5.《ネタバレ》 前編に比べると多少はスピードダウンしたけど、それでもまだ展開が速い。
せっかく感動的な話なのに感動する間もなく話が先に進む。
出征前の少尉は完璧超人だったのにすっかり女々しい性格になってまるで別人。
でも、その性格のお陰でシナリオ的には心苦しい展開になってたように思う。
総集編のような薄っぺらい内容で思い入れが弱かったので、泣くほどではなかったけどね。
もう少し深い描かれ方をしていたら、号泣してたかも知れない。
あと、こんなシリアス展開の中で、主人公は死なずは笑った。
洋装の結婚式やって、和装にお色直しという演出はよくあるパターンだけど、相手も変わってるのが斬新。
これは最近流行のW不倫なのか、それとも一方の配偶者は死んだのでWにはならないのか?
略奪愛のようでもあり、元サヤというだけかも知れない。
そんな複雑すぎる不倫ドラマだけど、殴り合いで丸く収まる大正時代の倫理観は頭おかしい。
それでも、途中打ち切りになった作品の結末をこうやって映像化してくれたことには感謝したい。