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果しなき欲望

[ハテシナキヨクボウ]
1958年上映時間:100分
平均点:7.43 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-11-18)
ドラマサスペンスコメディモノクロ映画犯罪もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-16)【にじばぶ】さん
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監督今村昌平
助監督浦山桐郎
キャスト長門裕之(男優)
中原早苗(女優)リュウ子
渡辺美佐子(女優)志麻
小沢昭一(男優)沢井
西村晃(男優)中田
加藤武(男優)山本
殿山泰司(男優)大沼
菅井一郎(男優)大乃湯
高品格(男優)滝爺
柳沢真一(男優)菅井
三崎千恵子(女優)きよ
河上信夫(男優)金山
芦田伸介(男優)刑事
原作藤原審爾
脚本鈴木敏郎
今村昌平
音楽黛敏郎
撮影姫田真佐久
製作日活
配給日活
美術中村公彦
編集丹治睦夫
照明岩木保夫
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7.《ネタバレ》 欲望が渦巻く中、地下に穴を掘り進めていく土方的サスペンス。 感心したのはよくもまあ、あの距離を真っ直ぐに掘り進めるなあと。  キャラの立った登場人物達に、終盤の怒涛の展開となかなか緊張感はあるものの、全員が死ぬ展開はさすがに無理があるし都合が良すぎる。 戦時中にお宝を隠しておき、その十年後にそれを探し当てて一攫千金を狙うという設定は面白いけどね。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-17 13:12:38)
6.機関車の映像に合わせて立体的に文字が流れていくオープニングクレジットからイカしてますねえ。犯罪者の5人組以上に庶民の方がしたたかでえげつないという皮肉な視点で描かれているところがキモですね。銭湯の主人(菅井一郎)がいいキャラしています。「人は冷とう、湯は熱い方がええねん」名言ですな。ポン・ジュノに一番似ている日本の監督は今村昌平だと思っているんですが、この映画は特に雰囲気が似ているかもしれません。地上と地下を対比させた演出なんてまさにそうですよね。スタンリー・キューブリックの現金に体を張れから2年後、そしてジャック・ベッケルの穴の2年前にここまで日本の風土に適ったケイパーものを成立させているのは大したものです。この映画を見ると今村昌平監督はもしかしたら黒澤明監督に並ぶかそれ以上に世界に通用するエンターテインメント監督として名を揚げられたのではないかと思えてきます。純粋なブラックコメディと言えるのはこの作品ぐらいで後は日本の性や土俗的な問題を描く方に関心が向いていってしまったのが残念に感じられるぐらいです。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-08-24 23:17:15)
5.50年代に作られたとは思えないほど、内容・テンポとも古さを感じさせない。最後まで展開に驚きがあり、楽しめる。
nojiさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-19 00:16:44)
4.《ネタバレ》 上と下の緊張。二階の渡辺美佐子と下の階で二階を気にしている男ども。あるいは画面そのものが上と下を同時に捉え、上で近所づきあいのやりとりしてて、下で西村晃や小沢昭一が穴開いたガス管で苦しんでるカット。あるいは上を行くトラックと、下で穴の崩れを支えている連中。表面の日常のなにごともなさと、下での汗水たらした欲望の渦巻き。今村の世界を象徴するような二分割カットが秀逸。川縁での長門裕之のデートと、下に潜む男たちってのもあった。独特のコッテリしたユーモアになっている。加藤武の脚や小沢昭一の手なども、グロテスクな笑いを誘う。独立志向の中原早苗は今村ヒロインの原型のようで、やがて『豚と軍艦』の吉村実子につながるキャラクター(もっとも体型的には『赤い殺意』の春川ますみにつながり、原作は同じ藤原審爾だ。ついでに言っとくと、この藤原さんて、あと『秋津温泉』とか『泥だらけの純情』とか『馬鹿まるだし』とか『ある殺し屋』とか、60年代を代表するユニークな映画に原作を提供していて、気になる作家。藤真利子のお父さん)。欲望渦巻くさまを喜劇として捉え、渡辺美佐子の描きかたなど、非難せず、どちらかというとそのバイタリティにただただ感嘆しているよう。緊迫した瞬間に入る門づけのチリーンの音が、絶妙。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2010-04-28 12:05:35)(良:1票)
3.恐い映画だ!男の欲望と女の欲望とがぶつかりあうことで生まれるただならぬ不気味さと緊張の間でどことなく悲しくて哀れな結末に今村昌平監督の持っている人間観察とでも言うのか?男も女も同じ生きもの、同じ人間であると言わんばかりの何とも痛々しい話である。渡辺実佐子に迫られおどおどする長門裕之の強張った顔つきがとても悲しく思える。今村昌平監督の女性像とは何だろう?ある意味、これは世の男ども全員に対する警告なのか?それとも女とはいかに恐ろしい生きものなのか?と、とにかくドロドロした雰囲気と不気味な音楽がより恐ろしく強烈な印象を与える。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-09 22:08:35)
《改行表示》
2.《ネタバレ》 今村昌平監督は、こんな映画も作っていたのかと改めて感心してしまいました。非道で残酷なシーンさえもコミカルで、後味のいい映画でした。中原早苗と渡辺美佐子のふたりの女優が力強いけどコケティッシュで魅力的です。今村監督は女性のしたたかさな可愛さを描かせると本当に上手です。男優陣もコミカルで、その情けなさが魅力的です。ストーリー的には、おかしな部分も多々ありましたが気にならないくらいほど楽しめました。 
omutさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-18 15:13:35)
1.戦時中に埋設したモルヒネのドラム缶を掘り起こし一攫千金をたくらむ五人組のお話。連帯と抜け駆けの駆け引きに笑わされますが、まぁ見事に“欲”がフィルムに露呈しております。この五人が絡むショットは薄暗い地下においてもほぼパンフォーカスで、彼らのありのままの欲をありのままに表しています。地上と地下を上下に分断したショットの対比のおもしろさ、揺れる裸電球に呼応した微かな光の揺らめき、夜どしゃ降りの雨の中を逃げまどう渡辺美佐子などかなりきめ細かに撮影されていますね~。ストーリィもカメラも楽しい傑作です。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-04 12:57:44)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.43点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6114.29%
7342.86%
8228.57%
9114.29%
1000.00%

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