《改行表示》24.基本的にこの監督の作品はツッコミながら見るというスタンスなんだけど、さほどツッコミどころも感じず、むしろつい先日長年認知症を患った父を亡くした自分としては、いざ父の死を前にした時の、悲しさはまあ置いておいて、実務的な「大変だああ、どうしよう」みたいな騒ぎに大いに共感するところがあって、 まあ普通に面白かった。 なんてことは置いておいて、自分でもびっくりしたのが蒼井優の魅力に多いに魅かれたこと。ぶっちゃけ、ルックスレベルは自分がボロカスにけなしがちな何名かの女優さんと大差がないんだけど、声がいいねえ。ちょっと好きな女優になりました。 【rhforever】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-09-28 16:13:50) |
23.シリアスなテーマを喜劇として描こうとしたのだろうが中途半端で失敗している。キャストを無理やり『東京家族』に合わせたのも失敗だったかも。 |
22.《ネタバレ》 平松恵美子が脚本に加わっている時点で、あーこれは駄目作品かなー、と覚悟していたのですが、意外に良い内容でした。手クセのような説明台詞も一部ありますが、それほど目立たない程度に抑えられています。そして、イヤミにならない程度にいろんな登場人物を配置して、それを一気に集合させ衝突させる中盤の手際はかなりのものです。あの大駄作「東京家族」と同一キャストというのがにわかに信じがたいほどです。終盤は、優ちゃんが美味しいところを持っていきすぎな気もして、もうちょっとバランスを考えてほしかったという気もしますが、まあこんなもんでしょ。●コメディという点で一番のツボだったのは、一騒動終えたところでやってくる「鰻重7丁」。そう、まず前フリがあって、右手の方に注意を持っていって、左手で落とす、これがコメディの様式です。数が微妙に合ってないところも、もしかして「メロン騒動」への隠れオマージュだったりして。●寅さんシリーズのポスターやらDVDが何回も登場するのは、さすがにしつこすぎでしょ。これはやるとしても1回にしてください。見る側を信用していないと判断してしまいます。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-04 22:54:08) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 いや、面白かったですよ。 しれーっと観るには十分です。 不遜なお父さんを、橋爪功さんが当たり前のように演じてました。 吉行和子さんのお母さんも静かだけど秘めた感じがリアルで良かったです。 もちろんコメディだから、そんなに激しくぶつかるわけでなく現実味が無いと言えば無い気もします。 あくまで映画として割りきって観たときに、サクサク小気味良くクスリとさせてもらいながら楽しめる。そんな作品でした。 『家族はつらいよ』って言ったって、その家族から逃げてたんじゃ、まさにお話にもならない。不思議というか当たり前の事ですわね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-12-04 22:57:28) |
《改行表示》20.いい役者を揃えてるだけあって安定して面白かった。 熟年離婚とか最近の話題をテーマにしてるけど、登場する家族像は既に一昔前の印象。 家族会議なんて死語だと思ってました。 こんな風にいがみ合ってても繋がりがあるだけ幸せだね。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 6点(2018-06-02 14:42:03) |
《改行表示》19.期待していなかったけど、それでもそれ以下。 息子のの婚約者がはじめて挨拶しにきた日に、両親の離婚の話なんてされちゃいずらすぎでしょう。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-08-20 13:51:40) |
18.《ネタバレ》 こんな家族、今どきいないよ~、と思うのが大間違いであるのは、このサイト投稿者なら分かっているはず。山田監督は、今の映画監督とは違って、映画に求めるものが違うのだ。日本の悲惨な現状を問題提起する映画ばかり、評判が出るので、みんなもう映画など行きたくないと思う人が増えたのではないだろうか?山田監督は、映画はつらい現実を忘れさせてくれる、そんな世界をスクリーンの向こうに求めてる。山田監督が世の中分かってないわけではないことは、「学校Ⅲ」や「虹をつかむ男」を観れば、分かることだ。だが、しかし、2つの時代変化を山田監督は自分の中でどう消化されたのかが、僕は気になる。それは「いじめ」と「3.11」だ。この二つで日本社会はかなり変質してしまった。だから昔「男はつらいよ」を見てた頃のとらやの風景に感じていた心地よさが、もう感じられない。でも山田監督が自らの人生に終止符をうつべく、ここ何作か映画作りをしていることが分かっているので、もうそういうことはどうでもいいことなんだけどね。山田監督、本当にお疲れさまでした。あなたの映画でどれだけ、現実に向き合う勇気が与えられたことか。そう、本当はとても好きな映画なんだけど、そうも言えない世の中になってしまったなぁという感じです。ありがとう。さよならは言いたくありません。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-24 00:47:33) (良:2票) |
《改行表示》17. お約束の「家族はつらいよ2」の公開にあったっての前作TV 放映ってので観ました。ベタだけど笑いっぱなし。山田洋次著 「映画をつくる」1978年刊 国民文庫(絶版)のなかで印象深い部分: 労組の偉いさん達と話をしていると、「普段は、気楽に観られる コメディ映画しかみないよ~、疲れ取れるしね」と聞いて 膝カックン状態だったてのがありました。 山田監督ってのはやっぱりコメディ作りたい方なんだな~と思います。 一緒に観てた妻と長男、ほとんど無反応。やはりツボが異なるようです。 橋爪功には感情移入し辛いものね。 日野の市民ホール、たまプラーザの町並みとか近場に数年すごした こともあり懐かしい風景でした。 要所で出てくる狂言回し的な犬のトトは、小津安二郎監督の名前ボケで オズの魔法使いの主役ドロシーの愛犬から来てるというのは長男の指摘 でした。賛否ある小ネタの仕込みも暖かい目で見てあげてもいいような わるいような。(^_^;) 【かれく】さん [地上波(邦画)] 8点(2017-07-18 20:11:17) |
16.安定した演技、誰でもついていけるストーリー、ちょっとした笑い。たぶん観終わって少ししたら忘れてしまう感じ。それにしても決着はあっけなかった。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-06-04 17:36:05) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 観るのもツライよ、でした。 泣けず笑えず、観終わってため息だけが出ました。 私は65才男性、山田洋次作品は好きで特に「男はつらいよ」は全作品収めたDVDボックスを購入、 「相合傘」は何度観ても泣き、笑います。 本作にも期待しました。 名だたる俳優陣、名演技(こぶ平を除く)、テンポ良く起承転結のストーリー、なぜつまらないか? ツッコミどころ数々あれど・・・なかなか思い出せません。 それほど感情移入できなかったということです。 それでも記憶を手繰れば・・・(順不同で) ・ラストの離婚届を破るシーン・・・ああやっぱり、の予定調和感ありありだがあれだけ家族会議で積年の怨み辛みを吐露しながら 夫からの「ありがとう」のひとことでフッきれるものだろうか。 それにそもそも離婚の原因がありきたり過ぎる、いっそ「隠し子がいることを知っていた!」なら次の展開にワクワクする。 ・「あざとさ」が見え隠れ。東京家族、男はつらいよのポスター、東京物語のシーン挿入、は禁じ手では。 鶴瓶の医者役も余計なサプライズ、こんな演出で笑いを取ろうとするな、と言いたい。 冒頭「名だたる俳優陣」と書いたが失礼ながら「名脇役」ばかり、野球に例えれば中距離打者はヤマほどいるが4番打者不在、 毎回安打で塁を埋めるがタイムリーが出ず結局0点、といったところ。 つくづく渥美清は偉大だったということでしょうか、残念です。 【yoroshiku】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-05-31 13:23:37) |
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《改行表示》14.山田監督のいわゆるホームコメディで、無難な仕上がり無難な内容という感じで、それなりに面白かったのだが、正直3日前にみたのだが、すでにオチを忘れてしまった。 そんな映画です。 【シネマファン55号】さん [インターネット(邦画)] 5点(2017-05-30 11:38:41) |
《改行表示》13.まあ、なんだろう、いい話だな、という映画。 でも、映画館に楽しみに観にいく程ではないと思う。ちょっとしたドラマだけどその「ちょっとした」ものを抜けるものは無い。 【simple】さん [地上波(邦画)] 5点(2017-05-20 18:08:07) |
12.《ネタバレ》 山田洋次監督が「東京家族」のメインキャスト全員を再び起用して手掛けた映画で、再び家族を描いているが、こちらは「家族はつらいよ」というタイトルが示す通りの喜劇映画。かなり前からもう山田監督は喜劇映画はやらないのかなと思っていたので再び喜劇映画を作ってくれたことがまず嬉しい。もう冒頭のオレオレ詐欺の電話と間違えられるシーンから爆笑の連続で、見ていてまったく退屈しないし飽きない。妻・富子(吉行和子)から誕生日プレゼントに離婚届に判がほしいと言われたときの夫・修造(橋爪功)の表情も笑えるが、富子の浮気を疑って長女夫婦(中嶋朋子、林家正蔵)が用意した探偵(小林捻待)の初登場シーンの描写が完全に寅さんのような描写なのがまた良くてすごく笑えるし、修造の愚痴を言っているときに本人が現れる間の悪さや、両親の離婚についてみんなで話し合っているときにそれを知らない次男(妻夫木聡)が家に恋人(蒼井優)を連れて来るという間の悪さ、家族会議の最中にちょっとしたことでケンカになるのもまるで「男はつらいよ」シリーズのとらやでのやりとりを見ているようなおかしさがあり、思わず懐かしい気分になった。最初に書いたように家族役は「東京家族」のメインキャストが演じているが、「東京家族」と違って団結した家族なのが対照的。でも、本作のほうが山田監督らしい家族の描き方に感じられる。そんな家族が繰り広げる寅さん的な世界を見ていて、山田監督の「男はつらいよ」シリーズへの思い入れの深さや、また寅さんのような明るい喜劇映画を作りたいという気持ちが伝わってくるし、きっと山田監督は肩の力を抜いて楽しんで本作を演出していたんだろうなあというのが想像できる。見ているこちらとしても山田監督の映画を見て久々に心の底から笑うことができたし、同じキャストでも「東京家族」よりこちらのほうが好きだ。そして、どんなにシリアスな映画で評価される監督であってもやはり山田監督は寅さんシリーズの監督であり、喜劇映画の監督だということを改めて感じることができたのも嬉しい。ここ10年ほどの山田監督の映画の中では文句なしにいちばん面白く、本当に楽しい映画だった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-04-01 20:45:37) (良:2票) |
11.「東京家族」はまだ観ていないが、キャストが同じなだけで続編ではないらしいので、こちらを先に観てみた。3世代同居の平田家に訪れた熟年離婚の危機をコミカルに、また、ほんわかと描く。(個人的には不要だったと思うが)軽いおふざけが散りばめられていて山田洋次監督自身が楽しんで作ったんじゃないかなって気がする。橋爪功、吉行和子の大ベテランコンビも素晴らしく、「東京家族」やこちらの「2」も観てみたくなりました。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-02-06 01:09:11) |
10.手堅くまとめた感じで、画面に安定感があります。でも舞台コメディ風の説明調な台詞回しが自分には違和感を感じました。映像がリアルな日常風景を映しこんでいるので、台詞ももう少し寡黙感があっても良かったと思います。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-10-06 23:31:02) |
9.《ネタバレ》 神経のすり減る仕事、東京物語のリメイクである「東京家族」を作った反動。自分のホームグラウンドのコメディを思いっきりやってみたかったものとお見受けしました。うな茂の出前持ちが、何となく好き。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-09-03 22:25:06) |
8.ほのぼのした安心して観られる映画ですね。サザエさんみたいなもんですね。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-30 18:32:13) |
《改行表示》7.やっぱり山田洋次は合わない。 昔のテレビドラマを延々と見ている気分。 小ネタが多すぎてまったく落ち着かない映画。 |
6.《ネタバレ》 山田洋次監督最新作として楽しめましたよ。でも途中途中に自分の映画作品をさりげなく差し込んでくるのはちょっと目についたかな~。で、ラストに「あの」東京物語を持ってくるとはちょっとどうなんでしょ。どういうお考えかは分かんないケド、それまでの内容はとっても良かったから、別に特にああいう持っていきかたじゃなくても良かったのに~とか思ったり。ちょっと少し意外でアリマシタハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-08-23 21:01:31) (良:1票) |
《改行表示》5.こういった映画を作ってくれる監督って他にいないのかな~。いいんだよな~こういうの。この味はハリウッドには出せないもんね。日本人による日本人のための日本映画。万歳!とてもほっこりできました。 ただラストがちょっと私はう~ん・・・でしたね。だってあれじゃあまるで東京物語を観て、その中のセリフに感化されたみたいで、他人の作品の力を借りるの?ってちょっとモヤモヤした。そりゃね分かりますよ私だって、山田洋次監督がめっちゃ尊敬している人のだっていうことくらい。ただね、それはそれこれはこれ、でキチンと分けて欲しい。作中に出すのはいいけど一番重要な役目として出すのはいかがなものかと、はい。 まあでもね、この映画の持つ独特の空気は、今の日本映画には貴重ですね。 |