤、酒に溺れたダメ男と思わせておいて、仕事の手腕や知人からの信頼は確かなものがあり 過去の打ち明け話はなるほどーっと思いました。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-12-30 22:48:09) |
36.映画の中の歌、音楽がとても良いし、街角の演奏シーンも狙い通りいい感じ。悪い奴が出てこないのもいいな。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-08 17:56:34) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 仕事が全然うまくいかず、昔の成功をいつまでも引きずってる音楽プロデューサーと、嫉妬で恋人と別れたアマチュアシンガーが偶然出会って、アルバムを作る・・・。 ベタで安っぽいサクセスストーリーかと全然期待していませんでしたが、なんともスカッとした、気持ちのいい映画でした! その要因は、楽曲の良さと、音楽に合ったシーンの楽しさ。スタジオじゃなく路上で録音という企画も、ただのインパクト重視・奇を衒っただけかと思ったら、お祭り的なノリも手伝って、見ていて楽しかったです。特に「2歳から母親に仕込まれてるような子ども」ではなく、路地裏の小汚いガキどもがコーラスで参加してる画が自分のベストシーンです! 多少でも音楽の世界に関わった人・憧れた人なら、自分が求める音楽とビジネスになる音楽とはまったくの別物であることはよく知っていますよね。そういう人は「現実世界なら、どーせグレタも一発屋で終わっちゃうんだよねー」とか言いそう。でも「だから何?」って受け流せるような気持ちになれるのがこの映画のいいところかも。 映画としての出来はああだこうだ、現実はどうのこうの・・・なんてツッコミ入れる前に、楽しいものを見て、幸せな気分になれて良かった! それが鑑賞後のストレートな感想です♪ 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-06-14 11:59:56) (良:1票) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 マーク・ラファロ演じるダンに、最初のうちは全然共感できなくてイライラ。 でも中盤くらいでそんな自分を反省。断片的な情報だけで、ダメ人間と決め付けたらいかんなと、猛省した次第です。 ダメ親父かと思いきや、ダメだったのは奥さんのほうでした。ダンはむしろ被害者。精神的ショックが大きすぎて仕事が上手くいかなくなってしまったのでしょうか。だとしたら本当にかわいそう。なのにダンが家を追い出されていて・・・ そんなダンがグレタと出会う。再起を図る。 グレタはグレタで彼氏の裏切りにあい、傷心中。そんなときにダンに出会い、音楽に打ち込める環境と出会えたのは幸福な偶然。 人生真面目に誠実に生きていたって、上手くいかないときは誰しもあります。むしろ、真剣に生きているからこそ、壁にぶちあたったり、心が病んだりするのかもしれないです。 でも、真面目に生きていれば、同じくらい幸福だって訪れるんだ。そんな希望を感じさせてくれるサクセスストーリー。 人の優しさを肌で感じさせてくれるハートフルなドラマ。 ラッパーとして成功した黒人が、グレタに言ったセリフ。 『2年ほど不運が続いただけで、みんなあいつへのリスペクトを忘れてしまった。あいつは凄いやつなんだ。』 このセリフがぐっときます。勇気をもらえます。 この映画を見た後、今日一日の仕事は大変充実していました。やりがいのある仕事をしているだけで自分は幸せなんだと再認識。終盤の盛り上がり、もう一声ほしいところではありますが、概ね満足。 この大変な時期だからこそ、多くの人に見てもらいたい映画です。 『今、私達は不運なだけなんです。』 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-19 00:03:29) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 心安らぐというか暖かくなる作品でした・・・。冒頭のライブシーンではあまり良い曲に聞こえなかったグレタの曲がダンの脳内アレンジで鮮やかになるシーン素敵でした。最近見なくなったキーラ・ナイトレイ、あまり演技が好きではない女優さんでしたが、この作品では自然体で、歌声もうますぎではなくでも透明感が有りよくマッチしていたと思います。NYでのアルバム作成も絵になりますね。The悪役がいないのも良かったです。サントラ欲しくなりました。 【はりねずみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-18 20:00:21) |
【なますて】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-19 20:33:05) |
《改行表示》31.久しぶりにノーテンキ映画に出会いました。最初にちょっとだけ凹みがあって、あとは上り一本調子。登場人物はみんないい人で、やることなすことうまく行って、とにかく楽しそう。なんとも嘘くさいです。ある種の環境映像にように、キレイなところだけを切り取って(もしくは無理やりキレイに見えるように脚色して)編集しましたという感じです。 とはいえ、ふだん着風のキーラ・ナイトレイの容姿と歌声は、目と耳の保養になりました。その意味では、環境映像として必要十分だったと思います。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-16 01:52:42) (良:1票) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 鑑賞環境が自宅のTVだったせいもあり途中で何度か止めようと悩みました。 まあでもここまで観たし…と頑張って最後まで観てさあ、みんなの批判レビューを読もう!と思ったらめちゃくちゃ高評価なんですね、この映画。 私がズレていたのか…多分敗因はグレタの曲がそんなに好きじゃなかったことですかね。いい曲だけど、そんなに…?レコード会社に上から目線で話できるぐらい…?という感じ。なのにグレタが私才能ある的なていで行動をするので自意識過剰かよ売れてから言えよと思ってしまった。あといくら1ドルでも1日で1万人も買うかなって。どこのサイトで売ったの? 主役2人の間に漂ううすーい恋愛感情も無理。いやいやあんなホームレス風のアル中には惚れないだろ。どこに惹かれる要素があったんだと興醒め。 子供の問題も年上のお姉さんが友達になったら色々解決しちゃうんだ…そうなんだ…へえ… こういう現代ファンタジーは入り込めなかった時点で負けなんですよね。私は序盤で負けたな。 情に熱くついつい気持ちをラップしちゃうラッパーが一番好きでした。あの人でコメディ一本撮ってくれないかな。 【メリーさん】さん [インターネット(字幕)] 4点(2020-02-14 23:23:17) |