《改行表示》63.《ネタバレ》 45年ぶりのリメイク。三女と四女の役回りが変わっていて違和感を感じたけど、こちらの方が原作基準のようですね。'49年版との比較が多くなるけどご容赦を。 その時々に起きるエピソードはゆったりなんだけど、全体的にどこか説明不足感・駆け足感を感じるところは、前作同様に気になったかな。前作はジョーが家を離れてからの後半部分、本作は前半部分に駆け足感を感じました。もし本作を先に観ていたら、'49年版は『ずいぶん前半部分が長いな(約90分)』って思うかも?'49年版を先に観た私は逆に『ずいぶん早く後半に入ったな(約70分)』って。 クリスマスの買い物から朝食のエピソードって、四姉妹それぞれの考え方や好み、姉妹の結束を知る上で重要なパートだと思っていたから、端折られていてびっくり。その代わり失敗エピソードや姉妹喧嘩が生々しく感じるのは、今風な感じ。原稿を燃やすエピソードはショック。 またローリー以外の男性陣の描き方が端折られてる風に感じた。お父さんは突然帰ってくる以外、コレといった出番なし。お父さんの手紙で出てくる-Little Women-“小さなご婦人”が-Girls-“娘たち”に。家庭教師ブルックとメグの関係。教師に手を打たれるエピソード。ローレンス老とピアノが結ぶ友情。むむむ…骨格は一緒だけど肉付きは別物だぞ。 一方でローリーの出番が増えたようで、幼いエイミーとのキスの約束とか、後に繋がる創りが綺麗。…なんだけど、ローリーいつもヘラヘラしてるから、女なら誰にでも同じ事言ってそう。そう思わせない意味でも、エイミーを2人(幼少期キルスティン→成長後サマンサ)にしてるのかなぁ? 私は、セット感が強くて古臭いけど解りやすい前作のほうが好きだけど、舞台劇っぽさを減らし、観る人が共感できるよう、登場人物をより等身大の人間に描いた本作の魅力も捨てがたい。これ、先に観た方を好きになるのかもね? 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-17 11:40:38) (良:1票) |
《改行表示》62.スーザン・サランドンめっちゃ好きなんだよなぁ。 割と面白かった。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-03 20:04:16) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 2019新リメイクを鑑賞するためにこちらを再視聴。 みずみずしい母娘たちの演技などは見応えがありましたがストーリーを端折ったところもあるので物足りないところも多く、猩紅熱のところはわかっていても悲しくなります。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-15 07:42:06) |
60.《ネタバレ》 4姉妹の青春物語、三女と四女が入れ替わったリメイク版。ヒトミの大きなウィノナ・ライダー、少女のようなクレア・デインズ、子役のキルスティン・ダンスト、若きクリスチャン・ベイルなど豪華俳優競演。1949年版と同様に、冗長な前半よりも次女の仕事と恋に変化がある後半の展開に引き込まれた。あらすじが分かってても感動できるハートウォーミングな名作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-03-22 19:53:00) (良:1票) |
59.今から150年ほど前の明治元年に出版された自伝小説の映画化。題名と内容は何となく知っている程度で、こういう話だったのか、中々よくできているなあというのが第一印象。当時のアメリカにおける女性の価値観や立場・扱いが垣間見えて風俗モノとしても興味深い。津田梅子や山川捨松はこういう社会に足を踏み入れたのだなあなどと考えてしまった。4姉妹各々の生き方に人生色々と感じてしまうが、エンディング時点でまだ人生の1/3程度。今後話は学園モノとしてまだまだ続くようで、これから人生の悲哀・試練・その他諸々が待っているんだろう。という点においてはまだ序章に過ぎず、4時間ぐらいかけた長編モノとしての映像化に期待したいところ。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 10:40:24) (良:1票) |
58.引っ張るべきところをバッサリ切り、バッサリ切るべきところを引っ張るという困った脚本。よりストーリーを端折ってるはずの46年版の方が話が分かりやすいという皮肉。色使い&照明も好きになれず。この映画の色使い、照明、部屋の装飾、小道具、外の風景…などは、リアルかもしれないが、華やかさに欠ける。下手すりゃ刑事モノの映画っぽい。これに比べて46年版は、なるほど、いかにも作り事の世界ですよって感じでリアルさは無かったかもしれないが、とにかく華やかで目に楽しい。人によっては可愛らしく見えるらしいキルスティン・ダンストも私にはモンスター。ローリー役も、どこか「さえない二枚目」という感じの今作よりも、「カッコイイ三枚目」という感じの46年版の方が、同性の私から見れば好感を持ちやすい(女性から見ればまた違うかも)。ヒロインのウィノナ・ライダーは美しいが、46年版のジューン・アリスンのような愛嬌がない。そもそも美しさにしたって46年版のエリザベス・テーラーには流石に敵わない。同性からも好感を持ちにくい教授の顔も問題あり。総合的に46年版の方が絶対にいいと思えました。 《付け足し》失礼、46年ではなく49年でした。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 5点(2014-10-19 19:17:49) (良:1票) |
57.あまりに原作を端折りすぎていて感情移入できません。原作のディテールが細すぎるので、美味しいところだけ描いていても原作未読の方には、100パーセントわからないかも。原作のよさを味わうんだったら最低4時間くらいの上映時間にしなきゃ。エミーを演じたキルスティン・ダンストは可愛かったけど、途中でキャスティングが変わったのが残念。ウィノナ・ライダーは……。まあまあよかったっていう感想が多いようだけど、「若草物語」は大感動傑作なのです。だから「まあまあよかった」のなら、本作は失敗作だと思う。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-31 06:24:25) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 原作知らず。前作も知らず。この作品で「若草物語」初デビューです。よって、この映画のみでの感想です。 はじめのうちはよくある悲喜こもごものホームドラマのような印象しかなかったのです。それが、物語がすすむにつれ、ある種の切なさのようなものが。 いつも一緒にいたはずの四人姉妹。まるで一生一緒にいるんじゃないかと錯覚するほどです。ですが四人姉妹を別つものが訪れます。それは夢であり、結婚であり、そして死です。 前半の少女時代の雰囲気を見事に、でもあくまで自然に作っちゃったのが後半に活きています。後半に終始感じる切なさは、時の流れがあの四人いつも一緒だった子供時代には決して戻ることがないということを感じさせるからでしょう。 ただ、ベスの死をきっかけに、再び家族が集まり始めるラスト。ホームドラマならではの清々しいカタルシスを感じることができるハッピーエンド。失われた命もありますが、新しく誕生した命もあり、新しい家族になる人達もいて、時間の流れというものは過去に回帰はできないが、でも決して寂しいことではないと感じさせてくれる良いラストでした。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-10 13:37:31) |
55.何度も映画化されているのですが、今回が初めての鑑賞。なんだろう、内容は特に目新しいものはないんだけど、映像と4姉妹の清らかな姿がとても印象的。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-24 08:20:03) |
54.原作を損なわず、数度目の映画化に「また?」の批評をも恐れず、繊細に誠実に映像化されてると思う。美しい風景と、肌の綺麗な女の子たち。史上最も有名な四姉妹に、ベストなキャスティングをあてた良作と思います。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-09-19 11:35:28) |
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《改行表示》53.K・ヘプバーン、ジューン・アリソンと続いて、ウィノナ・ライダー主演による三度目の「若草物語」 映像は新しいだけあってとても美しく、音楽もまたたいへんすばらしい。キャストも豪華で過去の「若草物語」と比べ何一つ劣っているものはないように思える。 それでも私が過去の作品より好きになれないのはなぜだろう。三度目という理由もあろうが、この映画はたくさんのシーンを細かくつなぎ合わせたためにメリハリが少なく、今ひとつ盛り上がりに欠けるように思うからだ。欲だろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-26 06:53:47) |
52.幼いキルスティン愛くるしすぎる。鼻の形で悩んでいる役柄だが、それよりその鋭い目つきを…。いや、なんでもない。愛してる。しかし月日が流れると、エミーがキルスティンじゃなくなってしまって残念無念。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-09 22:42:53) |
51.黒人も東洋人も登場しない「よき時代」のアメリカ。体罰する学校は「外部」であり、この女たちの城は、ただただ清らかである。悲しみは病気と死であって、これもインセンスを守るため、姉妹の一人がイケニエにされたようなものだろう。前半はいささか退屈だったので、『細雪』や『叫びとささやき』などを考え合わせていたら、看病の床で読む本に「ピクイック氏」が出てきたのには驚いた。『叫びとささやき』でも同じように病人に読んでいた本。つまりいかにもそういう小説なんだろうな。それとも原作にあるのなら、ベルイマンが「若草物語」を引用したということも考えられる。姉妹群像ものが「若草物語」を重ねるってのは、これよりずっと後になるが、NHK朝の連続ドラマ「てるてる家族」ってので、石原さとみ・上野樹里らが四姉妹になったので、近所の金持ちの孫が浪利(なみとし)君といって、ローリーと呼ばれていた。けっこう原型としての「若草物語」は根深く世間に流布しているようなのだ。でこれ、平均的アメリカ白人の心の原風景を知るにはいい作品、カナダの「赤毛のアン」と比べるとプロテスタント臭が若干感じられる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-09 12:06:36) |
【承太郎】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-05-04 11:20:26) |
49.《ネタバレ》 実は原作も知らず初めてですが楽しく観れました!意外と豪華キャストで貧しい家族が寄り添う所や、姉妹それぞれの恋模様は ほのぼのしました(*^_^*)スーザン・サランドンのお母さん役好きでした♪ 【うさぎ大福】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-28 19:29:14) |
《改行表示》48.詰め込みすぎで恐ろしく駆け足に感じた。 せめて前編と後編に分けてもらいたかった。 それぞれのエピソードには四姉妹それぞれの心の葛藤があるはずなのに その辺りがまったく描かれずに顛末だけが紹介されている感じ。 映像的にはよく出来ていただけに残念に思う。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-07-10 15:55:14) |
47.小学校の図書室で、この本をふと手に取り、ウィノナに一目ぼれしてから11年になります。英語の学習にもこれを使ったので、ストーリーはもちろんセリフもほぼ覚えています。キャスティング良いと思う。皆のキャラクターが分かりやすいし、生活感に溢れているところが好きです。ベア教授最高。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-25 01:35:33) |
46.《ネタバレ》 以前に映画化された2本も見ているし、小説でも漫画でも読んでいるのでストーリーはわかっているつもりだったのですが新鮮な気持ちで見てました。ベスが死んだ後のストーリー展開が古典からいきなり現実味を帯びてくるのでびっくりしました。いかにも文芸映画というような映像が美しかったし、トリニ・アルヴァラードの演じたメグが今までの自分が持っていたメグのイメージ(きれいだけど、少しどっしり)と違って気に入りました。過去の2作と比べても遜色はないです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-16 10:10:22) |
45.マーチ夫人がスーザン・サランドンという事で、これまでの目立たない淑女的イメージとは違う破天荒な母親像になるのかと思ったら・・・意外に普通のお母さんでしたねW。この最新版の功績は、↓皆さん既に指摘されてますがローリー役にクリスチャン・ベールを持ってきた事でしょう! 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-25 11:28:25) |
44.《ネタバレ》 「若草物語」の映画化は49年版(8点)が好きですが、94年版の花丸ポイントはローリーがクリスチャン・ベールなこと、ローリー度100%で満足度は高い♪ ウィノナ・ライダーはジョーにはどうかと思うのだけど、キーラ・ナイトレイが「プライドと偏見」でオスカーノミニーになったように彼女もこれでノミネートされていて、女優さんは姉妹物に強いってことかな。 同じく南北戦争が背景にある南部の「風共」の対極にあり、北(東)部のこちらは清貧という感じ。 俳優さんが若いのでみずみずしさがあり、自然描写が多いのはいいいのですが、他の映画化同様、本の1冊目と2冊目に1時間ずつの配分なので、駆け足気味ではあります。 ガブリエル・バーンのベア先生が、ローリーとは対照的なあたたかさ。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-28 22:35:40) |